男根のメタファーが台湾から送られてきた。
フロイト的な香りのするパッケージとともに。
どうやら台湾名物のパイナップルケーキであるようだ。
聞くところによると様々な味が存在するらしいのだが、いただいたのはパイナップルとブルーベリー。
黒黒としたブルーベリーからは男性の象徴の、パイナップルは女性の隠喩ということであろうか。
さっそく開封してみよう。実に大きなケーキである。
そういえばマチズモは権力の象徴として大きなものに固執するという性質があるという。してみるとこれもまた男根の隠喩であるのかもしれない。
ケーキを入刀してみた。
この包丁はまさしくフロイトが語るところの男根のメタファーである。
中にはたっぷりとブルーベリー餡が入っている。
男性の群れ集まり虚勢を張る様が感じられるではないか。
なお味であるが、見た目からは想像できないほど甘みが控えめ。
ふんわりというよりはサクサクに近い食感だ。
駄菓子屋で1個30円くらいで売られているケーキをでっかくした…と思えば間違いなかろう。
ここに食し、虚勢を張りながらも身の虚ろな男性をイメージした。
つまりこれが男根のメタファー。