[PR]

 東芝、富士通、ソニーから分社したパソコンメーカーのVAIO(バイオ、長野県安曇野市)の3社が、パソコン事業を統合する検討を始めたことが4日、分かった。実現すると国内シェアは3割を超え、NECレノボグループを抜いて首位となる。不正会計問題を受けて東芝が進めるリストラをきっかけに、国内のパソコン産業の再編が進む可能性が出てきた。

 3社はすでに統合に向けた協議を始めており、年内の基本合意をめざす。関係者は「統合を検討しているのは事実」と認めた。VAIOを存続会社として各社が出資し、事業や従業員を移す方向で検討しているもようだ。国内外で開発から製造、販売までを一体で担う形の統合を検討することになりそうだ。

 東芝は世界で初めてノートパソコンを販売し、いまも「ダイナブック」ブランドのノートパソコンが主力。中国・杭州に製造子会社を持つ。富士通は個人向けの「FMV」ブランドが主力で、島根県出雲市、福島県伊達市に製造子会社があり、ドイツにも製造、販売の拠点を持つ。2014年7月にソニーから分社して発足したVAIOは、デザイン性の高さから根強い人気がある。統合後に各社のブランドを残すかどうかも、今後の検討課題になりそうだ。