ドラマ10 わたしをみつけて(1)(新番組)<全4回>「ずっと、泣きたかった」 2015.12.01


(赤ん坊の泣き声)
(赤ん坊の泣き声)
(弥生)
この子の名前は山本弥生

(ナースコール「エリーゼのために」)どうしました?増田さん?院長232の増田さん急変です。
しっかりして下さい!
(飯野)増田さん。
増田さん。
酸素準備して。
(飯野)はい!酸素全開!はい!増田さん。
しっかりして下さい増田さん!院長!拍動ありません。
血圧ほとんど出ていません!1!2!3!4!5…!
(啓一郎)チャージ200。
はい。
いくよ。
(啓一郎)代わろう。

(アラーム)
(増田の娘)お母さん…!お母さん!お母さん…。
お母さん!
涙いっぱいの家族のお別れ
(増田の娘)お母さん!
彼女はまるで自分の事のように娘さんに同情している
(増田の娘)お母さん!やだよ…!
この時間早く過ぎ去ってほしい
(泣き声)外でお待ち頂けますか?ご遺体の清拭やお化粧を始めたいと思います。
20分ほどで済みます。
(増田の娘)何とも思ってませんよね?えっ?どうでもいいんですよねあなたには!いえ…。
どうでもいい訳じゃない。
泣く相手も泣いてくれる人も私にはいないから分からないだけ…

私の名前は山本弥生。
私は3月に捨てられた

私はこの星美ヶ丘病院で准看護師としてそつなく働いている。
上にも下にも目立たず
坂本さんお薬お持ちしました。
ちゃんとのんで下さいね。
患者さんにはなるべく深く関わらず…
リハビリは…あっ順調ですね。
(坂本)あんなもん痛うてやってられるかい。
リハビリの先生がおっしゃってましたよ。
すごく頑張ってらっしゃるって。
なあもう退院してええやろ。
リハビリやったら家でもできるし。
退院日は先生がお決めになりますから。
ふん!
(松下)いい年して困らせるんじゃないよ。
山本さんは忙しいんだから。
大丈夫ですよそんなに困ってませんから。
はい。
はいすぐ行きます。
(神田)急患ですか?はい院長のオペに入ります。
あさってなんだ。
(五十嵐)はっ?授賞式。
市民栄誉賞の?うん。
院長が表彰されるなんて誇らしいです。
ほんと?ほんとです。
そろそろスーツが届くんだ。
新調されたんですか?うん。
イタリアのホレなんとかというブランド。
ありがとう。
楽しみです…。
これから虫垂切除のオペを始めます。
よろしく。
(3人)よろしくお願いします。
(啓一郎)メス。
はい。
手術の時間私は嫌いじゃない
電気メス。
はい。
心を空っぽにしてただ医師の指示どおりに器具を渡す。
何も考えなくていいこの時間がずっと続けばいいのに…
山本さん昨日オペした楠山幸一さんまだリカバリールーム?朝痛みを訴えていたので様子を見ています。
落ち着いたら移動します。
そう。
神田さん木村師長の送別会参加できそうですか?すみません子供の学校の行事があって…。
じゃあ欠席ですね。
(藤堂)おはようございます。
(関)新しい看護師長っていつ来るんですか?
(五十嵐)今日の午後やろ。
そうですか〜。
(五十嵐)関ちゃんお疲れやね。
すいません!一番のイケメンと意気投合してたもんね。
ちょっと…先輩を差し置いてそんな事ある訳ない…。
合コンですか!?あ〜いいなぁ!私も誘って下さいよ!
(五十嵐)今度銀行マンとの話があって…。
(関)銀行!?ずいぶんにぎやかねぇ。
ここは休憩室?あの…。
木村師長の後任の藤堂です。
今日からお世話になります。
皆さんよろしくお願いします。
あの〜午後のご予定じゃ…。
(雅之)藤堂さんやっぱりこちらでしたか。
すみません事務長。
玄関でお待ちしていたんですよ。
病棟に直行されるならそう言って頂かないと…。
あっ…皆さんおはようございます。
こちらは…。
ああご挨拶しときました。
藤堂さんは救急看護認定看護師でありさらに緩和ケアの認定看護師でもあるスペシャリストです。
皆さんにはぜひいろいろな事を…。
あら?飯野さん。
(飯野)はい。
これバイタルよね。
あっ…あの〜今日ちょっと検温表忘れてしまって。
血圧13577。
体温36.7?9?どっち?どっちですかね…?患者さんの命に関わる大切なバイタルよ。
これからは手に書いたりせず検温表忘れずに持っていって下さい。
はい。
すいません。
これ誰かに教わったの?あっみんないっつも…。
でも山本さんはしませんけど。
(関)山本さんは検温表も必要ないんです。
みんな暗記してますので。
山本さん?はい。
暗記ってバイタル全部暗記してるの?何人分?12人です。
仲村かの子さんは?134の80。
37.1度。
脈90で不整脈なしです。
工藤タエさん。
142の83。
36.4度。
脈72で不整脈なしです。
すごい。
今日かぎりやめて下さい。
えっ?山本さんあなたは神様じゃないわ。
いつか間違わないともかぎらない。
そうでしょ?はい。
手間を惜しまずきちんとメモをとって下さい。
はい。
でもその記憶力大したものね。
何かに生かせないかしらねぇ。
この人…苦手
すみません。
神田さん私物の携帯は休憩室にしまっておいて下さい。
はい…。
石井さんは来週退院予定ですね。
(石井)はい。
病院食ともさよならです。
石井さんの奥様は料理学校の先生なんですって?おいしいんでしょうね〜。
何で知ってるんですか?うちの嫁のね…。
患者さんの懐にずけずけと入っていく。
私とはまるで違う
和食も上手なんですよ。
いいですね〜。
坂本さ〜んリハビリ2時からですよ。
今日はええ。
今日も行かないんですか?先生も待ってらっしゃいますから。
ずっとこのベッドで過ごすおつもりですか?坂本さん。
うん?あんた誰?本日から入職しました師長の藤堂です。
よろしくお願いします。
リハビリの先生とても優秀な方ですよ。
あんな若いヤツらに偉そうにああせいこうせい言われてもうたくさんや。
そんな事でしたか棟りょう。
えっ?道理で経過がいいと思いました。
日頃から大工仕事で鍛えてらっしゃるからなんですね。
この立派な筋肉孫みたいな若いヤツに見せつけてやればいいじゃないですか。
そらまあ今の若いもんらと鍛え方が違いますさかいね。
ですよね。
じゃ2時前にお迎えにあがりますね。
はい。
松下さんお薬お手伝いしましょうか?
(松下)あ〜いやいやいや。
いや〜しかしこんな美人の師長さん…。
藤堂師長。
はい。
もう病棟の患者さんのカルテ全部覚えてらっしゃるんですか?全部は無理よ。
まだまだ…。
(シメ)帰れ!帰れって言ってんだろ!238号室の…。
一宮シメさんね。
肺炎で認知症も患ってる。
はい。
毎度毎度同じまんじゅう持ってきて!でもお母さんくりまんじゅう好きでしょ?武史はどうした?武史の顔が見たいんだ!大体あんたがまともに世話もできないから私がこんな所に入らなきゃならなくなったんだ。
武史はどうした!あんたなんか産むんじゃなかった!
(シメ)あんたなんか産んで私は…。
優しい娘さんですねぇ一宮さん。
毎日お見舞いにいらしてるんですって?新しい看護師長の藤堂さんです。
母がお世話になります。
一宮さんいい娘さんをお持ちで羨ましいです。
とんでもない。
とろいし気が利かないし…。
毎日来てくれる人なんてなかなかいらっしゃいませんよ。
238号室の一宮シメさん足につねられたようなアザがあったわね。
はい。
知ってたの?娘さんだと思います。
毎日ひどい事を言われてカッとなって…。
そうね〜。
あれじゃ娘さんつらいわよね。
いくら認知症でもね。
それで?えっ?それでどうしたの?えっ?娘さんの話聞いてあげたの?私がですか?あなた担当でしょう?親子の問題ですから。
シメさんはうちの患者さんよ。
私たちにできる事はしてあげましょうよ。
親子なんだからどこかで通じ合う事ができると思うの。
そうですね…。
ここどう?えっ?星美ヶ丘病院。
私ここしか知りませんからどうって言われても。
そう。
どうしてここを選んだの?まあいっか。
あの師長は…。
はい。
師長はどうして看護師になられたんですか?病院って人が生きたいって心から願って来る所でしょ。
だからちゃんとした所であってほしいの。
患者さんもご家族も嫌な思いをしないように治療に専念できるように私役に立ちたいなぁと思ったの。
山本さんは?どうして看護師に?他にできる事がなかったんです。
そう。
失礼します。
お疲れさまでした。
お疲れさまです。
自転車できっかり15分いつも同じ風景を走る
寄り道する事もない。
親しい友達もいない。
合コンももちろん行かない
(犬の鳴き声)気ぃ付けてね〜。
は〜い。
病院に勤めて5年。
昨日と変わらない今日を過ごしそしてきっと同じ明日を迎える
(子供たちのはしゃぐ声)
この部屋の前の住人が置いていった木
ただいま。
いや…あなたは捨てられたの

どうして看護師になったの?親子だから心が通じ合う?
頂きます。
私には分からない。
山本弥生って…一体誰?

時々この宇宙にすぅっと吸い込まれて…そのまま消えてしまうような気がする
そうなったらそれでいいと思う…

(啓一郎)新しい師長はどうだ?
(雅之)はい県立病院の看護部長をしていただけあって優秀な人材です。
看護師たちの意識改革が進むと期待しています。
よくうちに来てくれたな。
はい。
実は藤堂さん病院の現場からしばらく離れていらしたんです。
理由は分かりませんが。
そんな時に彼女のうわさを聞きつけてぜひうちに来て下さいと僕が口説き落としました。
そうかよう頑張ったな。
はい。
そうだ院長明日の授賞パーティーは私もご一緒します。
いや…お前はいい。
パーティーには星美信用の頭取や稲垣建設の会長も出席されると聞いています。
融資や援助を受けるチャンスだと思うんですが。
うんまあそれはそうだが…。
(雅之)星美ヶ丘の高齢化に伴ってうちの患者の8割はご高齢で当然年々減少しています。
これからは遠方からも新しい患者を確保しないと経営が成り立ちません。
そのためには新しい医療機器の導入を…。
あの…。
50年前おやじがこの病院を建てた時ベッド数は60だった。
おやじの後を継いで俺はこの腕一本で130にした。
三代続けば末代続くってな。
パーティーに来るヤツらは俺の後は当然お前が医者になって星美ヶ丘病院を継ぐと思っていた連中だ。
この俺もだ。
そんな所へお前がのこのこ行く事はない。
すいません…お父さん。

(ナースコール「エリーゼのために」)楠山さんどうしました?
先日手術した楠山さんから頻繁に呼ばれる。
傷が痛むらしい。
でもただの虫垂炎だからあさってには退院していくはずだ
もしまた痛くなったら我慢しないでコールして下さい。
(楠山)すいません何度も…。
タオル替えておきますね。
はい。
サボテン?
(楠山)病室にはまずいですかね?寝つくから鉢植え置くなんて非常識だって家の者にも言われたんですけど…。
かわいいですね。
(楠山)もうすぐ花が咲くんですよ。
咲いたら教えて下さいね。
私も見たいです。
(楠山)ありがとうございます。
ゆっくりお休み下さい。

(神田の話し声)もう…分かった。
ちょっと待ってて。
あの…私そろそろ失礼します。
お疲れさまです。
今からお子さんのお迎えですか?はいギリギリです。
お疲れさまです。
お先です。
またコソコソ電話しとったなぁ。
例のDV男ですよ。
(五十嵐)何でやろ?
(柏原)ごめんねいつも。
ここへは来ないでよ。

(柏原)ありがと。

(ナースコール「エリーゼのために」)
まただ。
206号室の楠山さん
楠山さんどうしました?楠山さん痛みますか?苦しいですか?当直の先生に連絡しますね。
畑田先生206号室お願いします。
楠山さんちょっと手伸ばしますね。
痛いですけどちょっと我慢して下さい。
痛み止めは1時間前に打ちました。
(畑田)ペンタゾシン?はい。
じゃあヒドロキシジンを追加して。
はい。
山本さん。
一応院長に連絡取って。
はい。
楠山さん大丈夫ですよ〜。
パーティーの2次会でも行ってんちゃう?畑田先生専門外やし自信ないんやわ。
師長に電話してみたら?えっ?あっえっとあの…。
山本さん何かあった?2日前虫垂炎の手術をした楠山幸一さんがひどい痛みを訴えてます。
鎮痛剤を注射したんですけど…。
当直の先生は?畑田先生でしょ?先生が院長に連絡してほしいって。
でも携帯がつながらないんです。
・院長は授賞式?ああ…今頃は2次会かと。
・だったら行きそうな店に片っ端から電話して捜しなさい。
ぐずぐずしないで。
命に関わるかもしれないのよ!は…はい!少し我慢して下さ〜い。
はい注射打ちますね。
すぐ終わりますよ〜。
すみませんそちらに星美ヶ丘病院の後藤院長…。
います!?すみませんが…。
失礼します!先生!院長に連絡つながりました!楠山さん!楠山さん!大丈夫ですか?助けて…。
助けて…!楠山さん院長がもうすぐしたら来ます!しっかりして下さい!どういう事だ?はい。
はい。
その処置はしました。
大丈夫だ。
術後の傷の痛みだ。
強い痛み止めを打って様子を見なさい。
院長!院長何やってるの。
主役が何やってるの。
早くこっちこっち。
みんなと一緒にこっちで飲もう。
ちゃんとやってよ〜。
飲んで下さ〜い。
おめでとうございま〜す!
(関)楠山さん少し我慢して下さい。
(畑田)注射しますね。
(関)すぐ終わりますよ。
楠山さん。
もうすぐ咲きますよ。
一緒に見ましょうね。
山本さん!亡くなりました。
(路子)幸一!幸一!
(泣き叫ぶ声)
(竹男)何で…ですか?
(路子)幸一。
どうしたの?ねえ…。
幸一!なぜ?虫垂炎のオペよね。
分かりません。
お見送りです。
山本さん。
はい。
聞きたい事があるの。
亡くなった楠山幸一さんのレントゲン写真よ。
山本さんはオペリーダーとして入ったのよね?はい。
切り取った虫垂は腫れてた?えっ?楠山さんはおなかが痛いと言って救急車で搬送されてきた。
院長の診断は化膿性虫垂炎で虫垂穿孔による腹膜炎。
穴が開いてるなら腫れてたはずでしょう。
確かめなかった。
でも覚えてる。
きれいな虫垂だった
ここは何?横隔膜下です。
横隔膜下に空気はある?ありません。
でもほらここ…三日月状にうっすらと黒く写ってる。
これは空気。
ないはずの空気よね。
つまりフリーエア。
はい…。
考えられるのは上部消化管穿孔。
上部消化管に穴が開いて腹膜炎を起こしていた可能性が高い。
上部消化管といえば?十二指腸と胃です。
病室で楠山さんが痛がってたのはオペの痕じゃなくてもっと上の方だったんじゃない?虫垂穿孔じゃなかった可能性がある。
そんな…!山本さん。
はい。
あなた何を見てきたの?回想
(楠山)もうすぐ花が咲くんですよ。
咲いたら教えて下さいね。
私も見たいです。
私が見つけてあげられなかったからあの人は亡くなったの?
おはようございま〜す。
(3人)おはようございます。
はい。
(ノック)山本です。
(啓一郎)はいどうぞ。
失礼します。
(啓一郎)君を見込んでお願いがあるんだ。
10時に亡くなった楠山さんのご両親が来られる。
楠山さんは予期せぬ腹膜炎から敗血症が起こり急性心不全で亡くなった。
畑田くんに書いてもらった死亡診断書の内容を担当医である私の口から改めて丁寧に説明する。
え〜その事は藤堂師長も知ってるんだが…。
そうだな10時半までだ。
その間師長がこの部屋へ近づかないようにしてほしい。
(啓一郎)君にはずっとうちで働いてほしいと思ってるんだ。
できるよね?君はいい子だから。
(花瓶が割れる音)えっ?あっ…はい大丈夫ですよ。
はい。
あっすぐに。
はい。

(泣き声)
(玲子)何するの弥生ちゃん!もう嫌!この子ちっともいい子じゃない!
いい子じゃないと…捨てられる
五十嵐さん。
はい。
私ちょっと抜けるけどあとよろしくね。
はいお願いします。
師長。
石川義一さんのカルテが見当たりません。
午後から胆石症の手術を受けられるんですが…。
えっ?誰か石川義一さんのカルテ使ってる?知らないです。
知らないです。
手分けして捜して!
(看護師たち)はい。
もしもし第2病棟の藤堂です。
先生石川義一さんのカルテ持ち出されてません?すいません。
ありがとうございます。
院長先生どうもお世話になりました。
ありがとうございました。
こちらです。
そうですか。
お手数おかけしました。
すみません。
(飯野)師長!どうだった?会計で捜したんですけど見つかりませんでした。
ありがとう。
はい。
師長。
はい。
先ほど楠山さんのご両親がお見えになり師長にくれぐれもよろしくとおっしゃって帰られました。
とても親身になって頂いたと。
ご両親納得されたんですか?はい。
院長からの丁寧な説明に納得されてました。
そうですか。
山本さん。
それ石川さんのカルテ?はい。
見つけてくれたのあなたが。
それとも隠したの?はい。
院長に私を引き止めるように言われたのね。
楠山さんのご両親に会わせたくなかったんだ。
そうだと思います。
私が何か余計な事を言いだすんじゃないかと思った?違いますか?あなた院長から頼まれたらどんな事でもするの?どうして?ずっと…ここにいたいから。
ここに?院長は私にずっとここで働いてほしいとおっしゃいました。
期待に応えたいです。
こんな事までして…。
私を頼ってくれる患者さんだっています!私精いっぱい頑張ってきました。
この病院が私を受け入れてくれたから!私はこれからもここにいます!ここにいたいんです!ずっとここに…。
山本さんそれ本心?はい。
あなたかわいそうな人ね。
回想
(施設の先生)いい子ですから弥生ちゃんは。
(栄治)弥生ちゃんよろしくね。
お母さんって呼んでね。
お歌何が好き?さあ着いたよ〜。
着いた着いた〜。
はいはいはいはいは〜い。
はいどうぞ〜。
お花?きれいでしょう。
見て育てたんだよ。
うわ〜全部食べたね。
おいしい?はい。
よかった〜!弥生ちゃんほんとにいい子ね。

(栄治)すごいじゃないか!いい子だなぁ弥生ちゃんは。
おいちょっとちょっと…見てみろ見てみろ。
ほらほらほらほらほら!あっ100点!
いい子じゃなくても好きでいてくれる?私の事

(玲子)何するの弥生ちゃん!もう嫌!この子ちっともいい子じゃない!
(ドアが閉まる音)
(児童相談所の職員)行こうか弥生ちゃん。

私の名前は山本弥生。
生まれてすぐに捨てられた。
捨てられた場所の区長さんの名字をとって「山本」そして3月だったから「弥生」
いい子じゃないと捨てられる
ラッキーのおじさんなんて呼ばれててね。
最後まで名前すら呼んでもらえなかったんです。
そんな簡単に救われる訳ありません!血が怖いんだよ。
再婚…ですか?子供のためにも。
長いこと泣いてなかったの?・「同じ空を見てるのかな」・「星は1人にさせる」・「いつもよりも明るいから」・「うつむいた涙を気づかれないように」・「悲しみと悲しみを結んで」・「星座みたいに輝くよう抱きしめた」・「サヨナラからみつけるんだよ」・「上手に笑えるかな」・「踏み出したら心が今」・「ほら闇を照らす光になる」2015/12/01(火) 00:10〜01:00
NHK総合1・神戸
ドラマ10 わたしをみつけて(1)[新]<全4回>「ずっと、泣きたかった」[解][字][再]

星美ヶ丘病院の准看護師・山本弥生(瀧本美織)は手際のいい仕事ぶりで高評価だが、どこか影のある存在。ある日、手術後の患者が亡くなるという事件が起こって…。

詳細情報
番組内容
星美ヶ丘病院の准看護師・山本弥生(瀧本美織)は、手際のいい仕事ぶりで高評価だが、どこか影のある存在。ある日、新しい看護師長として藤堂(鈴木保奈美)が赴任。藤堂は弥生が患者のバイタルを完璧に記憶していることに驚き、それをきっかけに弥生に着目するようになる。そんな中、手術後の患者が亡くなる事件が起こる。執刀医だった院長・後藤(本田博太郎)による誤診の可能性を感じた藤堂は弥生に詰問して…。
出演者
【出演】瀧本美織,溝端淳平,初音映莉子,野村麻純,志保,奥村佳恵,木内義一,佐川満男,佐々木すみ江,根岸季衣,本田博太郎,鈴木保奈美,古谷一行
原作・脚本
【原作】中脇初枝,【脚本】森脇京子

ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
サンプリングレート : 48kHz

OriginalNetworkID:32080(0x7D50)
TransportStreamID:32080(0x7D50)
ServiceID:43008(0xA800)
EventID:15617(0x3D01)

カテゴリー: 未分類 | 投稿日: | 投稿者: