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【千葉】

「三番瀬海浜公園」改修 環境学習の場に 17年目指し船橋市計画

一部改修後の「ふなばし三番瀬海浜公園」のイメージ図

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 東日本大震災でプールが使えなくなった船橋市潮見町の「ふなばし三番瀬海浜公園」について、市は一部を改修し、環境学習の場に再生する計画を発表した。市議会に契約金額二十二億一千四百万円の改修工事請負契約の議案を提出。二〇一七年七月のオープンを目指す。(服部利崇)

 公園は一九八二年、屋外プールや潮干狩りなどのレクリエーション施設として埋め立て地にオープン。九二年には屋内プール棟も建てた。二〇一〇年には約十一万六千人がプールを利用したが、一一年三月の震災で液状化被害を受けて以降、プールは使えなくなっていた。

 計画では、公園約八・三ヘクタールのうち東側の約三・六ヘクタールを改修する。生態系ゆたかで、多くの渡り鳥も飛来する三番瀬の環境に関心を持ってもらおうと、屋内プールがあった建物を「環境学習館」(仮称)として再生する。

 学習館は、三番瀬の仕組みや歴史などを学ぶ立体模型などの展示エリア、夏休みの自由研究にも利用できる学習エリア、船橋の海産物を活用した調理エリアなどからなる。市政策企画課は「展示物は、小学校三、四年生が理解できるレベルにしたい」と話す。

 環境学習以外でも楽しめるように、東京湾の眺望が楽しめる高さ十メートル弱の展望デッキ、噴水広場、芝生広場を整備する。今ある管理棟は解体する。学習館が入る建物は津波の一時避難施設になっており、外付け階段を新たに取り付ける。

 レジャープール機能は、老朽化に伴う全面改修が始まった運動公園(夏見台)のプールに移す。こちらも一七年七月にオープンの予定。

 

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