Google社員の発言や特許情報など、信頼度の高いソースから検索順位の決定要因と考えられる項目を導き出し、発表した記事を翻訳してご紹介します。
今回は第③弾、「順位決定にプラスに働く外部SEO要因」です。
あくまで1個人(会社)によるものですが、各要因の信憑性まで書かれており、非常に参考になる内容になっています。
ぜひSEO対策の参考にしてください。
第1弾:順位決定にプラスに働くSEO内部対策要因74項目
第2弾:順位決定にマイナスに働くSEO内部対策要因78項目
プラスに働く外部SEO要因
外部SEO要因では、直接サイトをコントロールする以外のGoogleランキングに影響する要因について述べる。たいていの場合これは外部サイトからの被リンクということを意味する。
プラスに働く外部SEO要因は主に、①理解を深めること、②自然な人気獲得に関連し、信頼性と拡散性の高いソースから評判を獲得することに主眼をおいている。
ランキング要因 – 目次
▼目次を見る(クリック)
- ページに対する権威ある被リンク【100%】
- ページに対するより多くの被リンク【100%】
- ドメインに対する権威ある被リンク【100%】
- ドメインに対するより多くの被リンク【100%】
- 被リンクの安定性【100%】
- ソーシャルシグナル【50%】
- キーワードアンカーテキスト【100%】
- 関連のあるサイトからのリンク【100%】
- 部分的に関連のあるアンカーテキスト【80%】
- 部分的に関連のあるALTテキスト【80%】
- タイトル属性のキーワード【5%】
- ALTテキストのキーワード【100%】
- リンクまわりの文脈【100%】
- ブランドサイテーション【5%】
- 同一検索結果からのリンク【80%】
- Cクラス分散したIP【20%】
- DMOZのリスティング【80%】
- クエリ/ページでのクリック率【70%】
- ドメインのクリック率【50%】
- .EDUドメインからのリンク【5%】
- .GOVドメインからのリンク【5%】
- ポジティブなリンク速度【70%】
- 低い離脱率【50%】
- 自然な割合のディープリンク【50%】
- Google+プロファイル【70%】
- Twitterのフォロワー【20%】
- Twitterのシェア【50%】
- FacebookのLike【20%】
- Facebookのシェア【50%】
- Google+のサークル【20%】
- Google+の「+1」【10%】
- より古いドメインからのリンク【50%】
- QDF(Query Deserves Freshness)【100%】
- Query Deserves Sources (QDS)【70%】
- Query Deserves Oldness (QDO)【70%】
- Query Deserves Diversity (QDD)【70%】
- セーフサーチ【100%】
- AdWordsの利用【5%】
- AdWordsを利用しない【5%】
- Chromeのブックマーク【50%】
- Chromeのサイトトラフィック【50%】
- ユーザの検索履歴【70%】
- Google Toolbar上での行動【50%】
- 低いAlexaスコア【5%】
- 高いMozRank/MozTrustスコア【5%】
- ブランドワード検索の合計+クリック【70%】
- 長い滞在時間(ロングクリック)【70%】
- Googleへのサイト登録【5%】
- サイトマップ登録ツール【20%】
- インターナショナルターゲッティングツール【70%】
- 再審査リクエスト【70%】
- Google+ローカルで承認された住所【20%】
- ターゲットにしている国のccTLDからのリンク【70%】
- ターゲット地域IPからのリンク【70%】
権威性に関する要因
ページに対する権威あるサイトからの被リンク【100%】
この考えの中では、リンクは通貨と同じような価値を持ち、その価値は0ドルから1,000,000ドル位と試算することができる。これはPageRankアルゴリズムの基本となる考えである。
ソース: Larry Page (http://infolab.stanford.edu/~backrub/google.html)
ページに対するより多くの被リンク【100%】
被リンク1つ1つの価値が全て同じだと仮定すると、もらえるリンクの数が多ければ多いほど価値は高くなる。もちろんこの要因だけが決定要因になるわけではない。つまりどんなに多くの量も質の高さにはかなわないし、通常うける被リンクのほとんどは文字通り「価値がない」ものだということだ。ただし、PageRankアルゴリズムが存在し続けるかぎり、たくさんの被リンクが無いと激しい順位競争についていくことはできないだろう。
ソース: Larry Page (http://infolab.stanford.edu/~backrub/google.html)
ドメインに対する権威あるサイトからの被リンク【100%】
外部サイトからの被リンクで得られるPageRankは、ドメイン中に内部リンクを通じて分散される。総じてドメイン名は権威獲得するのに役に立つ。つまり、権威あるサイトにコンテンツを載せた方が、そうでないドメインに載せた場合より遥に順位が良くなる。
ソース: Larry Page (http://infolab.stanford.edu/~backrub/google.html)
ドメインに対するより多くの被リンク【100%】
同じことになるが、リンクの価値が同じならより多くの被リンクを受けたドメインの方が価値は高くなる。ラリー・ペイジの書いたPageRankのコンセプトを記した研究書には、「ホストネームベースのクラスタリング」がPageRankの構成要素になると書いてある。
ソース: Larry Page (http://infolab.stanford.edu/~backrub/google.html)
ソーシャルシグナル【50%】
Googleのいうソーシャルシグナルとは、現在実験中のソーシャルメディア上でのシェアや評判をサイトの権威決定に影響させるべきか否かということだ。Google+が始まり、Twitterとのfirehose契約を解除した後、マット・カッツは「今までの研究はGoogle+のデータを使って行った実験よりパッとしないものだ」と言っていた。最近の調査から言えることは、直接的か間接的かは不明だが、ポジティブなソーシャル評判は順位と相関関係があるということだ。
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=ofhwPC-5Ub4), MozStudy (https://moz.com/blog/does-google-use-facebook-shares-to-in?uence-search-rankings)
ブランドサイテーション【5%】
ローカルSEOやGoogleマップSEOの大きな要因として、企業名や住所、電話番号などがあればリンクを貼らなくても上位表示するというものがある。MozのCEOのランド・フィッシュキンはこれが通常のSEOにも考慮されているのではないかとするケーススタディを発表していた。が、まぁあくまで迷信として扱ったほうが良さそうだ。
ソース: Moz Study (https://moz.com/blog/prediction-anchor-text-is-dying-and-will-be-replaced-by-cocitation-whiteboard-friday)
Cクラス分散したIP【20%】
原則として、Googleはリンク元のページやドメインの権威や、質、関連性をもとにリンクをスコアリングしている。それはIPアドレスとは関係ない。たったひとつの例外、ヒルトップ・アルゴリズムを除いては。
もっと具体的にいうと、クリシャナ・バーラットの研究書のセクション2.1、「ホスト所属の探知」という部分である。/24のIP範囲、もしくはIPv4における上から3つめまでの8ビット(A.B.C.DのうちCまで)が同一のサイトは、同一オーナーによって管理されているとみなし、ヒルトップによる効力を無効とすると記載されている。
ソース: Krishna Bharat (ftp://ftp.cs.toronto.edu/pub/reports/csri/405/hilltop.html)
DMOZのリスティング【80%】
インターネット上の全てのウェブサイトがリンクをもらえる、そんな魔法のような場所が1つある。それがDirectory Mozilla、通称DMOZである。かつてはGoogleディレクトリにデータ供給をおこなっていたこともあるオープンディレクトリプロジェクトである。悪いうわさが絶えずプロジェクトそのものは大打撃を受けているが、手動編集だし、それにひとたびDMOZに掲載されれば目に見えるくらいの効果はあるはずだ。例え2015年現在でも。
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=KCY5pbAuYpk)
.EDUドメインからのリンク【5%】
SEO初心者をカモにしたペテンの1つに、「.EDU」サイトからのリンクを売りつけるというものがある。通常のリンクよりも価値が高いというのが主張らしい。マット・カッツは「Googleは.eduも.govも他のドメインと区別して評価しない」とこの主張を直接ぶった切っている。確かに、そういったドメインのサイトは通常のサイトより、多くの自然なリンクを集めているのだが、「.eduリンク販売」のようなサービスで得られるリンクはそういったものとは程遠いし、大抵の場合はスパムになりやすい、権威性の薄まっているフォーラムやブログからのリンクが付くだけだ。
ソース: Matt Cutts (https://www.mattcutts.com/blog/another-two-videos/)
.GOVドメインからのリンク【5%】
.eduと全く同様、.govが通常のgTLDの枠を超えて評価されるというのはまったくもって真実では無い。また、そういったドメインからのリンクをいくらか含んでいた方がより「自然なリンクバランス」に見えるとする説もあるが、数々の声明、ケーススタディもしくは権威あるブランドサイトがそういったリンクを別に一切含んでいないことを考慮すると、まったくもって信憑性にかける。
ソース: Matt Cutts (https://www.mattcutts.com/blog/another-two-videos/)
ポジティブなリンク獲得速度【70%】
もしもあなたのサイトとそのコンテンツが、リンクを失うスピードよりも得るスピードの方が速かったとしたら、すでに大ブランドサイトとされているものよりいくらか注目されるべきだとは考えられないだろうか。そうではないとすると、何かしらのフェアじゃない外部要因が働いているとしか思えない。
Googleの特許によれば、少なくとも彼らはこれを見てはいるようで、こう記述されている。「文書(もしくはページ)へのリンクの増加・減少の累積割合を分析することにより、検索エンジンははたしてその文章がどれほど新鮮なものなのかを評価するシグナルを付与することができるかもしれない」と。
ソース: US 8521749 B2
自然な割合のディープリンク【50%】
PageRankアルゴリズムの単純な構造として、ホームページを経由するなどして間接的にリンクされるより、ページに直接リンクされたほうが権威性はあがる。極端に不自然なSEO対策をしていないかぎり、ホームページに対するリンク数とディープリンク数の割合は自然な形になるはずだ。
ソース: Larry Page (http://infolab.stanford.edu/~backrub/google.html)
Google+プロファイル【70%】
Google+の利用がどのように順位要因に組み込まれているか定かではないものの、順位に色々な利益を与えることはできるようだ。Google+が伝統的な順位決定(※訳注いわゆるユニバーサル検索に影響されない普通の順位のことだと思われる)にプラスに働くという考えもあるようだが、筆者の意見として言えば、これの効果が実際に現れるのは伝統的ではない順位部分のみに限られていると思われる。これの例を見たければ、ぜひ2013年のMozConでDr.ピート・メイヤーズが発表したプレゼン、「10個の青いリンクの先に」を参照してくれ。
ソース: Dr. Pete’s Study (http://www.slideshare.net/crumplezone/beyond-10-blue-links-the-future-of-ranking)
Twitterのフォロワー【20%】
ブランドのtwitterのフォロワー数が直接順位要因になっているのではないかという説が強く信じられている。しかし、Googleの主張はそれとは全く反対のものである。確かにTwitterのオーディエンスというのはブランドのファンを育成していくうえで、この上ないほど貴重な資源であるのだが、そういったものは長期的な口コミマーケティング、コンテンツからのリンクなどとして表面化してくるが、どれもGoogleが今のところ順位決定要因にしている証拠とはなり得なさそうだ。
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=udqtSM-6QbQ)
Twitterのシェア【50%】
Googleによれば、ソーシャルメディアでのシェアは基本的にバックリンクとしてしか扱われず、今のところTwitterでのコンテンツシェアにそれ以上の付加価値が付け加えられるという事実ない。2010年、Googleはダニー・サリバンに「Twitter上での素性」を気にはしていると答え、2014年にマット・カッツは、「ここ以外で手に入れることのできない最高の情報」と表現していた。
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=udqtSM-6QbQ), Danny Sullivan (http://searchengineland.com/what-social-signals-do-google-bing-really-count-55389)
FacebookのLike【20%】
Twitterのフォロワーの項目と同様
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=udqtSM-6QbQ)
Facebookのシェア【50%】
Twitterのシェアの項目と同様
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=udqtSM-6QbQ),
Danny Sullivan (http://searchengineland.com/what-social-signals-do-google-bing-really-count-55389)
Google+のサークル【20%】
ほんの少しの間、GoogleのSPYW(Search Plus Your World)機能によって、パーソナライズされた検索結果が通常の検索結果に上書かれて表示されたことがあった。これにより、Google+上で「+1」したサークルに関連するドキュメンとやページが優先されて表示された。今現在では、この実験は失敗に終わったと見られている。将来的にもしシグナル化された時のために、これに力を入れても悪いことはないが、少なくとも今現在サークルが要因になっているとする証拠は何もない。
ソース: Google (http://googleblog.blogspot.com/2012/01/search-plus-your-world.html)
Google+の「+1」【10%】
Google+がローンチされた後、GoogleはいたるところにGoogle+の「+1」ボタンを設置する実験を推しすすめてきた。サイラス・シェパードはMoz上で、「+1をたくさん集められるくらいに人気のサイトは上位表示されやすい」とする、相関関係調査を発表した。その直後、マット・カッツはどれも事実ではなく、+1は直接順位に影響をあたえるものではないと調査を否定している。限りなく「迷信」にちかい「疑わしい」に設定させてもらう。
ソース: Moz correlation study (https://moz.com/blog/google-plus-correlations), Matt Cutts via SER (https://www.seroundtable.com/google-1ranking-17252.html)
より古いドメインからのリンク【50%】
Microsoft(※訳注Bing)が2008年に提出した特許情報にはより古いドキュメントからのバックリンクにはより価値を与えると記載されている。内訳は、10年以上が100%、6-10年が75%、3-6年が50%、1-3年が25%、1年未満なら10%という具合だ。Googleも同様の要素を持っているのではとする説があるが、確証は無い。
ソース: SEO by the Sea (http://www.seobythesea.com/2008/04/do-domain-ages-affect-search-rankings/)
高いMozRank/MozTrustスコア【5%】
ツールバーPageRankで目にすることのできる数値は、Google検索が実際に利用しているPageRankと一致するわけではない。近頃ではこの数値の正確性はかなりひどいものになってきたこともあり、多くの人がMozRankの方を見るようになった。そのような背景はあるが、Googleはいつだってリンクの価値を絶対に自分たちで計算しているし、いくらMozRankと実際の順位に相関関係があろうとも、そのデータをGoogle順位決定に利用するということはありえない。これはMajeやAhrefs等、他のいかなる第三者機関のデータでも同様だ。
ソース: 考察による
Googleへのサイト登録【5%】
Googleは長いこと、クロールを促すためにサイトを登録するツールを提供している。長いこと信じられている迷信の1つが、これがランキングに何かしらの利益をもたらすのではないかということだ。しかし実際には、例えサイトがインデックスされていないような状態であろうとも、このツールの存在はただの「プラシーボボタン」程度のものでしかない。
ソース: Google (https://www.google.com/webmasters/tools/submit-url)
Google+ローカルで承認された住所【20%】
Googleマップのローカルリスティングに使われているGoogle+ローカルページが、通常の順位要因に使われているのではないかという説がよく言われる。それらがGoogleマップ上のローカルSEOや、通常の検索結果ページに出てくるシックスパック部分の順位にはかなりの影響力を発揮するものの、通常のランキングに利用されているという証拠は何もない。
ソース: 考察による
関連性に関する要因
キーワードアンカーテキスト【100%】
外部リンクのアンカーテキストは、飛び先のページを検索語との結びつきを助けるものになる。そのページにその検索語が必ずしも含まれていなくても順位はつく(Google Bombing参照のこと)。
ソース: Patent US 8738643 B1
関連のあるサイトからのリンク【100%】
あなたのものと似たような項目を記述しているサイトからのリンクというのが望ましい。よく勘違いされてるし、そういう危ないリンクビルディング計画もあるが、全てのリンクがそのテーマに特化したサイトから貼られている必要は全く無い。そういうのはとても不自然だからだ。
ソース: Krishna Bharat (http://web.archive.org/web/20070115000853/http:/www.cs.toronto.edu/~georgem/hilltop/)
部分的に関連のあるアンカーテキスト【80%】
被リンクが自然であるということは、本来そうあるべきだが、全てのリンクが同じように貼られていないということである。アンカーテキストはキーワードフレーズの一部のみを含んでいたり、キーワードと他の言葉が入っていたりするべきなのだ。Googleの特許では「partially-related」と示されており、SEO業界用語でいえば「アンカーの部分一致」と表現される。
ソース: Patent US 8738643 B1
部分的に関連のあるALTテキスト【80%】
部分一致のアンカーテキスト同様、画像リンクについているALTテキストも様々な種類があってしかるべきである。これはGoogleによって直接明記されているわけではないが、簡単な実験によって証明はされている。
ソース: Patent US 8738643 B1
タイトル属性のキーワード【5%】
リンクに付いているタイトル属性は、アンカーテキスト同様に扱われるのではないかとする説があった。しかし、2005年のPubConにおいてGoogleは、「この属性を利用している人はもう殆どいない」という言葉とともに、この説をきっぱりと否定している。また多くの研究でもこの属性がまったくもって要因として利用されていないことがわかっている。
ソース: Ann Smarty via SEJ (http://www.searchenginejournal.com/how-to-use-link-title-attribute-correctly/)
ALTテキストのキーワード【100%】
画像リンクのALTに使われているテキストはアンカーテキストと同じ効果を持つ。また、端的で信頼できるALTテキストはアクセサビリティを向上させ、Google画像検索の上位表示にも役に立つ。
ソース: Patent US 8738643 B1, Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=3NbuDpB_BTc)
リンクまわりの文脈【100%】
リンク周りのテキストというものが文脈理解に利用されているとする説が、かなり前から唱えられている。Googleの特許とシンプルな実験がこの説の正当性を示している。つまり、文中に記載されているリンクのほうが、単体で文脈から切り離されたリンクよりも高い価値を提供しているのである。
ソース: Patent US 8577893, SEO By The Sea (http://www.seobythesea.com/2013/07/google-anchor-text-snippets/)
同一検索結果からのリンク【80%】
Googleの特許には「順位結果の相互関係を考慮した後に再順位付けを行った順位結果(プログラマー的な反復ジョークを含む)」というものがある。これには、とあるクエリですでに上位表示されているページからのリンクはそうでないページからのリンクよりも、そのクエリに対する上位表示効果が高くなるということが書かれている。
ソース: Patent US 6526440 B1
クエリ/ページでのクリック率【70%】
検索結果ページからのクリック率が順位決定要因に使用されているのではないかというのは、かなり有力な説として存在する。Bingはそれを順位決定要因として利用している。マットは2009年にかなり含みをもたせた言い方でこの関係性について言及している。ランド・フィッシュキンはクリック率が順位に影響すると考えうるに足る実験を、twitterを利用して行った。
ソース: Moz Study (https://moz.com/rand/queries-clicks-in?uence-googles-results/), Patent US 9031929 B1
ドメインのクリック率【50%】
ナンヴィート・パンダ(パンダ・アップデートの作者と同じ)の特許に、色々な検索結果のクリック率を通じてのサイトの品質スコアリングを行う方法という記述がある。この特許の名前は文字通り「サイト品質スコア」というものだ。同特許は、クリックによって導き出されるブランドクエリについても言及している。とは言え、これらもクリック率が順位決定要因になっているかもしれないという証拠の足しでしかなく、サイト単位でのクリック率もその中に含まれるかもしれないという可能性の域を出ない。
ソース: Patent US 9031929 B1
ターゲットにしている国のccTLDからのリンク【70%】
Googleはサイトと特定の国との関連性を確立するために、ccTLD(Country Code Top Level Domain)を利用いしている。特定の国のccTLDサイトからのバックリンクは、その国での順位に影響を与えるというのが一般的に考えられていることだ。
ソース: Google (https://support.google.com/webmasters/answer/1347922?hl=en)
ターゲット地域IPからのリンク【70%】
ターゲットオーディエンスに近いサーバを使用することは、かなり広い範囲、世界レベルで見たときに、そのオーディエンスに対するランキングにプラスの影響を与えるとGoogleは言っている。他にもたくさんの要因が地域関連性を確立しており、これはGoogle.comとGoogle.co.ukでの検索結果を比べてみても目にすることができる。以上のことより、Googleがあなたのサイトへのリンクを分析するツールと、あなたのサイト自身を分析するツールは同じものを利用していると仮定できる。
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=keIzr3eWK8I)
品質に関する要因
被リンクの安定性【100%】
被リンクは時間が経つほど価値が上がる。この理由は考察になるが、スパムリンクや有料リンクは修正されたり最終的に削除されることがほとんどだからだろう。その結果、長く続くバックリンクは価値を上げる。これは特許でも確定されている。
ソース: Patent US 8549014 B2
低い離脱率【50%】
Googleは検索ユーザの離脱率を見ていて、それを順位決定に利用しているのではないかという説がある。GoogleアナリティクスやChromeのデータ抜きにしても、これらの数値は簡単に導き出すことができる。マット・カッツはこのことを否定しているし、ユーザの滞在時間は簡単にスパムができてしまう上にノイズが多いと言っている。しかし、SEO BLACK HATとランド・フィッシュキンはこれを証拠付けるための研究をおこなっているし、Bingのデュアン・フォレスタは彼らは「dwell time」という名称の要因として、これを順位決定に利用していることを認めている」。
ソース: Matt Cutts via SER (https://www.seroundtable.com/archives/019067.html), SEO Black Hat Study (http://seoblackhat.com/2008/11/21/bounce-rate-seo/), Rand Fishkin Study (https://twitter.com/rand?sh/status/612730826615230464)
その他の状況に関する要因
QDF(Query Deserves Freshness)【100%】
Googleは全ての検索クエリを同様に順位づけしているわけではない。ニュース関連のような特定の検索クエリに関して言えば、コンテンツが公開されてからの新鮮さというものが大きく影響している(新鮮なうちだけ上位表示されるということもある)。GoogleではこれをQDF(Query Deserves Freshness)と呼んでいる。
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=QyFlIhruda4), Amit Singhal (http://www.nytimes.com/2007/06/03/business/yourmoney/03google.html?pagewanted=all&_r=0)
Query Deserves Sources (QDS)【70%】
Googleの「Search Quality Rater Guidelines」に記載されている情報をもとに筆者が作った造語である。Googleの検索結果の人為的な調整のことを表す。そこでは「このトピックはエキスパートや分野権威者のソースが重要になってくるものかどうか」といったことを調査しており、すべてのインフォメーション・クエリがこれに当てはまる(トランザクションやナビゲーション・クエリと違って)。
ソース: Barry Schwartz (http://searchengineland.com/googles-quality-rating-guide-leaked-version-?ve-196619)
Query Deserves Oldness (QDO)【70%】
Googleの特許に記載されている項目を表すために筆者が作り上げた造語である。「幾つかのクエリにおいては、新しいコンテンツより古いもののほうが価値があることがある」と記載されている。
ソース: Patent US 8549014 B2
Query Deserves Diversity (QDD)【70%】
Googleは全ての検索クエリを同様に順位づけしているわけではない。通称QDDと呼ばれる説があるが、これは同じキーワードでも違う定義がされるものの本質的な意味を見出す「entity salience」という概念に依存する。QDFのコンセプトとかぶるところもあるが、どちらかと言えばWikipediaの曖昧さ回避のためのページと同じような感じだ。もし検索クエリが曖昧だったら、検索結果の上位には色々なパターンの結果が表示されてしかるべきである。これは確証されてはいないが、再現性は高い。
ソース: Rand Fishkin (https://moz.com/blog/does-query-deserves-diversity-algorithm-exist-at-google)
セーフサーチ【100%】
アダルトコンテンツに関係するような場合、セーフサーチが有効になっているかどうかで、順位がついたりつかなかったりする。初期設定ではセーフサーチは有効になっている。
ソース: Google (https://support.google.com/websearch/answer/510?hl=en)
AdWordsの利用【5%】
第1回:順位決定にプラスに動く内部SEO要因74項目を参照のこと。
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=gJ9Xt5PohgU)
AdWordsを利用しない【5%】
同上
ソース: Matt Cutts (https://www.youtube.com/watch?v=gJ9Xt5PohgU)
Chromeのブックマーク【50%】
マット・カッツによって直接否定されてはいるが、2013年のBrightonSEOカンファレンスの「元Google社員のお話」コーナーでお墨付きを得ている。またGoogleの特許にも次のような記載がある。「サーチエンジンは、ドキュメントの重要度を決定するため、どのドキュメントに累計いくら位のブックマークやお気に入りが付けられているのかを解析するかもしれない。」
ソース: Matt Cutts via SER (https://www.seroundtable.com/google-chrome-search-usage-15618.html), BrightonSEO Fireside (http://www.brightonseo.com/videos-2013/ex-googlers/), Patent US 20070088693
Chromeのサイトトラフィック【50%】
こちらもGoogleに否定されているが、「トラフィックをベースにしたドキュメントのスコアリング」という特許もある。これはブラウザのトラフィックデータを利用して順位決定するというもので、特許には下記のように記載されている。「ドキュメントの累積のトラフィックデータは、ドキュメントのスコア作成(あるいは代替スコア作成)として利用されるかもしれない」
ソース: Patent US 20070088693, Lifehacker Analysis (http://lifehacker.com/5763452/what-data-does-chrome-send-to-google-about-me)
ユーザの検索履歴【70%】
Googleでは特に設定を解除しないかぎり、検索履歴をベースにパーソナライズ化が行われるというのはよく知られている。2009以降、Googleアカウントへのログイン状態にかかわらず、パーソナライズされた検索結果が表示されるようになった。
ソース: Brian Horling (http://googleblog.blogspot.com/2009/12/personalized-search-for-everyone.html)
Google Toolbar上での行動【50%】
Google Chromeのデータをオーガニック順位の決定には利用していないとマット・カッツが言っていたのと同様、GoogleToolbarも否定されている。にもかかわらず、SEO専門家から広く報告され、特許にもブラウザプラグインを利用した順位決定の記述がある。
ソース: Matt Cutts via SER (https://www.seroundtable.com/google-chrome-search-usage-15618.html), Patent US 20070088693
低いAlexaスコア【5%】
うえで述べたように、Googleがトラフィックデータを順位決定に利用しているのではないかとする説もそれに関係する特許もあるが、Alexaのデータを現在利用しているのかどうかを示す証拠は何もない。どの文章にも、もし本当にGoogleがトラフィックデータを使っていたとしても、そのデータはChromeから採取したものであるはずだと考えられており、どちらにせよ彼らはAlexaに頼ることなく情報収集できているはずだ。
ソース: Patent US 20070088693
ブランドワード検索の合計+クリック【70%】
ナンビート・パンダの「サイト品質スコア」という特許には、ナビゲーションクエリのブランドワード検索(「ウィルゲート お問い合せページ」のようなもの)が、ドメイン全体の品質スコアに与える貢献度についてという記述がある。「ユーザの検索行動と特定のサイトやサイト内のリソースへの選択の数によって決定される。」
ソース: Patent US 9031929 B1
長い滞在時間(ロングクリック)【70%】
上記の通り、「サイト品質スコア」特許にはブランドワード検索の合計とクリックを順位要因にするための方法が記載されている。その方法の1つとして、次のような記載もある。「システム構成に依存するのだが、、、例えば、クリックの最低継続時間、あるいはコンテンツの長さごとのクリックの最低継続時間を設定することでシステムはユーザの選択を取り扱えるかもしれない」。これはBingやYahoo!の適応例を見てもありうる話かもしれない。
ソース: Patent US 9031929 B1, Bill Slawski (https://moz.com/blog/long-click-and-the-quality-of-search-success)
サイトマップ登録ツール【20%】
Search Consoleを使えば、XMLサイトマップをGoogleに登録することができる。たしかに、もっと多くのページをインデックスさせることができることもあるにはあるが、「サイト登録」が理想的に機能していないこと同様、「サイトマップ登録」もあまり意味は無い。Googleが自力で見つけられないようなページは、どっちにせよまともな順位がつくものではないのだ。またランド・フィッシュキンはこのツールを利用すると、逆にサイト構造のどこにクロール問題が起きているのかを理解しづらくなると述べている。
ソース: Rand Fishkin (https://moz.com/blog/expert-advice-on-google-sitemaps-verify-but-dont-submit)
インターナショナルターゲッティングツール【70%】
Search Consoleにはインターナショナルターゲティングがうまく設定されていない時の通知機能がある。大抵の場合は「.com」のようなgTLDや、「.co」のようなgccTLDを利用している場合に使うもので、特定の条件下で、特定の国で上位表示するための役に立つ。
ソース: Google (https://support.google.com/webmasters/answer/62399)
再審査リクエスト【70%】
Googleの再審査リクエストは原則として手動対応された場合の解決策として利用される。手動ペナルティを外してもらうための判断を仰ぐため、Googleによる手動サイト審査を嘆願するための手続きである。手動対応はマイナスに働く順位要因のほんの一部に過ぎないことを考えると、このツールが必要になることはほとんど無いはずだ。
ソース: Google (https://support.google.com/webmasters/answer/35843?hl=en)
次回はマイナスに働く外部SEO要因をご紹介します。
第1弾はこちら。
順位決定にプラスに働くSEO内部対策要因74項目
第2弾はこちら。
順位決定にマイナスに働くSEO内部対策要因78項目