ふしぎがいっぱい「ウナギのなぞにせまれ」 2015.12.01


(テーマ音楽)ウナギ。
どこで産まれる?何を食べて育つ?ここは魚の養殖を研究している所。
研究しているのはウナギだ!20年以上ウナギを育てる研究をしている。
(ホナちゃん)あっすごい!すごいいきおいで食べてる。
何が入っているんですか?これは魚のアジを粉にしたものとタラという魚のあぶらを水を加えてまぜ合わせたものです。
田中さんはウナギの赤ちゃんも育てているんだって。
あっ青い!へえ〜。
これなんで青いんですか?ウナギの赤ちゃんって深い海で育つんだ。
これがウナギの赤ちゃんなんです。
あっホントだ。
ちっちゃい!これがウナギの赤ちゃん。
ウナギはたまごからかえるとやがて長さ5cmほどのシラスウナギになりさらに大きくなってたまごを産む。
このサイクルを人の手で行うのが…でもたまごからシラスウナギに育てることがず〜っとできなかった。
なぜならどこでどうやってシラスウナギに育つのかだれもつき止められなかったからだ。
こうした中田中さんたちはウナギをたまごから人工的に育てることに成功。
世界で初めてのことだった。
このワクワク感トキメキっていうのが研究の喜びだと思います。
(はくしゅ)ウナ!ウナナ!田中さんがウナギの研究を始めたのは1989年。
当時たまごをかえすことはできた。
しかし産まれるとすぐに死んでしまう。
赤ちゃんが何を食べるのかまったくわからなかったからだ。
田中さんたちは手がかりのないままエサをさがし始めた。
最初にためしたのは小さな生き物…成功はしなかったがあることに気づいた。
赤ちゃんが口に入れるのは死んだプランクトンなど動かないものだった。
そこですり身や粉末などをあたえてみた。
しかしなかなか食べてくれない。
あ〜…。
でも田中さんはあきらめなかった。
そしてあるものに注目した。
それはプランクトンの栄養を高めるために使っていたアブラツノザメというサメのたまご。
田中さんは粉末にしたサメのたまごをあたえてみた。
すると…。
(田中)おどろくことにそのサメのたまごだけほかのものとは全然ちがう。
ものすごくよく食べたんです。
もうこれで育つぞと思ったんです。
ウナギの赤ちゃんは順調に育ち始めた。
お〜!エサを食べても30日以上生きられなかった。
原いんは体のつくりにあった。
食べ物から栄養を取り入れる器官がまだ発達していないからだ。
そこで田中さんはエサをくふうした。
栄養をきゅうしゅうしやすくするためやわらかくしたりほかの材料をまぜたりした。
あたえてみると…。
200日以上も生きのびるようになった。
さらに一日にあたえるエサの回数や量など田中さんはくふうを重ねた。
そしてついに…。
シラスウナギにまで育てられたんだ。
ウナギの未知の部分を人工的に再現できたということですごく感げきしました。
この結果ウナギを人の手で育てふやせるようになったんだ。
コングラチュレーション!そして…。
田中さんたちは新しいエサの研究をしている。
材料はニワトリのたまご。
サメのたまごは年々へっている。
そこで手に入りやすい材料をためしているんだ。
あっ食べてる!早くも成功?食べたからといって同じように育つかっていうとそうじゃないんで。
食べて生き残りがいいか悪いか。
それから成長がいいか悪いか。
その辺りそう合的にひょうかしないといけませんのでただ食べただけで成功だっていうわけにはいかないです。
田中さんの研究はこれからも続いていく。
大きくジャンプアップするチャンスをもらったということになります。
こう思っていろいろ考えてみる。
これはすごくたいせつなことというか研究してて必要なことだと思います。

(テーマ音楽)2015/12/01(火) 09:30〜09:40
NHKEテレ1大阪
ふしぎがいっぱい「ウナギのなぞにせまれ」[解][字]

小学校5年生向けの理科番組。科学者の仕事を通して、理科(科学)を学ぶおもしろさを伝える。この回では、世界で初めて、ウナギの完全養殖に成功した科学者を紹介する。

詳細情報
番組内容
小学校5年生向けの理科番組。科学者の仕事を通して、理科(科学)を学ぶおもしろさを伝える。この回では、世界で初めて、ウナギの完全養殖に成功した科学者を紹介する。
出演者
【ゲスト】独立行政法人水産総合研究センター研究員…田中秀樹,【リポーター】ホナガヨウコ,【語り】大原さやか

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生
ドキュメンタリー/教養 – 自然・動物・環境
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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