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【菅元首相敗訴】菅氏会見詳報 判決に不満ぶちまける「安倍さんは海水注入問題を根拠に不信任案を出そうとした」

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【菅元首相敗訴】
菅氏会見詳報 判決に不満ぶちまける「安倍さんは海水注入問題を根拠に不信任案を出そうとした」

安倍首相のメールマガジンをめぐる敗訴判決を受け、記者会見する菅元首相(左)=3日午後、国会

 「もう1点だけ付け加えますと、判決の中で、このメルマガが出された5月20日はいろんな事実関係がまだはっきりしていなかった、という指摘があります。5月26日に、海水注入は継続していたということを東電自身が認めて発表しているわけです。だから、その発表の前だから、というふうな言い方を(判決は)しているんだと思うんですが、しかし、私が提訴したのは、事故から2年目。そしてこのメルマガが削除をされたのが4年目。つまり、ほぼ4年間、ネット上には残っていたわけでありまして、そういう点で、発信のスタートが5月20日であったということと、事実関係がはっきりしたのが5月26日であったということ、そのことは決して、その後の開示を正当化するものではないと考えています」

 「しかも、こちらから削除と謝罪を要求した段階では、(安倍首相側は)削除には応じないという姿勢であったわけですから、『その時点では分からなかった』ということは言い訳として成立しないということができると思います」

 --現職の首相を裁判で負けさせるわけにはいかない、というような裁判所の政治的配慮があった可能性はあると思うか

 「そこは分からないというしかありません。裁判官がどういうことを考えてこういう判決を書かれたかはですね。ただ、判決そのものは事実に対して明らかに誤認がある。なぜ明らかな誤認をしたかという、それに今ご質問のような背景が影響したかどうかというのは、それは分かりません」

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