ウィーンの馬術や北朝鮮のキムチ、ユネスコの無形文化遺産に
2015年12月03日 10:06 発信地:パリ/フランス
このニュースをシェア
【12月3日 AFP】オーストリアの首都ウィーン(Vienna)にある「スペイン馬術学校(Spanish Riding School)」の優雅な馬術や北朝鮮の伝統的なキムチの製造方法などが2日、国連教育科学文化機関(UNESCO、ユネスコ)の無形文化遺産に登録された。
ユネスコは、リピッツァナー種の種馬を飼育する世界的に有名な同馬術学校で行われている練習や儀式について、「ブリーダー、厩(きゅう)務員、職人、騎手、馬の間の長きにわたる関係を反映している」と説明している。
ユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表(Representative List of the Intangible Cultural Heritage of Humanity)」に今回新たに登録された中には、韓国と同様に北朝鮮でも食卓に上ることの多いキムチの伝統的な製造方法も含まれている。
ナミビアの首都ウィントフーク(Windhoek)で開催された専門家らによるパネル会議では、東アジアや東南アジアの稲作文化でみられる、農耕期の開始を祝い豊作を祈願する「綱引き」もリスト入りが決まった。
カンボジアやフィリピン、ベトナム、韓国などで親しまれている綱引きは、地域社会の団結を目指して行われている。(c)AFP