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 東京・靖国神社の公衆トイレで11月、爆発音がして不審物が見つかった事件で、神社内の防犯カメラに映っていた不審な人物は27歳の韓国人の男であることが、捜査関係者への取材でわかった。事件2日前に来日、事件当日に韓国に帰国しており、警視庁は事件との関連を慎重に調べている。

 捜査関係者によると、事件直前に現場付近を行き来していた不審人物が、神社近くの千代田区内のホテルに滞在していたことを防犯カメラから確認。宿泊客リストなどの情報を元に27歳の韓国人と特定した。男は、11月21日に「短期滞在」の資格で入国し、23日午後に出国した記録があった。いずれも韓国発着で羽田空港を使っていた。

 公安部は、この男が利用していたホテルの部屋を、神社のトイレへの建造物侵入の疑いで11月30日に家宅捜索した。