木造船から1遺体=船首にハングル-新潟・佐渡
第9管区海上保安本部は2日、新潟県佐渡市沖の日本海で11月に発見された木造船から男性の遺体を収容したと発表した。船首部分にはハングルと数字のような文字が記され、船内にあったリュックサックから故金正日総書記とみられる肖像画が描かれたバッジの付いた作業服が見つかった。
11月には秋田県や石川県などで、北朝鮮のものとみられる木造船や遺体が相次いで見つかっており、同保安本部が関連を調べている。
同保安本部によると、遺体は黒色のセーターとズボン姿。オレンジ色の救命胴衣を身に着けており、頭部が白骨化していた。
木造船は全長約13.8メートル、幅約3.4メートル、高さ約1.6メートル。11月14日、「船が浮いている」と佐渡市の漁協から通報があったが、海が荒れて船内に入れず、2日に船体を引き揚げた。 【時事通信社】