毛利光輝
2015年12月3日20時38分
台所やエアコンなど家の掃除を業者が請け負うサービスで、利用者からのトラブル相談が相次いでいると国民生活センターが3日、発表した。年末の大掃除シーズンを前に「業者に頼む時は複数の会社を比べ、作業内容や料金、補償、解約方法を確認してほしい」と注意を喚起している。
センターによると、高齢者や単身の世帯が増え、女性の社会進出も進んでいることから掃除サービスの利用者が増えており、相談件数も増加傾向にある。2014年度に全国の消費生活センターなどに寄せられた相談は919件あり、数百社がトラブルの相手に挙げられた。
サービス内容に対する不満や、料金やキャンセル料に関する相談が目立つという。「ワックスの塗り替えを依頼したら変色した」「見積もりでは2人で1時間半の作業だったはずが、1人1時間の作業で見積もり通りの金額を請求された」「エアコンの室外機を見て『ガス漏れかもしれない』と掃除せずに帰ったのに、キャンセル料を請求された」といった相談が寄せられているという。(毛利光輝)
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朝日新聞社会部
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