靖国爆発で再認識 防ぎようのない“日本人によるテロ”の恐怖
テロが行われるとしたら、靖国神社の「爆破事件」のように公衆トイレが狙われる可能性が高いという。軍事ジャーナリストの神浦元彰氏がこう言う。
「銃器の調達が困難な日本では自動小銃を使ったパリのようなテロは難しいかもしれないが、黒色火薬を使った爆弾や、ガソリンを原料にした発火装置は簡単に作れる。恐らくテロリストは、駅などのトイレに置くでしょう。テロの目的は、人を殺すだけではない。心理的な恐怖を与え、社会を緊張、混乱させるだけでもいい。実際、トイレやコインロッカーが次々に発火したら、日本はパニックになるはずです」
今年6月、男性が新幹線のなかで火災事件を起こしたように、日本では、電車の中にガソリンを持ち込むことも禁止されていない。世界一の治安を誇った日本も、いよいよ安全ではなくなってきた。