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「ラウンドアバウト」1年余 死亡事故ゼロ12月3日 16時00分
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「ラウンドアバウト」と呼ばれる信号機がない円形の交差点、環状交差点について、警察庁は導入が始まってからこの1年余りの間に全国49か所に設けられ、これまでに死亡事故や重傷事故が起きておらず、安全に一定の効果があるとして、積極的に導入を進めていくことにしています。
環状交差点は、信号機がない円形の交差点で、通行する車は時計回りに進んで行きたい方向の道路に出ていく構造になっていて、対向車と衝突することがないうえ、円形の交差点を回ることから速度も落とすため、交通事故を防ぐ効果が期待されています。
警察庁によりますと、この交差点の通行ルールを定めた改正道路交通法が去年9月に施行されて導入が始まってから1年余りとなる先月末までに、宮城県や長野県など15の都府県で49か所に設けられ、10月の時点では、死亡事故や重傷事故は1件も起きていないということです。
環状交差点がある静岡県焼津市が利用者およそ560人に行ったアンケートでは、交差点の安全性について「安全になった」と答えた人が全体の57%を占めたほか、スピードについては「遅くなった」と答えた人が67%に上ったということです。
警察庁は安全に一定の効果があるとして、都道府県などの道路管理者と連携し、積極的に導入を進めていくことにしています。
警察庁によりますと、この交差点の通行ルールを定めた改正道路交通法が去年9月に施行されて導入が始まってから1年余りとなる先月末までに、宮城県や長野県など15の都府県で49か所に設けられ、10月の時点では、死亡事故や重傷事故は1件も起きていないということです。
環状交差点がある静岡県焼津市が利用者およそ560人に行ったアンケートでは、交差点の安全性について「安全になった」と答えた人が全体の57%を占めたほか、スピードについては「遅くなった」と答えた人が67%に上ったということです。
警察庁は安全に一定の効果があるとして、都道府県などの道路管理者と連携し、積極的に導入を進めていくことにしています。