ニュース 2015.12.01


こんにちは。
正午のニュースです。
フランスのパリで開幕した地球温暖化対策を話し合う国連の会議COP21で発展途上国からは、先進国こそ温室効果ガスのさらなる排出削減に取り組むべきだとする声が相次ぎました。
COP21は、発展途上国を含むすべての国が参加する温暖化対策の枠組み作りを目指す会議で、初日はおよそ150の国と地域の首脳が参加して演説などが行われました。
この中で途上国からは、世界の平均気温の上昇を2度未満に抑えるという目標を達成するために先進国こそ温室効果ガスのさらなる排出削減に取り組むべきだとする声が、相次ぎました。
このうち世界で3番目に排出量が多いインドのモディ首相は。
また、アメリカのオバマ大統領との会談では、インドは与えられた責任を果たしていくが国際社会の支援も必要だと述べ、先進国は、自国の対策だけでなく、途上国の対策も支援すべきだと強調しました。
さらに海に沈むおそれもあるとされる南太平洋の島国キリバスのトン大統領は次のように述べました。
このように途上国からは先進国の責任と対応を求める声とともに実効性のある枠組みにするためには、法的な拘束力などが必要だとする指摘が相次ぎました。
遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣は新国立競技場の整備費を巡って東京都の舛添知事と会談し、総工費の上限に関連経費を加えるなどした1581億円程度のうち、ほぼ半額の791億円程度を国が負担し東京都も395億円程度を負担することで合意しました。
遠藤オリンピック・パラリンピック担当大臣は、馳文部科学大臣とともに、東京都の舛添知事と会談し、新国立競技場の整備費の負担割合を巡って協議しました。
遠藤大臣はそのうえで、総工費の上限1550億円に設計や解体工事の関連経費を加えるなどした1581億円程度の整備費についてほぼ半額の791億円程度を国が負担する一方、東京都も395億円程度を負担するよう求めました。
また、残りの395億円程度は、サッカーくじtotoなどの売り上げを充てる方針を説明しました。
これを受けて馳大臣は、東京都が費用を負担するための根拠となる法整備を求めていることを踏まえ、今後、必要な法改正を進める考えを示しました。
突然の噴火の際に、登山者などが避難する火山のシェルターについて、内閣府は必要な強度や構造などを定めた初めての手引きを作り公表しました。
国が24時間監視している全国47の火山のうち、シェルターが整備されているのは、去年10月の時点で12にとどまっています。
去年9月に噴火した御嶽山でも、シェルターはなく、火口近くで多くの登山客などが噴石によって犠牲となりました。
内閣府が初めて作った手引きでは、シェルターは原則として直径10センチ以下の噴石が、時速300キロ以上で飛んできても耐えられる強度が望ましいとし、鉄筋コンクリート製では、必要な屋根や壁などの厚さを20センチ以上としています。
また、すでにある山小屋などを活用するため木造の建物でも、防弾チョッキに使われる特殊な繊維を貼ることで建て替えよりも安い費用でシェルターとして使うことができるとしています。
内閣府では手引きを配るなどしてふもとの自治体に協力を呼びかけていくことにしています。
財務省が発表した法人企業統計調査によりますと、ことし7月から9月までの企業の設備投資は、去年の同じ時期を11.2%上回り、10期連続の増加となりました。
法人企業統計調査は、財務省が3か月ごとに資本金1000万円以上の企業およそ3万社を対象に業績や設備投資の金額を調べるものです。
それによりますと7月から9月までの企業の設備投資は、合わせて10兆4937億円で去年の同じ時期より11.2%増えました。
設備投資の増加は10期連続で伸び率が10%を超えたのは8年半ぶりとなります。
また、前の期にあたる4月から6月までと比べた伸び率は、季節ごとの変動要因を除いた季節調整値でプラス5.4%でした。
設備投資が増えたのは、製造業で、自動車やスマートフォン向けの電子部品で、生産能力を高める動きが出たことや、非製造業で賃貸用のマンションの建設が増えたことなどによるもので今回の調査結果は、今月8日に発表される7月から9月までのGDP・国内総生産の改定値に反映されます。
原発事故のあと、福島県相馬市の自宅の小屋に原発さえなければと書き残して自殺した酪農家の遺族が起こした裁判は、東京電力が和解金として遺族に数千万円を支払うことで、きょう、和解が成立しました。
東京電力福島第一原子力発電所の事故後の平成23年6月、福島県相馬市で酪農を営んでいた菅野重清さんは、自宅の小屋に、原発さえなければと書き残して、みずから命を絶ちました。
当時、菅野さんは事故の影響で原乳を出荷できなくなったと周囲に苦しさを訴えていて、妻のバネッサさんと2人の子どもは東京電力を訴えていました。
おととし東京地方裁判所で始まった裁判で、東京電力は争う姿勢を示しましたが、その後、和解に向けて双方が話し合っていました。
遺族の弁護団によりますと、きょうの協議で、東京電力が和解金として遺族に数千万円を支払う一方、和解の文書に謝罪の文言は盛り込まないという条件で和解が成立しました。
バネッサさんは夫を亡くし、生活も厳しく、また、小さな子どもたちに一日も早く平穏な生活を取り戻すために、早期に解決をすることにしました。
私たちのような悲しいことが、二度と起こらないようになってほしいと思いますと、コメントしています。
東京電力は菅野さんのご冥福をお祈りいたします。
訴訟に関することなので、コメントは差し控えますとしています。
きのう亡くなった漫画家の水木しげるさん。
家族がきょう、これも神様が決めたことだったのかもしれません。
今は、亡き戦友との再会を喜んでいるかもしれないですねというコメントを発表しました。
目玉のおやじが、泣いているように見えます。
出身地の鳥取県境港市にある水木しげるロード。
訪れた観光客や地元の人たちが水木さんの死を悼みました。
妻の武良布枝さんなど家族が、きょう、コメントを発表しました。
次です。
東アフリカのケニアで、事前の通告なしに大学でテロ対策の訓練が行われたところ、武装グループが襲撃してきたと勘違いした学生たちが、パニック状態となって逃げ惑い死傷者が出る事態となりました。
ケニアの首都ナイロビにあるストラスモア大学で30日、警察と大学などが学生たちに事前に通告せずにテロ対策の訓練を実施しました。
訓練では、テロリストを装った数人が、キャンパスに乱入して、大きな音や光を発する弾やゴム弾を発射し、警報装置も実際に作動させたということです。
ところが、学生や職員は武装グループが襲撃してきたと勘違いし、パニック状態となって逃げ惑い悲鳴を上げながら、建物の出入り口に殺到する事態となりました。
建物の4階から飛び降りる人もいて現地からの報道では女性職員1人が頭を強く打って死亡し、20人以上がけがをしたということです。
ケニアでは、ことし4月、大学が襲われ、148人が死亡するなど、隣国のソマリアに拠点を置くイスラム過激派組織アッシャバーブによるテロや襲撃事件が相次いでいて、市民の間で不安が広がっています。
南極海で活動する調査捕鯨船の船団が山口県下関市から出港しました。
出港したのは、調査捕鯨船の勇新丸と第二勇新丸です。
日本の調査捕鯨のうち南極海での調査については、去年3月、国際司法裁判所が、科学的な目的に沿っていないなどとして、調査の中止を命じる判決を出したことを受け政府は調査を中止していました。
そのうえで政府は、調査の対象を生息数が多く日本が将来、商業捕鯨を目指しているクロミンククジラに絞ったうえで、捕獲する数を、これまでの3分の1にあたる333頭まで減らすなどとした新たな計画に基づいて調査を行うことを先月発表しています。
捕獲を行う調査捕鯨は、国際司法裁判所の判決後、初めてで、今回の調査に対しては反捕鯨国から激しい反発も予想されます。
2隻は、今月下旬から来年3月上旬にかけて調査することになっています。
NHK歳末たすけあい・海外たすけあいの受け付けが全国で始まりました。
東京渋谷のNHK放送センターには、練馬白菊幼稚園の園児が訪れました。
抱えているのは手作りの貯金箱。
おやつを買うためのお金などを春からためてきたということです。
歳末たすけあいは、全国各地の障害のある人や介護が必要なお年寄り、災害からの復興支援などに使われます。
海外たすけあいは日本赤十字社を通じて世界各地の紛争や災害に苦しむ人たちのために役立てられます。
募金は、全国のNHKの放送局をはじめ共同募金会や日本赤十字社郵便局、それに取り扱い表示のある金融機関などで25日まで受け付けています。
2015/12/01(火) 12:00〜12:20
NHK総合1・神戸
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ニュース/報道 – 定時・総合

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