近隣住民の電話を盗聴し、録音した会話を大音量で流したとして、警視庁は3日までに、無職の岸継明容疑者(70)=東京都府中市分梅町=を都迷惑防止条例違反容疑で再逮捕した。2011年ごろから近隣住民に一方的に言いがかりをつけるなどのトラブルになっていたという。
逮捕容疑は10月、近くに住む女性2人が電話で話す声を、13回にわたり自宅ベランダで大音量で再生した疑い。同庁によると、岸容疑者は市販の無線受信機でコードレス電話の子機の電波を傍受。12年末ごろから盗聴した会話を流し始めた。
岸容疑者は11月、女性らを中傷する内容を書いた看板を掲示したとして名誉毀損の疑いで逮捕された。東京地検は同容疑は処分保留としている。