【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の権力序列2位の黄炳誓(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長が、20日間にわたり公の場に姿を見せていない。
対北朝鮮消息筋は1日、黄局長が先月11日に行われた李乙雪(リ・ウルソル)軍元帥の葬儀であいさつを述べて以降、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の現地指導の同行者名簿に名前が挙がっていないと伝えた。
今年に入り100回以上、金第1書記の視察に同行していた黄局長の同行回数は、10月の13回から11月には5回に減った。
軍の関連行事のほか、先月20日に金日成政治大学で行われた故金日成(キム・イルソン)主席と故金正日(キム・ジョンイル)総書記の銅像の除幕式にも出席しなかった。
除幕式には金第1書記も出席しなかったが、朴映式(パク・ヨンシク)人民武力部長(韓国の国防部長官に相当)や李永吉(リ・ヨンギル)軍総参謀長ら軍幹部が多数出席した。
専門家は、政治思想教育を総括する軍総政治局長が出席しなかったのは異例だと指摘した。