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【「帝国の慰安婦」在宅起訴】
著者の朴教授が記者会見 「慰安婦の名誉毀損はしていない」
【ソウル=名村隆寛】慰安婦問題の学術研究書「帝国の慰安婦」で元慰安婦の女性の名誉を毀損(きそん)したとして、韓国の検察に在宅起訴された著者の朴裕河(パク・ユハ)世宗大教授が2日、ソウル市内で記者会見した。
朴氏は、著書について、「日本に慰安婦問題への関心を促し、問題を否定する人々と日本政府、(元慰安婦)支援らの手法と考え方にどんな問題があるのかを分析するために書いたものだ」と述べ、「元慰安婦の女性らを批判したり名誉を傷つける理由がない」との立場をあらためて示した。
著書に、慰安婦が「日本軍とも同志的関係にあった」などの記述があるとし、ソウル東部地検は「虚偽であり、学問の自由を逸脱した」として朴氏を在宅起訴した。この点について朴氏は「朝鮮は日本の植民支配を受け『日本帝国』の一員として動員を強いられたという意味だ」と説明した。さらに「私はこの著書で日本に責任があると言っている」とも明言した。
朴氏の会見に続き、韓国の有識者らが記者会見し、学問や表現の自由への公権力の圧力に抗議する声明を発表した。朴氏の初公判は今月14日に開かれる。