【運命の出会い】とは大げさだが、タイヨー 鼻炎スプレー アルファ
これ最高ですよ。
名前の通り、鼻炎用のお薬。鼻炎じゃない一般人には不要な話だけど、【運命の出会い】だから最後まで付き合って欲しい。
とりあえず、最初は鼻炎持ちの皆様向けで話を進めますよ。
パッケージの「すばやく 利く!」
これ本当だった。
だらだら流れるミズバナをとりあえず、たっぷりとペーパータオルに吸収させた後、シュッシュッと2回噴射、反対側の鼻の穴にも2回。
あら、不思議、5分後にはスッキリ。
なんて、すばやい効果。
これまでは、佐藤の飲む錠剤「ストナリニS」を愛用していた。
前にも書いたように、通院できなくなって処方薬が使用できなくなったから。
市販薬で、使い勝手がよく値段の安い錠剤がストナリニだった*1。
しかし処方薬に劣る市販薬だから、鼻水を止める効能はそこそこでも、副作用が強く表れた。眠気を感じたり、目が乾いたり、のどの渇きを強く感じて、快適ではなかった。
値段も比較的安いというだけで、24錠で1000円以上は重い負担だった。
ところが、鼻炎スプレーは効き目が早いばかりでなく、眠くなったり、目が乾くという副作用を感じない*2。
また、10月14日に買ったというのに全然減らない。まだ半分以上残っている。値段は半額以下の498円(税抜き)だったというのに。素晴らしいコストパフォーマンスだ。
よく効くから、朝起きて鼻をかんで1回、起きている間途中で1回、寝る前に1回の3回で大体済む。回数だけは錠剤より多いが、僅かな量の薬液を噴射するだけだから、全然量が減らない。
おまけに、鼻をかむ回数が激減したから、ペーパータオル*3やティシュの使用量が激減した。
まさに、救世主といっても過言ではない。はてなブログをやる気になったのも、こいつが半分ある*4。
どうして、こんなにいい薬なのに今迄使用しなかったのだろう。後悔しても遅過ぎるほどである。
自分が鼻炎に悩まされるようになったのは、10年以上前になる。当時からマスコミの健康番組で、「点鼻薬*5は使い過ぎてクセになると効かなくなる」と度々聞かされてきた。それは事実なのだろうが、自分の中では「点鼻薬は使い方に注意が要る危険な薬」と刷り込まれてしまった。また子供の時、風邪用の点鼻薬で、実際使いすぎで鼻が逆に詰まったような、記憶もあった。
だから、鼻炎になってしまっても点鼻薬を避けて、検討する事はなかったのだ。薬屋の店頭やTVCMでも、点鼻薬が強くアピールされる事はなかったように思う。
【運命の出会い】
鼻炎スプレーとの出会いは、全くの偶然である。
ストナリニの買い置きが、10月になって残り僅かになってしまった為、いつものドラッグストアで鼻炎薬を物色したのだった。目当てのストナリニはオフシーズンとあって、随分と高い値段になっていた*6。
無名メーカーの品が安いですよとアピールされていたが、1日3回の普通のくすりで、結局1日1回のストナリニより高くなってしまう。
そこで目に入ったのが鼻炎スプレーだ。大手製薬メーカーのスプレーでも、飲む錠剤より安い値段だったのだ。そして、飛び切り安い値段だったのが、この「タイヨー 鼻炎スプレー アルファ」だった。
余計な事に使うほど余裕はないが、この値段なら試してみるか。ダメならまたストナを買おう。
軽い気持ちで購入したのだった。
「危険な薬」のイメージで説明書はよく読んだ。なになに、1日5回までの使用で、3時間以上の間隔が必要なのか。
実際は、上記の通り1日3回の使用でOKだったのだ。調子がいいときは、起きた時と寝る前の2回でも構わない。
暮らしが本当に楽になった。気持ちも随分前向きになった。
何で、こんないい薬誰も薦めてくれなかったんだ。危険と思っていたが、本当に危険なら、薬剤師の説明もなく買える筈もない。
下手な思い込みに後悔するばかりである。
過去を振り返れば、鼻炎になった当時は首都圏に住んで働いていた。当時はストナリニSも使っていたが、目の乾燥と喉の渇きが強すぎるので、パブロン鼻炎カプセルSを使用していた。穏やかな効き目だったが、眠くなる副作用は市販薬では避けられないものだった。仕事中に強い眠気に襲われ、寝てしまう事もあった。派遣だったのだが、それを社員に見られて、クビにされる材料になったのかもしれない。
Ifの話をしてもしょうがないが、当時は会社から帰った後も、副業を正業とすべく、友人と付き合ったりもせず、1人で夜遅くまでアパートにこもって作業に没頭する毎日だった。しかし、ついに夢は叶わなかった。睡眠時間が短いのが、日中の眠気の原因と考えていたが、薬の影響もなかったとは言い切れないだろう。
半世紀以上も生きてきたが、こういうことがあると、人生とは、やはり運しかないのではないか、と思ってしまう。