訃報:人間国宝、能楽小鼓方幸流の曽和博朗さん死去
毎日新聞 2015年12月03日 01時11分(最終更新 12月03日 01時58分)
能楽小鼓方幸流(こうりゅう)の人間国宝、曽和博朗(そわ・ひろし、本名・曽和博)さんが2日、老衰のため亡くなった。90歳。通夜は5日午後6時、葬儀は6日午前11時、京都市北区紫野宮西町34の公益社北ブライトホール。喪主は長男で小鼓方の正博(まさひろ)さん。
小鼓方の曽和家の三代目に生まれ、1935年に初舞台。名人の小鼓方幸流十六世宗家、幸祥光(よしみつ)さんに師事。能で「三老女」と呼ばれる秘曲の「姨捨(おばすて)」「檜垣(ひがき)」「関寺小町」など、現行曲のほとんどを手がけた。