この時間は午後6時15分まで字幕放送をお送りします。
きょう午後、東京の稲城市役所の建物の中に、男がバイクで入ってきて、灯油のようなものをまき、火をつけました。
男はナイフを持っていて、パトカーを奪って逃走しようとしましたが、その場で逮捕されました。
これは、男が確保された瞬間の映像です。
警察官がパトカーの横で、はだしの男の上に覆いかぶさっています。
建造物侵入と銃刀法違反の疑いで逮捕されたのは、稲城市に住む無職の渡辺まさゆき容疑者47歳です。
警視庁によりますと、渡辺容疑者はきょう午後2時ごろ、稲城市役所1階のロビーにバイクで乗り付け、机の上に灯油のようなものをまき、火をつけました。
年金課のところに灯油っていうか、ガソリンをまいて、それに火をつけて、もう刃物も持ってたから。
とにかくどなってた、犯人もどなってたから。
血が出てましたよね。
渡辺容疑者はナイフを持っていて、その後、パトカーを奪って逃走しようとしましたが、別のパトカーにぶつかって止まり、その場で現行犯逮捕されました。
火はすぐに消し止められ、けが人はいませんでしたが、市役所にいた市民や職員らが一時避難し、騒然となりました。
渡部容疑者は、調べに対し、黙秘しているということで、警視庁が動機などを調べています。
羽生結弦選手が、前人未到の300点を大きく超える驚異的なスコアで優勝しました。
まさに異次元の頂点に立った羽生選手。
完璧な演技を生んだのは、ひとつき前に経験した悔しさでした。
スケート界の歴史を変えた翌日、羽生結弦選手は。
自分自身、興奮してうまく寝られなかったですけれども。
自分の演技を成し遂げられたということに、すごく意味を感じた一日でした。
週末、行われた、グランプリシリーズNHK杯。
羽生選手のフリー。
映画、陰陽師のテーマ曲に乗せて、冒頭のジャンプ。
4回転サルコー。
そして。
4回転トーループ。
これも軽々と決めました。
4回転を2回決めると、ステップでは、最高難度のレベル4を獲得。
体力が厳しくなる後半、さらに大技が続きます。
4回転のトーループ・トリプルトーループ。
初めて4回転を3度成功。
すべてのジャンプを完璧に決めました。
216.07。
フリーの世界最高得点をおよそ19点更新。
総合もこれまでの記録を27点以上更新する、異次元の世界最高得点をたたき出しました。
実感がうまく湧いてないというか、うまくことばに表せないような感情でいます。
ちょっとふわふわした感じですかね。
シーズン前半の悔しさを乗り越えての快挙でした。
1か月前。
羽生選手は、カナダで、グランプリシリーズ初戦に挑みました。
フリーでは、4回転を3度着氷。
乱れる場面もあったものの、手応えを感じていました。
しかし、勝ったのは、カナダのパトリック・チャン選手。
4回転は1度にとどめたものの、プログラム全体の完成度の高さが評価されたのです。
ジャンプの難易度は勝っていたものの、完成度では巻け。
悔しさでいっぱいでした。
全部、とにかく全部レベルアップして、羽生結弦、ちょっと一皮むけたなと思えるぐらいまで、ただただ強くなりたい。
ただ強くなりたいです、それだけです。
絶対やってやるって、今思ってます。
やだよ、こんなんで負けたくない。
この日、羽生選手は異例の決断をしました。
そして先週、NHK杯の前日、羽生選手は、新しいプログラム構成を明かしました。
4回転2本、入れることになりました。
もっと挑戦していきたいなという気持ちが強くありましたし。
ほとんどのトップ選手は、ショーとプログラムに4回転は1度、これを羽生選手は2度にするというのです。
シーズン途中でのジャンプ構成の変更は、極めて異例のこと。
1か月、血のにじむような練習をしてきたといいます。
NHK杯には、ほかにもショートで4回転に2度挑む選手がいました。
中国期待の新星、18歳の金博洋選手。
4回転ルッツ・トリプルトーループのコンビネーション。
決めました。
これまでに金選手しか成功させたことのない超高難度の連続ジャンプを成功。
4回転ジャンプを2回、軽々と決めました。
95点台。
今シーズンの世界最高得点をマーク。
その得点を、羽生選手はリンクサイドで聞いていました。
絶対に抜かす。
そう思ったといいます。
ショートで4回転2回、初めての挑戦が始まりました。
1本目は4回転サルコー。
4回転サルコー、決まりましたね。
そして次は、4回転からの連続ジャンプ。
4回転トーループ・トリプルトーループ。
決めました!
ステップもスピンも、すべて最高難度のレベル4を獲得。
新たな挑戦を実らせた羽生選手。
自身の世界最高得点を、およそ5点上回る、106.33をマークしました。
フリーと総合でも、世界最高得点を更新し、優勝しました。
正直にうれしいなという思いと、これからさらに、頑張っていって、もっともっといい演技が、皆さんの心に残るような演技ができるよう、日々、努力していきます。
異次元の世界記録を打ち立てた羽生選手。
来月のグランプリファイナルでは、史上初の3連覇に挑みます。
栃木県宇都宮市で、焼酎に毒物を混ぜて、別居中の夫を殺害しようとしたとして、女が逮捕されました。
女が使ったのは、トウゴマという植物から抽出される毒物。
一体どんなものなのでしょうか。
焼酎に毒物を混ぜ、夫を殺害しようとしたとして、きょう、妻の鹿毛陽子容疑者が逮捕されました。
きょう、殺人未遂の疑いで逮捕された、栃木県宇都宮市の鹿毛陽子容疑者33歳。
警察によりますと、鹿毛容疑者は、焼酎のパックの中に毒物を混入させ、夫を殺害しようとした疑いが持たれています。
鹿毛容疑者が使った毒物は、トウゴマという植物でした。
これがトウゴマです。
この大きなものがトウゴマですか?
はい、そうです。
トウゴマとは、熱帯地方が原産とされる植物で、種から取れる油は、ひまし油と呼ばれ、工業用の油として流通しているといいます。
搾ったかすには、猛毒が含まれています。
この中には、リシンという猛毒が含まれてまして、大体、搾ったかすから1%ぐらい取れるといわれています。
フグ毒のテトロドトキシンというのがありますけど、それよりも強い毒ということにされています。
トウゴマを扱うことには規制はないということです。
警察によりますと、鹿毛容疑者の夫は自衛隊員で、ことし3月ごろからは別居状態で、妻の鹿毛容疑者は、宇都宮市内の別の家に住んでいました。
ご夫婦で一緒にいるところは、ちょっと私はあまり見た記憶、ちょっと…。
事の発端はことし9月、医療品の販売会社から、鹿毛容疑者が偽名を使って、毒劇物に指定の薬物を購入しようとしていたという通報が、警察に入りました。
その後、警察が夫に確認したところ。
過去に焼酎を飲んだら、体調を崩したことがあった。
警察は、夫の家にあった焼酎を分析。
すると、トウゴマとは別の毒物が入っていたといいます。
警察は9月の通報を受け、今は鹿毛容疑者の夫が1人で暮らしているこちらの自宅を警戒していました。
先月、警察は夫の自宅に入っていく鹿毛容疑者の姿を確認。
その後、夫の許可を得て自宅を調べたところ、白く濁った焼酎が見つかりました。
その成分を分析したところ、トウゴマから抽出された、毒の成分が検出されたといいます。
夫は日本テレビの取材に対し、妻を疑わないわけではなかったが、胃腸炎だと思い込むことにしたと話しました。
警察の調べに対し、黙秘しているという鹿毛容疑者。
警察は、鹿毛容疑者が毒殺を企てた動機などについて、調べを進めています。
北京の大気汚染指数が上限を振り切りました。
中国の北京市内はけさから、灰色のスモッグに覆われ、昼前には大気汚染指数が、中国政府が定めている上限を振り切りました。
北京市はきのう、重度の汚染が3日間続く見通しだとして、大気汚染警報で2番目に深刻なオレンジ警報を発令しました。
心の健康を守るストレスチェックが始まります。
あすから始まるのは、労働者のストレスチェックを企業に義務づける制度です。
年に1度、労働者が質問票に答え、ストレスが高いとされた人は、希望に応じて医師が面接し、業務の変更や、労働時間の短縮などを行います。
ストレスチェックの結果は、労働者本人にのみ通知され、結果による不当な解雇や異動は禁止されます。
内戦が続くシリアで、過激派組織イスラム国が、去年6月以降、3500人以上を殺害したことが明らかになりました。
イギリスに拠点を置くシリア人権監視団が29日、発表したもので、殺害された半数以上に当たる1945人は民間人で、このうち103人が女性、77人が子どもだと伝えています。
ゲゲゲの鬼太郎などの妖怪漫画で知られる水木しげるさんがけさ、東京都内の病院で亡くなりました。
93歳でした。
数多くの妖怪を描き続けて、子どもたちの記憶に残る作品を送り出してきた水木さん。
精力的な創作活動を支えてきたのは、夫婦の絆でした。
今度は負けないぞ。
食らえ!
妖怪たちの世界を描いた妖怪漫画、ゲゲゲの鬼太郎などで知られる水木さん。
妖怪を描いてるときが楽しいですねぇ。
事務所によると、水木さんは今月11日、東京・調布市の自宅で、転倒して頭を打ち、硬膜下血腫で都内の病院に入院していましたが、容体が悪化。
けさ、多臓器不全で亡くなりました。
93歳でした。
きょう、事務所を訪ねると、水木さんの弟が取材に応じました。
まだ元気じゃないかなと思ってましたけどね、急に亡くなったと聞いてびっくりしました。
妖怪と友達になってるかも分かんないですね。
水木さんの自宅があり、50年以上暮らしていた、東京都調布市。
商店街には、鬼太郎をはじめとしたモニュメントが置かれ、鬼太郎にまつわる商品を販売しているお茶屋さんがあるなど、市民に親しまれる存在でした。
水木さんが幼少期を過ごした、地元、鳥取県境港市では。
ちっちゃいときから、ずーっと見てそだっとるんで、テンション上がってきたんですけど、ニュース見て、あっ、大先生と思って…。
その水木さんは、妖怪漫画を描く一方で、戦争を題材にした作品も多く発表。
フランスで漫画賞を受賞するなど、海外でも評価されていて、2010年には、文化功労者に選ばれました。
1922年に生まれ、鳥取・境港で育った水木さん。
太平洋戦争では、激戦のパプアニューギニア戦線へ。
そのとき、戦地で敵機の爆撃を受け、左腕を負傷。
切断手術を受けました。
はがきで、手が、片手ない略画を描いて送ったんです。
生きるか死ぬかですから、生きて帰ったっていうことは、やっぱ大きな喜びでしょうね。
戦後は、紙芝居画家を経て、漫画の世界へ。
そして水木しげるの名が世に広まるきっかけとなったのが。
アニメ化され、国民的人気となったゲゲゲの鬼太郎。
今度は負けないぞ。
食らえ!
うわー、かっこいい!それでこそ鬼太郎さんよ。
よくやったぞ、鬼太郎。
ようやく昔の勘が戻ったらしいな。
…はまだ死んだわけじゃないよ。
幽霊族の生き残りである鬼太郎が、人と妖怪が共存できる世界を作るため、悪い妖怪たちと戦う物語です。
そのほか、悪魔くんや河童の三平など、数々の妖怪漫画を世に送り出しました。
2割か3割かはね、私は意識しないけども、妖怪がやっぱり後ろにくっつくって感じですね。
後ろに?後ろにくっついて?
それで仕上がるという感じですねぇ。
私一人では絶対ないねぇ。
だから、目に見えんけども、妖怪らしきものが背後にあれして、描かされてるってな感じですねぇ。
うーん。
妖怪研究の第一人者として、1995年には、世界妖怪協会を設立し、会長に就任。
戦後、漫画文化の発展の中で、妖怪漫画という独自のジャンルを切り開いた水木さん。
2015/11/30(月) 17:53〜18:15
読売テレビ1
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藤井貴彦、陣内貴美子が伝えます。わかりやすいニュースをいち早く…スポーツ芸能そしてお得な生活情報も▽番組テーマはミンナが生きやすく。
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藤井貴彦
陣内貴美子ほか
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