top page1 page3 page4 page5

国際港湾協会(IAPH)ロッテルダムEXCO会議 開催される
 10月27日(月)から30日(木)まで、IAPH EXCO会議(常任理事会)がオランダのロッテルダムにおいて開催され、名古屋港管理組合からは染谷昭夫専任副管理者が出席しました。
 会議では、今後のIAPHの活動について検討されました。また、港湾の保安対策についても議論がなされました。
 種保存会議とは、動物園・水族館の使命である、絶滅の恐れのある希少野生動物の長期にわたる繁殖計画を検討・策定し、その計画の実施について調整を図ることを目的とする会議です。昭和63年に1回目の会議が東京都恩賜上野動物園にて開催されたのを最初に、年1回各地の動物園・水族館が担当館となり開催されています。今回、愛知県では第3回(平成2年)の名古屋市東山動物園以来2回目、名古屋港水族館としては初めての開催担当館となりました。会議の参加者は社団法人日本動物園水族館協会会員園館長及び技術職員約200名で、種の保存に関する研究発表及び講演を行うことが目的です。

 社団法人日本動物園水族館協会の総裁は秋篠宮文仁親王殿下であることから、今回の会議には殿下がご臨席なされることとなり、会議の前には名古屋港水族館へもご来館なされました。
 平成15年10月15日。突然の殿下の来館に、一般の来館者から驚きの声があがりました。そんな人たちに殿下はやさしく手を振りながら、正面玄関からご入館されました。
入り口正面のイルカ水槽前では、内田至館長による説明を興味深く聞かれておられました。また、偶然水槽前で殿下と遭遇した親子に、優しく声をかけられる一幕もありました。
 その後、バンドウイルカのパフォーマンスをご見学のためスタジアムへ。スタジアム中央の貴賓席に座られ、パフォーマンスを観賞されました。
 終了後はベルーガ水槽バックヤードへ。ここでは飼育員にベルーガに関する質問を出されながら、直接ベルーガにタッチされました。わずか数時間の水族館訪問でしたが、ご満喫の様子でした。
 夕刻にはアイリス愛知にて開催された情報交換会にご臨席。主催者を代表して名古屋港管理組合管理者である神田真秋愛知県知事と、協会を代表して(社)日本動物園水族館協会の中村幸昭副会長のあいさつに引き続き、「10年ぶりに新しくなった名古屋港を視察しました。イルカのパフォーマンスやベルーガ、タイマイの子ガメを見せてもらいました。一方、最近タイなど2度ほど外国を訪問し、生き物関係の施設を視察しました。地域の文化や社会に触れ、環境・生態系を地球規模レベルで、種の保存を考えていかなければならないと痛感しました。」との秋篠宮殿下からのお言葉がありました。

 翌16日には再びアイリス愛知での種保存会議にご臨席。作家の川端裕人氏による「動物園・水族館は誰のもの? 『種の保存』の行方」と題した特別講演が開催された後、種別・テーマ別の報告が各動物園から発表され、今回の会議は幕を閉じました。
メインプールのスタンドでバンドウイルカのパフォーマンスをご覧になりました 名古屋港水族館にご到着され、館内の骨格標本やレプリカをご見学されました