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【北海道新幹線】
最速4時間2分 東京-新函館北斗間 最高速度時速260キロ、青函トンネルは140キロ走行
来年3月に開業する北海道新幹線について、JR北海道が東京-新函館北斗間(約863キロ)を結ぶ最速列車の所要時間を当面の間、4時間2分とする方針を固めたことが3日、関係者への取材で分かった。
3日午後にも与党に報告する。詳しいダイヤは18日に発表する方針。
沿線自治体などからは4時間未満の運行を求める声が出ていたが、運行速度を抑え、安全性を最優先させることにした。
北海道新幹線の最高速度は時速260キロだが、青函トンネルを含む貨物列車と同じ線路を走る共用走行区間(約82キロ)は速度が140キロに制限されることも時間短縮の障害となっていた。開業後に運行実績を積み、時間短縮を図るという。
JR北海道の島田修社長は昨年4月の会見で、所要時間は4時間10分程度を目指すとしていた。