ヤクルト田中浩康内野手(33)が3日、都内の球団事務所で契約更改に臨み、1000万円減の6500万円でサインした。

 今季は本職の二塁でのスタメンはなく、主に外野での出場。82試合で打率2割1厘だった。

 来季12年目を迎える田中浩は、海外FA権を行使して残留。決断の理由について「年々増えているファンの声援。打席でも雰囲気が変わるのを感じた」と明かした。

 来季は単年契約で、出来高をつけずに勝負を挑む。「来年にかける思いが強い。目標はたくさんあるけど、内に秘めておく。どのポジションでも、監督に使ってもらえるような準備をするだけ」と静かに闘志を燃やした。(金額は推定)