《五郎:やっぱりいいなぁ海》《漁港のにおい空気活気》《イセエビ。
千葉で?》《わぁ!イセだイセだイセエビだ!》《うわっサザエ!特大》食うんだったら隣で食えるよ!《なに!?》大丈夫です。
《いかんいかんまずは仕事だ》《今日の昼飯はイセエビとサザエに決定!ご褒美が決まったらやる気出てきた》すみませんごめんなさい!すみません!
時間や社会にとらわれず幸福に空腹を満たすときつかの間彼は自分勝手になり自由になる。
誰にも邪魔されず気を遣わずものを食べるという孤高の行為。
この行為こそが現代人に平等に与えられた最高の癒やしといえるのである
《漁港の下見も完了したしまだ少し時間があるか》《おっ冷凍みかん》《懐かしいなぁ》すみませんこれください。
はいありがとうございます。
130円になります。
〜《電車の揺れが心地いい》《いすみのお米が名産》《皮をむくのがひと仕事》いただきます。
《冷た!歯にキーンときた》《子供のときは妙に嬉しかったけどこんなもんだよな。
でもこんなもんって味好き》次は国吉国吉です。
《次か》
(山崎)あっ井之頭さんですか?あっはい。
(山崎)ああどうもはじめましてあのいすみ市企画政策課の山崎と申します。
ああ。
井之頭ですよろしくお願いします。
頂戴します。
《ザッツ漁港町ファッション》じゃ現場にご案内します。
あっはい。
乗ってください。
はいはいはい。
あっすみませんどうも。
どうぞどうぞ。
失礼します。
はい。
〜よし。
これです。
はぁ〜ログハウスみたいですね。
ええ市では今移住者の受け入れにいろいろと力を入れておりまして。
ここはいすみの暮らしを体験してもらうためのお試し住居なんです。
へぇ〜。
どうぞ。
はい。
ここですインテリアのトータルコーディネートをお願いしたいのは。
ああなるほど。
では早速計測させていただいてもよろしいですか?はいよろしくお願いします。
800。
1,940…。
(シャッター音)実はね私も移住組なんですよ。
えっそうなんですか?生まれも育ちも東京は渋谷。
まあいまだに都会っぽさが抜けないんですけどね。
《抜けてます抜けてます》コンピューター関係の仕事をしてたんですけど45を過ぎてからこちらに移住してきたんです。
へ〜。
でもほんと移ってきてよかったですよ。
体調がすごくよくなりましたしなんといっても食べ物がうまい。
あっ!《思い出したら急に腹が減った》やっぱり自然に囲まれて暮らすのがいちばん。
まあでも最初部屋にカエルが飛び込んできたときはびっくりしましたけどね。
あとムカデねムカデが…。
戻りましょう。
えっもうよろしいんですか?ええ。
だいたいのイメージはつかめましたから行きましょう。
あっじゃテラスでお茶でもね。
いや次私あの次がありますのであの…。
え?えっちょっと。
次の機会にでもあっごめんなさい。
どうぞ…。
すみません。
まいりましょう。
お茶でもお茶でも。
あらあらちょっと待ってまだ履けてない履けてないです。
大丈夫ですか?はい行きましょう。
テラスでお茶でも?はいまいりましょう。
えぇ!?すみません結構です。
あっそんなね…。
え〜っとあれですか?その…大原の駅でよろしいんです?はい結構ですお願いします。
お茶用意したんですけどね。
エヘヘまたの機会に。
はぁ…。
じゃあどうもありがとうございました。
じゃあよろしくお願いします今度ゆっくり!あっ井之頭さんちょっと!ゆっくり今度!《目指すは海の幸。
出てこいイセエビ顔出せサザエ》《あったあった待ってたイセエビ。
おっと鮮魚屋か》《おっあんなところにも…》《えぇ?伊勢えびロール?ロールケーキかい》《駅前にも海鮮系の店いっぱいあると思ったが甘かったかこんなにも見つからないなんて》《あっち行ってみるか。
出てこいイセエビ顔出せサザエ。
出てこいイセエビ顔出せサザエ。
出てこいイセエビ顔出せサザエん?》《いすみ産豚肉》《肉屋か》《いすみ豚。
でも今の俺にはアウトオブ眼中だ。
大衆食堂。
この肉屋さんがやってる食堂だとしたら海鮮はないかも。
あ〜でも漁港まで行って食堂が閉まっていたら即死する。
空腹も玄界灘。
うんこの店にもきっとある》しかし今日はしけてたな。
ねっうねりがね…。
《トンカツにしょうが焼き》《ガーン!やっぱイセエビサザエ影も形もなし》あっいらっしゃいませ。
どうぞそちらへ。
《あさっきの店の店員。
やっぱりお肉屋さんのお肉食堂だったか。
ああ無情。
海の町に絶望交響曲が鳴り響く》どうかなさいました?あいやなんでもありません。
どうぞ。
《さらばイセエビまた会う日まで》
(戸が開く音)は〜いいらっしゃい。
(トメ)こんにちは。
いつものね。
は〜いカツライス〜!《えぇ?おばあちゃんトンカツ食うんだ》最近すっかり寒くなりましたね。
あえぇ風が冷たくなりましたね。
東京からですか?えぇ。
ここの豚はおいしいよ。
そうですか。
うめえな。
は〜いラーメンお待ち〜。
来た来た。
《えっラーメンも食うの?あの定食を食ったあとでシメラーとは漁師って腹が減るんだなぁ。
あっ肉屋のチャーシューちょっとゴクリだ。
人のことより自分の腹の心配だ。
よし頭を完全に切り替えて肉食脳で考えよう。
ここはおばあちゃんお勧めの豚でいくべきなんだろう。
ん?ブタ肉塩焼。
塩焼き?魚でなく豚の塩焼き。
それでいくか。
あともうひと品う〜んなんか…。
ミックスフライ。
フライか》《あっこんなところで海鮮発見。
このなかで2品だったらイカとアジ。
いや肉食脳的にはイカ残しでメンチだな》すみません。
は〜い。
はいお待ちどおさま。
えぇブタ肉塩焼ライスの上とミックスフライのイカとメンチで。
少々お待ちくださいませ。
ごちそうさんお勘定して。
はいちょっとすみません。
お父さん!はい!お父さんこちらにお茶差し上げて。
はい!お願い。
はいはいはい。
あのね皆さんね1,350円ずつ。
どうも。
細かいのあるの?《斜めキャップにゴールド。
ストリート系フッ》ん?どうかしました?あいえいえ。
そうですか。
(2人)ごちそうさま。
ありがとうございました。
《よ〜しすっかり気分が変わったぞ》《あの洗面台石造りの壁。
渋い食堂だな〜》《へ〜あっちもあるんだ》へいいらっしゃい!レバー定ちょうだい。
え?レバーね。
昨日のレバーだったらよかったんだけどさ今日のレバーはちょっとイマイチだよ。
あそうなの?じゃあ上ポーク。
そっちのほうがいいよ。
《正直すぎる店》《手洗励行》《ほ〜》はいカツライスね。
わ〜。
はいありがとう。
わ〜おいしそう。
よいしょ。
ん〜やっぱりおいしいね。
《やっぱりおいしいのか。
やっぱりひとつに重みがある》お父さん!はいお願いします。
は〜い。
《おっ来るか?》はいお待ちどおさま。
《来た〜》ライスと豚汁も今持ってきますから。
《さぁさぁさぁ》いただきます。
《このどうだと言わんばかりの厚み。
もはやステーキと言ってもいいだろう》《おっ!これは…うまい!》《確かにこの豚めちゃうま》《豚とくりゃしょうが焼きのイメージだったがこれは塩で大正解。
驚くべきブーちゃん》《豚肉と豚汁で豚がダブってしまっている。
でもこの店なら大歓迎》《やっぱりうまい》《ここでカラシか…》《う〜ん変化が出る。
うまさがまた振り出しに戻る》《いすみ豚いいものを知った》《肉屋のメンチカツソースが重要》《ああいいな。
庶民の味方メンチカツ》はいお茶どうぞ。
ああどうもありがとう。
《イセエビ漁港でイカフライイしか合ってない》《ポテサラがうまい店信用できる》ほらのせますよ。
はい。
はいお願いします。
はい。
うるさいな。
いっつもそのネックレスしてるよね。
もうかれこれ30年してるから今さら外せないよ。
もう体の一部だ。
《塩焼きの汁がしみてごちそうになっている》《王道ソース味も食べないではいられない》《キャベツ大好き。
キャベツがなかったら俺はトンカツを食べない》〜《それにしてもこの豚…。
見た目と違って全然重くない。
軽い。
いくらでも入るような気がする。
こんな豚初めて…》《どうりでおばあちゃんがトンカツ頼むわけだ。
シメのラーメンってのも納得できる》《3人3豚》《漁港の大衆食堂で豚肉ライスにフライをつけてわしわし食べてるほうがイセエビサザエをちまちまとありがたがってるより俺っぽいのかもしれない》〜《はぁ〜食った食った。
エビで豚を釣った気分だ》ごちそうさまでした。
《いやぁ大原でお〜腹いっぱい。
あんまり来れないしいすみ豚買って帰るか》《うわっ!電車来ちゃった!》すみませんまた来ます。
ごちそうさまでした。
どうも!《ん〜間に合うか!?》
原作者久住昌之が実際にお店訪問
東京駅から…。
おいしいいすみ豚が食べられる源氏食堂。
創業およそ100年の渋い雰囲気は圧巻です
メニューがもうたまらないですね。
久住さんご覧のメニューを注文
すみません。
はい。
やった。
頼んでないのに出てきたときは…。
これは?いすみ豚のスモークハムです。
うわっ!うわっ!午前中だよ?フフフ…。
(きみ子さん)はいお待たせしました。
見てこれ!
そこにお待ちかねのラーメンが!
はいラーメンです。
これ俺あ〜これうまいわ。
ザッツ中華そば。
あっ!これ…。
こういうラーメンがないんだよね。
ほんとにおいしい。
本気食い。
町のお肉屋さんが営む古きよき食堂。
お越しの際には付近に駐車場はございませんのでご注意を
2015/11/30(月) 23:58〜00:40
テレビ大阪1
ドラマ24 孤独のグルメ Season5 #9【千葉県いすみ市のブタ肉塩焼きライス】[字]
松重豊主演・人気コミック実写ドラマ化いよいよ第5弾!雑貨輸入商を営む井之頭五郎は仕事で訪れた町で、ふと店に立ち寄り自由に食事する。今回は「千葉いすみの大衆食堂」
詳細情報
番組内容1
千葉県いすみ市にやってきた井之頭五郎(松重豊)は、大原漁港で目にしたイセエビやサザエに後ろ髪をひかれつつ、仕事のため大原駅から国吉駅へ向かう。今回の依頼は、移住希望者のために用意する“お試し住居”のトータルコーディネート。ホームから出ると、いすみ市企画政策課の山崎(塚地武雅)が待っていた。自分も移住組だという山崎に案内されながら、現場で下見を始める。
番組内容2
海鮮が気になって仕方がない五郎は、仕事を早々に切り上げさっさと大原駅に戻る。しかし商店街をいけどもいけども店がない。別の路地に入り、ようやく一軒の大衆食堂を発見。ところが地元名産『いすみ産豚肉』を扱う肉屋直営の食堂で、お目当ての海の幸はなさそうだ。想定外の選択となったが、五郎は頭を切り替え、肉モードに突入する。
出演者
【出演者】
井之頭五郎…松重豊
【第9話ゲスト】
山崎…塚地武雅
お父さん店員…有薗芳記
原作脚本
【原作】「孤独のグルメ」
作・久住昌之 画・谷口ジロー (週刊SPA!)
【脚本】
田口佳宏
音楽
久住昌之
ザ・スクリーントーンズ
監督・演出
井川尊史
関連情報
【番組公式ホームページ】
http://www.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume5/
【番組公式Facebook】
https://www.facebook.com/kodokugurume
【番組公式Twitter】
https://twitter.com/tx_kodokugurume
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
情報/ワイドショー – グルメ・料理
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