>  > 「イスラム国」が日本の神社情報入手で初詣が危ない?

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 一方、日本のテロ危険度について青山氏はこう語る。

「日本はそもそも銃器類の所持に非常に厳しく、入国管理に関してもフランスなどと比較にならないほど緻密ですから、フランスのような大規模なテロは日本では起こりえないでしょう。入国に対すること、国内で銃器類を入手すること、この2つのハードルでテロの実行が困難なのです」

 ただ、海外では東京の有名神社の警備についての詳細な情報がISに渡ったという怪情報も伝えられたりしている。

「もし危険があるとすれば局地的なテロで、火炎瓶のような原始的なものを使ったもの。特に日本では初詣に明治神宮や川崎大師など人気神社に数百万人が集まるとかあらかじめ判明している神社があるので、警備さえくぐれればテロは可能。来場者を全員ボディチェックするわけにはいきませんし、火炎瓶であればペットボトル1本分のガソリンに火をつければいいだけ。現段階では実行せず、情報だけは握ったことを匂わせて右往左往する日本政府を手玉に取ったとPRしているようにも見える」

 ISからすれば日本に対しては大きなリスクをとって爆破などするよりも、人質を取っての身代金をとるような形の方がいいということか。

「もっとも日本はこれをうまく利用して防衛省や警察の対テロ特殊部隊を強化したいという思惑もあります。実際、アメリカから特殊部隊用の武器を増やすよう迫られているともいわれているので、軍事力強化という流れになりやすいでしょうね。日本が軍事力を増大させれば、アメリカの駐留負担が減るので、表向き平和的な方向性を見せることにもなります」

 ISをめぐっては日本も中国もテロ撲滅というより、自国の利益を考えているということか。
(ハイセーヤスダ)

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