NHK高校講座 国語表現「面接に挑戦する」 2015.12.01


ピザってどうやって出来んの?これなかなか…。
何やってんの?
(3人)こんにちは。
中江有里です。
今日のテーマは…面接は進学や就職など自分が新しい世界へ踏み込む入り口です。
かもめんたるの2人は面接っていうとどんなイメージお持ちですか?番組のオーディションでお笑いの世界ではネタみせっていったりするんですけどコントを見せて偉い人たちが怖い顔で見てて全然笑ってくれないんですよ〜。
嫌ですね。
(岩崎)すごい緊張しますよ。
緊張するからいつものパフォーマンスができなくて僕は毎回失敗するとこいつのせいにする。
何なのよそれ。
じゃあ今日はそれがうまくできるように。
はいそれでは今日の演習です。
面接は自分がどんな人間なのかが問われる場なので緊張しますよね。
話す相手は自分を評価する人で更に自分の目上の人なんですごく緊張しますね。
みんなも緊張する?どう?何かもう焦ってしまって終わったあとに「あ〜」ってすごい落ち込みます。
何を聞かれるのかよく分からないのよね。
そうですね。
面接では相手の質問に答えながら自分はこんな人間ですっていうふうにアピールしなくてはならないんですけれどもそれが難しいんですよね。
そこが面接のポイントになるって事ですよね。
でも自分の事ってどうやったらこう客観的に見れるんですかね。
まずは自分がどういう人間なのかを振り返って考える自己分析をする事が大切です。
自己分析。
はあそれは大事ですね。
よし!じゃあ今から自己分析大作戦いってみよう!
(4人)はい。
(槙尾)用意はじめんたる!まず4人にカードを配ります。
カードには自分が考える自分の長所を具体的にできるだけたくさん書いて下さい。
次に今から配るこのカードにほかの3人の長所をできるだけたくさん書いて下さい。
ほかの人の長所を同じようにカードに書いていきます。
ふだん気付かない自分の姿を他人の目を通す事で知る事ができます。
じゃあ書き終わったかな?まずはうめゆいちゃんの考えて頂いた長所をここに貼っていきますね。
書けたらボードに貼っていきます。
これがうめゆいさんが…
(槙尾)今度はほかの3人がうめゆいさんの長所だと思うものを書いてもらいました。
ここに貼っていきます。
そしてこれが…
(槙尾)共通するものをこちらに移動していきます。
「いつもニコニコ」「笑顔」…。
(結衣)あっ「毎日笑顔」。
(槙尾)一緒のがあったね。
これがうめゆいさんとほかの人で一致した長所。
さてこれで何が分かるんでしょう。
できましたね。
はい。
これは心理学で自己分析法として使われているジョハリの窓という方法なんです。
何でジョハリっていうか知ってますか?ジョセフさんとハリーさんが作った方法だからジョハリっていうんですよね。
いつごろの人なんですか?昔。
昔?昔。
昔です。
ざっくりと「昔」。
あんまり知らないんですね。
前。
前の人。
とりあえず見ていきましょうか。
そしてこの…そして上の…この「未知の窓」はどういう意味ですか?これはですね自分でも気付いていないし…でもこれからの可能性例えば自分はこうありたいみたいなねそんなのが未知の窓に入ってくるんではないでしょうか。
ほかの3人も解放の窓秘密の窓盲点の窓それぞれにカードを並べました。
実はこれが面接でのアピールポイントにつながるんです。
通常はですねこの解放の窓が大きい方が他人と自分が思うこのギャップが少なくていいというふうにされています。
そしてこちらの盲点の窓というのがねポイントです。
これが自分の気付かなかった自分の事なんですね。
ここがアピールできるポイントになるかもしれません。
(槙尾)ああ…うめゆいちゃんで言うと「話すと大人」とか「目を見て話す」とかっていうのは他人から見たうめゆいちゃんの魅力。
うん。
そしてこちらの秘密の窓はこれは文字どおり秘密兵器なんですね。
これはもうみんなが知らない意外な自分っていうものをアピールする事ができるという事なんですね。
(槙尾)「運動が得意」っていうのはみんなが知らなかったうめゆいちゃんの魅力。
私も知りませんでした。
(槙尾)これは武器になりますね。
じゃあみんなこれを踏まえてガンガン自分をアピールしていこうな。
ガンガンに。
そんなに力を入れなくても…。
ふだんの自分を出せるように事前に自己分析ができていればいいですね。
すいません。
次は質問に対する応答のしかたを考えてみます。
主な質問はこちらの4つといわれています。
全部嫌いこれ。
みんなはどれが難しいと思う?自己PRってどんな事話せばいいのか分かんないですね。
(岩崎)う〜ん…。
茉愛羅は?私はこれからのビジョンっていうのがどれだけ自分の将来を具体的に伝えられるかが…。
(岩崎)なさそうだもんね。
(槙尾)かわいそうな事言わないでよ。
面接の質問にはどんなふうに答えたらいいの?訪ねたのはとある芸能スクール。
タレントの卵たちがレッスンに励んでいます。
芸能界への入り口オーディションも面接の一種。
今日はその練習です。
面接には個人面接とグループ面接がありますが今回はグループ面接。
(3人)お願いします。
(笹原)どういう事をやりたいと思ってこういう芸能の世界に第一歩を踏み込んだのか。
オーディションの質問も学校や会社の面接と似ています。
レッスンの様子を見ながら答える時のポイントを見ていきましょう。
まずは…会社や学校でもなぜそこを選んだのかを答えなければいけません。
人を笑わせる事を…が好きなので。
シンガーソングライターとして何か楽器をしながら…。
お芝居をする事が好きなので…。
みんなはきはきと答えていますね。
志望動機は大抵の人が答えを考えている質問です。
続いて…私ホラーが好きなので実際にはできない事とかをできる役がやってみたいです。
なりたい入りたいという気持ちだけではなくその先を具体的に考えているかどうかが大事なんです。
次は…目標に向かって準備している事努力している事を話します。
空手とか武術の触れ合いみたいのがあってそういうのに積極的に参加したりしています。
実際にタレントになった時また会社や学校に入った時やっていける実力がある事をアピールします。
そして最後は…人間性や性格などどのような人なのかを伝えます。
責任感があって周りからも結構頼られる存在です。
勉強もすごく頑張ってます。
この自己PRタレントになるには会社や学校の面接よりも個性を強く出さなければ駄目なんですって。
「清く正しく美しく」ばっかりやると落ちるよと。
スマイリーでとっても受け答えがスマートで夢もきっちり言えて破れ目がない。
俳優の魅力って破れ目ですからどこが破れてるかがその人の個性という事ですから。
教科書の1ページ目からなぞってるような事を言ってるとまあ一生役なんか来ないですよ。
厳しいですね。
でもマニュアルどおりではなく個性をアピールするのは会社や学校の面接でも大事です。
みんな頑張ってね。
(一同)オーディション頑張るぞ。
オ〜!
(宏紀)言葉の…。
(一同)言葉のプロに聞いてみよう。
サッカー日本女子代表選手として活躍。
その後指導者となり…少し個人面談みたいな時間を取ったりとか気になる選手呼んでざっくばらんに話をしたりとかあとプレーの…そういった話はするようにはしてるんですけど。
これっていうとやっぱり…そういった事ですけど…選手を選ぶ時に大事にしている事は何でしょう。
そうじゃなくて…面接の極意を学ぶ今日の演習。
前半は心理学の手法ジョハリの窓を使って自己分析に挑戦。
質問に答える時のポイントを学びました。
後半は模擬面接に挑戦してみましょう。
講師の坂口先生です。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
面接では自分の考えやこれまでの実績あるいはその場での振る舞いから判断される人間性など全ての事が問われますから緊張しますよね。
でも模擬面接をしておくとだんだん緊張しなくなります。
確かに練習は大事ですよね。
ですね。
それでは槙尾さんと岩崎さんに面接官をお願いしたいと思います。
意地悪な質問ならお任せ下さい。
ちょっとかわいそうじゃない。
大丈夫よ緊張しないで。
優しく聞きますからね。
今回はある大学の英語科の入学試験と仮定した面接で個人面接方式です。
それでは梅村結衣さんどうぞ。
(結衣)はい。
失礼します。
ではお掛け下さい。
はい。
失礼します。
本校を志望した理由を聞かせて下さい。
はい。
あの私は将来海外に住みたいと思っているのでこの大学で英語を勉強しようと思って志望しました。
ちなみに高校での英語の成績はどうなんですか?駄目でした。
ウフフフ…。
うめゆいさんはっきりと簡潔に答えていましたが緊張のためか失言してしまいました。
次は優津季さん。
将来の夢は何かあるんですか?キャビンアテンダントです。
(岩崎)へえ〜。
ここは自分の一番最初に行く国にしようと思ってるような国とかはないんですか?ないですがいろんな国に行って外からの日本を見てみたいなと思っています。
質問の意図に沿った答えを具体的にしていて言葉遣いも丁寧です。
その調子。
では自己PRをお願いします。
…はい。
え〜僕の名前は大野瑞生です。
え〜っと…。
自己PR。
長所は責任感があるところ。
苦手と言っていた自己PR。
苦労しています。
この場合入りたい学部にアピールできる内容に絞るのがポイントです。
得意科目の英語であなたの思いを伝えて。
あ…。
伝えられないです。
(岩崎)なぜ?英語が…そんなに…しゃべれないです。
あなたこの学科に向いてないんじゃないの?実は相手の本音を引き出すためわざと意地悪な質問や態度を取る面接もあります。
慌てないで落ち着いて話しましょう。
ここの学校さんは…。
(槙尾)「学校さん」…。
初めてだよ学校さんっていう言われ方をしたのは。
(ため息)先生茉愛羅さんは少し苦戦していましたね。
そうですね。
ちょっと支離滅裂になってしまった部分もありますね。
面接では是非心掛けてほしい事が3つあります。
まず1つ目は自分のアピールポイントはこれだっていう事をきちんと念頭に置いて臨みましょう。
自分の売りはこれだっていうのを頭の中に入れていて下さい。
あと質問の意図に沿った受け答えができるかっていう事ですね。
その場でのコミュニケーション能力だとか姿勢とかそういった部分が問われますのできちんと相手の質問の内容を聞いて答えるようにしましょう。
そして必ず事前に面接をして臨むという事ですね。
その事によって第三者の目で欠点が指摘できたりとかまたあと何度か話す練習を実際に繰り返していくと自信を持って臨めるようになると思います。
是非面接頑張って下さい。
(4人)はい。
先生ありがとうございました。
(4人)ありがとうございました。
今日は皆さんどうでしたか?じゃあ茉愛羅さん。
はい。
何か面接をイメージしてる時は簡単なんですけどいざ実践してみると飛んでしまったりするので何回も練習する事が大事だなと感じました。
そうですね。
是非面接の時はしっかり練習して行って下さい。
はい。
(岩崎)難しいですね〜。
その場の空気をよくするっていうのも大事なのかなと思いましたね。
コミュニケーション能力というのも問われますよね。
はい。
じゃあ岩崎さん例のものをお願い致します。
では失礼しまして…。
これでみんなも面接の達人じゃ。
かぁ!じゃ〜!バイバ〜イ。
(4人)バイバ〜イ。
自己を分析する方法として心理学の手法ジョハリの窓も有効です。
内容だけでなく相手に伝わる話し方のポイントを理解しておきましょう。
本番の前に必ず誰かを相手に模擬面接をしておきましょう。
他者を前に実際に話す事で…2015/12/01(火) 14:10〜14:30
NHKEテレ1大阪
NHK高校講座 国語表現「面接に挑戦する」[字]

読む、書く、聞く、話す。あらゆる教科で必要な表現の基礎力を養います。ユニークな演習や様々な分野で活躍する表現の達人へのインタビューで、表現のコツを学びます。

詳細情報
番組内容
就職や進学で経験することになる面接。相手の質問に答えながら自分がどんな人間かを知ってもらう必要がある。そのためにはまず自分についてよく知る必要がある。心理学の手法「ジョハリの窓」をつかって自分自身を知り、面接に備えるテクニックを学ぶ。【出演】中江有里、かもめんたる、坂口陽子(富士見丘中学高等学校)【ゲスト】高倉麻子(U−16全日本女子サッカー監督)
出演者
【講師】富士見丘中学校・高等学校教諭…坂口陽子,【ゲスト】ナショナルトレセンコーチ…高倉麻子,【司会】中江有里,【出演】かもめんたる,モーガン茉愛羅,梅村結衣,大野瑞生,佐藤優津季,【語り】田中杏沙

ジャンル :
趣味/教育 – 中学生・高校生
趣味/教育 – 生涯教育・資格
バラエティ – その他

映像 : 480i(525i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
サンプリングレート : 48kHz

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