アップル、プログラミング言語「Swift」をオープンソース化

Kevin Tofel (Special to ZDNet.com) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 2015年12月04日 10時25分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 Appleは米国時間12月3日、プログラミング言語「Swift」をオープンソース化した

 Appleは、2014年の「Worldwide Developers Conference」(WWDC)でSwiftを突然に発表した。それまで、同社製アプリはすべて「Xcode IDE」と「Objective-C」で開発されていた。それから1年経って、Swiftプラットフォームを2015年にオープンソース化するという約束で、再びわれわれを驚かせてくれた。

 Swiftプラットフォームをオープンソース化することにより、Appleは、Swift言語が成熟する過程で外部の人間が貢献してくれることを期待している。

 オープンソース化とともに、AppleはLinux搭載マシン向けのSwiftポートをすでに公開している

 Linuxポートを利用するには、x86-64マシンが必要で、ソースコードを使用して自分でSwiftを構築するか、予め用意された「Ubuntu」向けバイナリをダウンロードしなくてはならない。Appleによると、ポートは未完成だが、Linux搭載マシンでSwiftを試すのに役立つという。

 核となるSwift言語のオープンソース化とは別に、Appleは、Swiftコンパイラ、LLVM(Low Level Virtual Machine)、LLDB(Low Level Debugger)と対話型評価環境REPL(Read Eval Print Loop)などをプロジェクトに含めている。「Swift Package Manager」もコードの構築で利用可能になり、パッケージリポジトリはGitHubで提供される

 プログラミングを容易化かつ高速化する上でSwiftが持つ主要な利点の1つは、再コンパイルしなくてもその場でコードを修正して効果を確認できる「Playground」というコンセプトだ。

 AppleがSwiftをオープンソース化すると初めて認めた時、同社がハードウェアとソフトウェアの両方を自社のエコシステムで管理下に置くことを望んでいることを考えると、「どこまでオープンソース化されるのか」怪しむ声もあった。

 だが、3日のニュースで、あらゆる懸念が解消されるはずだ。Appleは約束を守り、皆のためにSwiftを向上させるようすべての貢献者に促しているのだから。


この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SpecialPR

連載

CIO
内山悟志「IT部門はどこに向かうのか」
データドリブンな経営
情報通信技術の新しい使い方
米ZDNet編集長Larryの独り言
谷川耕一「エンプラITならこれは知っとけ」
田中克己「2020年のIT企業」
大木豊成「Apple法人ユースの取説」
林雅之「スマートマシン時代」
デジタルバリューシフト
モノのインターネットの衝撃
松岡功「一言もの申す」
三国大洋のスクラップブック
大河原克行のエンプラ徒然
今週の明言
アナリストの視点
コミュニケーション
情報系システム最適化
モバイル
モバイルファーストは不可逆
通信のゆくえを追う
スマートデバイス戦略
セキュリティ
ベネッセ情報漏えい
ネットワークセキュリティ
セキュリティの論点
OS
XP後のコンピュータ
スペシャル
HPE Discover
Oracle OpenWorld
AWS re:Invent 2015 Report
「Windows 10」法人導入の手引き
北川裕康「データアナリティクスの勘所」
Windows Server 2003サポート終了へ秒読み
米株式動向
マーケティングオートメーション
AWS re:Invent 2014
Teradata 2014 PARTNERS
Dreamforce 2014
Windows Server 2003サポート終了
実践ビッグデータ
VMworld 2014
中国ビジネス四方山話
日本株展望
ベトナムでビジネス
アジアのIT
10の事情
エンタープライズトレンド
クラウドと仮想化
NSAデータ収集問題