ロックバンド・X JAPANが2日、20年ぶりとなる日本ツアー『X JAPAN JAPAN TOUR 2015』の序章となる横浜アリーナ4夜連続公演の第2夜を迎えた。自身初の同一会場4日間連続公演で体力の限界に挑むYOSHIKIは「破滅に向かってます。言葉のとおりに生きてます」と不敵な笑み。ドラムソロ披露後にはひざから崩れ落ちながらも、約3時間にわたる全身全霊のパフォーマンスでファンを熱狂させた。
開演予定時刻から30分遅れで荘厳なオープニングSE「Miracle」が流れ、YOSHIKI(Dr)、PATA(G)、SUGIZO(G)、HEATH(B)、そしてToshl(Vo)がそれぞれの配置につくと、場内に大歓声が轟いた。大量の火柱とスモークが噴き上がるなか、オープニング鉄板曲「JADE」に続き、久々に披露された「WEEK END」に突入。巨大なアリーナは興奮のるつぼと化した。
Toshlは「お前たちとの運命共同体感覚、これを待ってたんだぜ」とゴキゲン。YOSHIKIは「解散コンサート(97年12月31日)の最後にやった曲、またみんなの前で演奏できるなんて思ってなかったんだけど、奇跡って起きるものだね」と涙声になると、「奇跡の瞬間をみんなで思い切り楽しもうか」としみじみ。YOSHIKIのピアノ演奏一本でToshlが「THE LAST SONG」を歌いあげ、鬼気迫る歌声でファンを圧倒した。
それぞれのソロパートでもファンを魅了。Toshlはアコースティックギター弾き語りで「Longing」を熱唱したものの、感極まって歌えなくなる一幕も。ファンが大合唱で引き継ぐと、サングラスに隠した涙をぬぐったToshlは再び力強い歌声を響かせ「世界一のファンを持った俺たちは世界一幸せだと思う」と客席を埋め尽くしたファンに感謝した。
ファンの「We are X」コールとウェーブが起こったアンコール明けには、「Silent Jealousy」を大熱演。YOSHIKIが渾身のドラムパフォーマンスで圧倒すると、Toshlは思わず「2日目にして飛ばし過ぎ! YOSHIKI、大丈夫か?」と気遣う。「今までで一番速い『Silent Jealousy』だったよ。PATAが“はぇーよ”って慌ててた」と明かして笑わせると、YOSHIKIは「この曲作ったのが20年くらい前? 『紅』に至っては25年くらい前? 20年後のこと考えて作ってないから超きついんだけど」と苦笑いした。
疲れきった体で声を振り絞ったYOSHIKIは「みんなが応援してくれたから、今の僕らがあると思っています。本当にどんなときも、HIDEがいなくなったときも、ずっと僕らの心を支えてくれたみんなに本当に心から感謝しています。そしてそのみんなの気持ちを少しでもHIDEとTAIJIにも届けられるように、これから世界に向けて頑張っていくので、応援よろしくお願いします」とあいさつすると、こらえていた涙が頬をつたった。
横浜公演は4日まで。その後、大阪、福岡、広島、名古屋の各地を転戦し、11月28日に宮城・石巻で行われたチャリティーコンサートも含めて全10公演を敢行する。大みそかには18年ぶり6回目の『NHK紅白歌合戦』に出場。紅白出場は、1997年に同番組で解散ステージを行って以来となる。
開演予定時刻から30分遅れで荘厳なオープニングSE「Miracle」が流れ、YOSHIKI(Dr)、PATA(G)、SUGIZO(G)、HEATH(B)、そしてToshl(Vo)がそれぞれの配置につくと、場内に大歓声が轟いた。大量の火柱とスモークが噴き上がるなか、オープニング鉄板曲「JADE」に続き、久々に披露された「WEEK END」に突入。巨大なアリーナは興奮のるつぼと化した。
Toshlは「お前たちとの運命共同体感覚、これを待ってたんだぜ」とゴキゲン。YOSHIKIは「解散コンサート(97年12月31日)の最後にやった曲、またみんなの前で演奏できるなんて思ってなかったんだけど、奇跡って起きるものだね」と涙声になると、「奇跡の瞬間をみんなで思い切り楽しもうか」としみじみ。YOSHIKIのピアノ演奏一本でToshlが「THE LAST SONG」を歌いあげ、鬼気迫る歌声でファンを圧倒した。
それぞれのソロパートでもファンを魅了。Toshlはアコースティックギター弾き語りで「Longing」を熱唱したものの、感極まって歌えなくなる一幕も。ファンが大合唱で引き継ぐと、サングラスに隠した涙をぬぐったToshlは再び力強い歌声を響かせ「世界一のファンを持った俺たちは世界一幸せだと思う」と客席を埋め尽くしたファンに感謝した。
ファンの「We are X」コールとウェーブが起こったアンコール明けには、「Silent Jealousy」を大熱演。YOSHIKIが渾身のドラムパフォーマンスで圧倒すると、Toshlは思わず「2日目にして飛ばし過ぎ! YOSHIKI、大丈夫か?」と気遣う。「今までで一番速い『Silent Jealousy』だったよ。PATAが“はぇーよ”って慌ててた」と明かして笑わせると、YOSHIKIは「この曲作ったのが20年くらい前? 『紅』に至っては25年くらい前? 20年後のこと考えて作ってないから超きついんだけど」と苦笑いした。
疲れきった体で声を振り絞ったYOSHIKIは「みんなが応援してくれたから、今の僕らがあると思っています。本当にどんなときも、HIDEがいなくなったときも、ずっと僕らの心を支えてくれたみんなに本当に心から感謝しています。そしてそのみんなの気持ちを少しでもHIDEとTAIJIにも届けられるように、これから世界に向けて頑張っていくので、応援よろしくお願いします」とあいさつすると、こらえていた涙が頬をつたった。
横浜公演は4日まで。その後、大阪、福岡、広島、名古屋の各地を転戦し、11月28日に宮城・石巻で行われたチャリティーコンサートも含めて全10公演を敢行する。大みそかには18年ぶり6回目の『NHK紅白歌合戦』に出場。紅白出場は、1997年に同番組で解散ステージを行って以来となる。