連勝一郎、山岸玲
2015年12月3日03時00分
アニメキャラクターを使った美濃加茂市観光協会のポスターにインターネット上で批判が相次いだ問題。このアニメとの連携は昨年も行われ、地域活性化につながると好評だった。ネットでの批判に、地元では困惑の声が広がるが、専門家はネット社会への理解不足を指摘する。
「苦情はない。客が増えるなど、まちの活性化に役立っている」。美濃加茂市内でそば店を営む樋口守男さん(66)はこう話す。ポスターで告知していたアニメと連携したスタンプラリー企画の協力店の一つ。協力店で買い物をしてスタンプを集めると、アニメ関連のグッズがもらえる企画だ。
昨年9月~今年2月に3度開催し、樋口さんの店には新たな客が約350人来たという。樋口さんは「埼玉や北海道、韓国から来た人もいた。昨年も同じようなチラシだったのに、どうして今回だけ問題になるのか」と首をひねる。
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