韓国義務警察官の面接試験廃止、公開抽選で選抜へ

 韓国警察庁は29日、義務警察官(兵役中、軍服務の代わりに警察に勤務する警察官)を来月から公開抽選で選ぶと発表した。現行の義務警察官は適性検査、身体・体力検査、犯罪歴の照会をパスした志願者を対象に面接試験で決定している。

 抽選は、参加を希望する志願者やその家族、市民団体メンバーの中から無作為に4人を選び、各自が引き当てた2けたの数字を合わせた8けたをコンピュータープログラムに入力して合格者を決めるというもの。来月1日から17日にかけ全国の地方警察庁で実施される第337回義務警察官選抜会から適用される。

 警察庁は毎年1万4800人ほどの義務警察官を選抜している。抽選制の導入について、同庁関係者は「義務警察官の競争率が20倍を超え、面接のための塾に通う人がいるほどの過熱状況のため」と説明している。

 警察は併せて、義務警察官の要件に「施術の動機、意味、サイズ、露出度合いが義務警察官の名誉を毀損(きそん)すると判断される入れ墨のない人」という項目を追加し、過度な入れ墨をした志願者を選抜対象から外すことにした。

クァク・レゴン記者
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