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【プロ野球】

森が金髪で更改 2200万円増の4000万円に「満足」

2015年12月3日 紙面から

髪を金色に染め、会見に臨む西武・森(佐藤雄太朗撮影)

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 西武の森友哉捕手(20)が2日、2200万円増の年俸4000万円で来季の契約を更改した。ド派手な金髪を輝かせながら、来季に向けて「打率3割&正捕手」という目標を掲げた。

 すでに風格さえ感じさせる20歳は、倍増超の金額にうなずいた。「もう少し低いと思っていた。満足している」。ルーキーイヤーだった昨季の41試合から138試合に出場し、打率2割8分7厘、17本塁打、68打点。打線を支えた働きが評価につながった。

 今季は6月上旬まで打率3割を超えていたが、後半戦は調子を落とした。「1年間戦い抜く体力が足りなかった。昨オフはほとんど走り込みをやらなかった。今年はしっかり走る」。体力強化に向け、自らを厳しく鍛える覚悟だ。

 打者としては急成長したが、捕手としてのレベルアップは急務だ。今季は打撃力を生かすため、主にDHで出場。捕手では1試合も起用されなかった。しかし、断念したわけではなく秋季キャンプでは捕手練習に専念。ベストナイン捕手の炭谷との競争には「今は負けているが、追いつき追い越せ、という気持ちでやる」と強気に言い切った。

 鈴木球団本部長は「求めるところはもっと上だし、課題も多い。オフは私生活も引き締めてくれ、と伝えた」と話した。交渉を終え、森は大昇給を当て込んで購入したベンツに乗り込んだ。金髪の若獅子も来季が3年目。満を持して正捕手に挑む。 (松田達也)

※金額は推定

 

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