韓国戦闘機への技術移転「可能な限り支援」=米報道官
【ワシントン聯合ニュース】米国務省のアダムス報道官は1日(米東部時間)、韓国国産戦闘機(KFX)開発事業をめぐる技術移転について聯合ニュースが求めた論評で、「可能な限り、最大限支援していく」との立場を明らかにした。
また、「米国は最も敏感な国防技術の移転を通じ、韓国の国防プログラムと優先順位を持続的に支持する」と述べた。
米政府がKFX事業をめぐって先端技術の移転を支援するとの立場を表明したのは今回が初めてで、今後の韓国防衛事業庁と米防衛大手ロッキード・マーチンとの交渉に注目が集まる。
さらに、アダムス報道官は「米政府は韓国が懸念している問題を解決するためロッキード・マーチンと協議中だ」と伝えた。
韓国政府はKFX事業をめぐりロッキード・マーチンから21件の技術移転を受ける方向で交渉を進めていたが、米政府内から技術移転に否定的な声が上がったとされる。
先月にはロッキード・マーチンの技術担当の取締役ら関係者4人が防衛事業庁を訪れ、韓国政府が移転要請した21件の技術のうち、どのような技術を必要としているか細分化してほしいと求めたとされる。
これを受け、防衛事業庁は今後、米国に交渉団を派遣し米当局とロッキード・マーチン側に具体的に必要な技術項目を提示する計画だ。
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