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中国とタイ 南北縦断鉄道建設開始で合意
12月4日 0時59分

タイを南北に縦断する鉄道の建設について、中国とタイの両政府は、来年5月から建設を始めることで合意し、中国と東南アジアとを結ぶ物流ルートを整備する動きとして注目されています。
この計画は、タイ東北部のノンカイから首都バンコクや港湾地帯にあるラヨーンまでのおよそ860キロで鉄道路線を整備するもので、当初は年内に建設を始める予定でしたが、両国の協議が長引き着工が遅れています。
これについて、3日、タイのアーコム運輸相と中国の国家発展改革委員会の王暁涛副主任が会談し、建設開始に必要な調査を来年2月までに終えて、5月から建設を始めることで合意し署名しました。このあと、タイのアーコム運輸相は「この路線はタイ北部から南部を通っており、タイにとって中国への輸出だけでなく中国から物資を受け取ることもできる」と、この鉄道の重要性を強調しました。
ただ、タイ政府は建設にかかるコストや中国から資金を借り入れる際の金利が高すぎるとしており、両国ではこうした点について引き続き協議を続けることにしています。
中国は、東南アジアとの物流ルートを整備するため、中国南西部の昆明からタイやマレーシアを通ってシンガポールまでを結ぶ鉄道の建設を目指しており、今回の合意は、その実現に向けた動きとして注目されています。

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