自衛隊と民間が共用している札幌市の丘珠空港の周辺で去年からことしにかけて飛行中の陸上自衛隊のヘリコプターにレーザー光線と見られる光があてられたという報告があわせて３件あったことがわかりました。
陸上自衛隊北部方面航空隊によりますと、ことし６月、丘珠空港の周辺で夜間に飛行訓練をしていた丘珠駐屯地所属のＵＨ１ヘリコプターに地上からレーザー光線と見られる緑色の光があてられているのを乗っていた隊員が見つけました。
光はパイロットの目にはあたらず、運航に支障はなかったということですが、安全を損なうおそれがあるとして自衛隊が警察に通報したということです。
丘珠空港の周辺では、このほかにも、去年からことしにかけて飛行中の陸上自衛隊のヘリコプターにレーザー光線と見られる光があてられたという報告が２件ありました。
陸上自衛隊北部方面航空隊は「レーザーがパイロットの目に入れば危険で、特に暗い中でも明るく見える特殊なゴーグルをつけている場合は目に対するダメージが大きい。絶対にやめてほしい」と話しています。