たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学【全身セルフチェックSP】 2015.12.01


私たちの命を救ってくれる名医たち
そんな彼らが最も大切にしていることの1つが…
そうすることで…
隠れた病を特定できることもあるのです
そう病魔の中には全身さまざまな場所に目で見ただけでわかるサインを発するものが少なくありません
それを見逃さないことこそ病の早期発見の最大の近道
例えばあなたの身体にはこんなサインが出ていませんか?
爪に縦すじがいくつも入っている
足の裏が白っぽくカサカサしている
舌に白い出来物ができている
いかがですか?
実はこの中に1つだけ即命に関わる病の恐ろしいサインがあるのです
今夜はテレビを見ながら自分の身体を徹底的にセルフチェック
名医が教える全身25個のサインですぐに病院へ行くべき恐ろしい病をあぶり出します
まず最初のセルフチェックは…足です
足のセルフチェックの重要性を訴えるのは…
はいこんにちは
(スタッフ)よろしくお願い致します
皮膚に現れるさまざまな症状から病をあぶり出す皮膚科のエキスパートにして医師が選ぶ優れた医師・ベストドクターに何度も選ばれている名医中の名医です
先生が足のチェックを重要視する理由は?
そう血液中の悪い成分が溜まりやすい足は全身の健康状態を映し出す鏡なのです
ということでこれから足に出る6つのサインを見て頂きます
そのうち2つはすぐ病院へ行くべき危険な病のサイン
さぁあなたも靴下を脱いでご自分の足をチェックしながらご覧ください
まずチェックして頂くのはこの2つです
あなたの足の裏こんなふうにかかとや土踏まずが白くカサカサしていませんか?
大丈夫大丈夫
(ガダルカナル・タカ)向こうで「あっ」とか言って…
(たけし)あら
あるいはケシ粒大のこのような小さな水疱ができていませんか?
実はこの2つ同じ病の可能性が
その病とは…
水虫です
こちらは乾燥型の水虫
かゆみが少なくただの乾燥肌と思いがちですが水虫の場合かかとだけでなく土踏まずまで白くなるのがポイントです
一方こちらは水疱型の水虫
指の付け根付近にできることが多くかゆみが強いのが特徴です
そのためついひっかいてしまい水疱が破れると…
このように皮がめくれてジクジクするおなじみの水虫になります
どれも原因は白癬菌と呼ばれるカビの一種
市販薬でも対処できますが先生によるとその効果的な使い方は患部だけでなく足の裏全体に薬を塗ること
そうすることで白癬菌が他の部分に広がらないためより治りやすいのです
足の裏にできるのは水虫だけではありません
続いては…
このように足の皮が厚く硬くなり黄色っぽく見える状態
俺黄色です
(研)タコだタコ
こんなものがあったらそれは…
タコかウオノメです
実はこの写真にはタコとウオノメの両方が写っています
どちらがどちらかわかりますか?
右側をよーくご覧ください
真ん中にポツンと白い目のようなものがありますよね
これがあるからウオノメ
この目がなければタコです
そしてもう1つの大きな違いは…
イッタ…
押して痛いのがウオノメ
どちらも足に合わない靴の刺激などで角質が増殖したものなのですが…
断面図で見てみるとタコはかたくなった角質が外に盛り上がりウオノメは角質がくさびのように中へと潜り込んでいます
そのためウオノメは押した時に刺すような痛みが起きるのです
どちらも市販のタコ・ウオノメ用の絆創膏で治るため特に心配はいりません
続いてチェックして頂くのは
あなたの足の甲にこんなものはありませんか?
小豆ぐらいの
特に盛り上がってはいません
実はこれこそ…
すぐ病院へ行くべき危険な病のサイン
その病とは一体何なのか?
そして放っておくとどうなってしまうのか?
このサインを見過ごしてしまった患者さんの症例をご覧ください
ちょっとゆうじほらほらハンカチハンカチ
東京の郊外に住む主婦
高校生の娘と中学生の息子を持つお母さんです
あっ私も出かけなくっちゃ
受験を控えた子どもたちの面倒を見ながら週に4日はパートで働くそんな忙しい日々の中最初の異変が起きたのは…
木枯らしの吹き始めた秋の終わりのことでした
ただいま〜
パートを終え帰宅した志保さん
立ち仕事で疲れた足を休めようと靴下を脱ぐと…
足の甲に小豆大の赤い小さな斑点が
触ると少しかゆいような気もします
真っ先に頭をよぎったのは…
先日バーゲンで買った靴下
そのせいでかぶれたのだと思ったのです
そこで翌日からは肌に優しい木綿の靴下を履くことに
すると3日も過ぎた頃には…
赤い斑点はきれいに消えていました
安物はダメね
ただのかぶれこの時はそれで済んだのですが
お待たせしましたありがとうございましたありがとうございました志保さん志保さん花束組んではい
この日は月末ということもあり店は大忙し
お昼休みもなく働き続け疲れ果てて帰宅すると…
えっ!やだ
またしてもあの赤い斑点が出ていたのです
以来あの赤い斑点は出たり消えたりを繰り返すようになりました
それでも2〜3日もすれば消えてしまうため疲れがたまっているせいと深く考えることはなかったのです
しかし最初の症状から2ヶ月が過ぎた頃
あの赤い斑点にある変化が現れます
凍える寒さの中水仕事をしていると…
≪うっ!≫
突然足にジンジンとする痛がゆさが襲ってきたのです
休憩時間になるやいなや靴下を脱いで足を見ると…
えっ?また?
なんと赤い斑点が足の甲だけでなく裏から指先にまで広がっていたのです
しかもこれまでより大きく赤みも濃くなっていました
すると…
えっ?しもやけ?だってあなた手だって赤いじゃないそうですか?
言われるまで特に気にしたこともありませんでした
しかし…
ほら
比べてみると確かに赤いような…
すいませんいってらっしゃい
すぐに買ってきたしもやけの薬を塗ってみると痛がゆさは少し和らぎました
そのためこれでまた2〜3日もすればよくなるはず
そう思っていたのですが…
3日たっても…
どうした?
なぜかあの赤い斑点がなかなか消えてくれないのです
そうなのよね
寒いからしもやけが治りにくくなっているだけ
そう考え彼女はひたすらしもやけの薬を塗り続けました
この消えない斑点が恐ろしい病のサインだとも知らずに
そして病魔はいよいよその勢力を拡大させていきます
ただいま〜
そのサインは意外な場所に現れました
どうして?えっ!?
なぜか右の頬だけがしもやけのように赤くなっているのです
触っても痛くもかゆくもありません
一度病院で診てもらったほうがいいかもしれない
ようやくそう思い始めた志保さん
しかし…
病魔は待ってくれませんでした
翌日ついに彼女を決定的な症状が襲うのです
晩ごはんの支度中戸棚の物を取ろうと背伸びをしたその時
痛っ!
両足の指に今まで感じたことのない鋭い痛みが走ったのです
なんとか立ち上がろうとしても…
激しい痛みで立ち上がることが出来ません
ちょっとお母さんどうしたの?足…
娘が
足首の上まで真っ赤に見えるほどあの赤い斑点がびっしり広がり腫れ上がっていたのです
すぐさま総合病院の皮膚科を受診した志保さん
そして血液検査の結果3ヵ月にわたり志保さんを悩ませてきた病の正体がついに明らかとなりました
あの赤い斑点がサインとなっている病とは果たして?
足の甲に現れたこの小さな赤い斑点
実はこれ全身で免疫細胞の暴走が起きているサインだったのです
その病名は…
全身性エリテマトーデスとは原因不明の自己免疫疾患
本来ウイルスなどの外敵と戦う免疫細胞が暴走し正常な組織を攻撃
全身至る所で炎症を起こすことで最悪の場合命に関わる事態を招くこともある恐ろしい病です
全国におよそ10万人の患者がいるといわれその90%が女性です
ひとたび発症すると治療の難しいこの病
症状を抑えるために何より重要なのが早期に発見していち早く治療を始めること
その鍵となる何?この赤いの
足に現れることの多いあの赤い斑点なのです
これは足の毛細血管が免疫細胞の攻撃を受け皮膚の下で出血した血管炎と呼ばれる状態
小さな出血が点在するため皮膚の上からは赤い斑点のように見えるのです
血液が周りの組織に吸収されると一時的に消えてしまうものの…
病の進行に伴いやがて免疫細胞による炎症は血管以外にも拡大
手や顔にまで赤みが出たり…
関節に激しい痛みを起こすなどさまざまな症状をもたらすことに
ではそこまで進行する前にこの病の赤い斑点としもやけやかぶれを上手に見分け病を早期発見できる方法はないのでしょうか?
あります
と北島先生が取り出したのはプリンなどに付いてくるプラスチックの透明なスプーン
これをただのかぶれなどで赤くなっている部分に押し当てると…
このように赤みが消えます
しもやけやかぶれなどの場合血管が拡張して赤く見えているためスプーンで血流を遮断すると赤みが消え血流が戻ればまた赤く見えるのです
しかしこの病の場合スプーンで押しても赤みが消えることはありません
皮膚の下で出血しているためいくら押しても消えないのです
もしスプーンで消えない赤い斑点を足に見つけたらすぐに皮膚科で相談することをお勧めします
そして足のセルフチェック残った2つのうち1つは…
すぐ病院へ行くべき危険な病のサイン
あなたの足の裏にはこんなホクロがありませんか?
1つはスイカの種ぐらいの大きさで輪郭がはっきりしないホクロ
そしてもう1つは縦長で米粒ぐらいの大きさのくっきりしたホクロ
実はこの2つのうちのどちらかがメラノーマと呼ばれる皮膚がんの一種なのです
どちらががんなのかわかりますか?
どうですか?これわかんないですけど嫌なのは左のほうが…気持ち悪いですAのほうがね
(ガダルカナル・タカ)でもなんかBのほうががんっぽい感じもしないでもないですけどね
(原)くっきりした…ですもんね
(中山)奥が深そうこれどうでしょうねそれではがんはどちらだったのでしょうか?正解はこちらです
足の裏にできたこの2つのホクロ
果たしてがんはどちらなのでしょうか?
(斎藤)Aの輪郭がぼやけたホクロです
(研・中山)怪しいもんすぐ病院へメラノーマという皮膚のがんはホクロを作るメラノサイトっていう色素細胞ががん化して起きるもので転移するとこの病気は半数以上が数年以内で亡くなりますので非常に怖い病気ですのでわりとどういった所に出やすいんですか?足の裏が多いですね
(ガダルカナル・タカ)全体ですか?足の裏ならどこでも起きますけれどだから時々足の裏をセルフチェックしてもらうのが大切ですね
ではここでこんなホクロがあったら要注意というメラノーマの特徴を先生に教えて頂きます
まずはこちら
(斎藤)先生解説お願いしますメラノーマは普通のホクロと違って色の濃い部分と薄い部分とかそれから周りに飛び地のようにちょっと離れた所にポツポツと出たりします真ん中に濃い所があって薄くぼけていって飛び地があるとしみ出しているようなしみ出し現象っていいますけどこれももう1つ濃い所があって白くなって飛び島があって…
(斎藤)先生お願いします実際メラノーマが見つかった患者さんの多くがいつの間にかできていたホクロがだんだん大きくなってしまったということで来られますがいつまでも大きさが変わらない時にはがんになる心配はありません先生数年間あるやつは大丈夫ですかね?数年間大きさが変わらなければいいんですけど俺なんかここにね注射打ったあとひっかいちゃったあとでそこが今じゃんじゃんじゃんじゃんでかくなってきちゃったなと…でもそれは足の裏じゃないんですか?先生色んなとこがホクロそうですよね?そうですね場所は関係ないですね
そこでたけし院長が気になっているというホクロを先生に診て頂くことに
これが気になっているというホクロ
だんだん大きくなってきたというのですが果たして?
診せて頂いてよろしいですか?
(スタジオ内笑い)
(ガダルカナル・タカ)老人性老人性もうちょっと言い方あるでしょう
普通のホクロやいぼががんになることはほぼありませんが長年刺激を与え続けたりするとまれにがん化することもありますので気になる方は皮膚科で相談することをお勧めします
次にチェックするのは…舌です
ここに舌のセルフチェックを強くすすめる名医がいます
(スタッフ)先生よろしくお願いしますどうもこんにちは
今まで1万5千人以上もの舌を診察してきたまさに舌のスペシャリスト
一体なぜ舌のチェックが重要だと先生は訴えるのでしょうか?
足と同様毛細血管の集まる舌は全身の異変のサインが現れやすい場所
しかも800種類以上の細菌が常に繁殖しているため様々な病になりやすい部位でもあるのです
今回はご自分で舌の様子を確認して頂くため
ちなみにこちらは健康な舌
全体的に淡い赤い色をしていてところどころにポツポツとした突起があります
皆さんいかがですか?
今回お見せする舌に現れるサインは全部で4つ
その中に2つすぐ病院へ行くべき危険な病のサインがあります
ご自分の舌としっかり見比べてください
まず1つ目は…
あなたの舌はこんなふうにところどころただれたような感じで皮がむけていませんか?
もしそうならこんな可能性があります
ビタミンBもしくはCが不足している疑いあり
野菜や魚介類を食べないなど偏った食生活を続けているとこのように舌がただれる場合があるのだそう
緑黄色野菜等をしっかり食べバランスのよい食事を心がけましょう
続いてはこちら
ふだんは凹凸があって湿り気のある舌ですが今のあなたの舌つるつるして少してかりがあるように見えませんか?
もしそうなら実はこれこそ…
すぐ病院へ行くべき病のサイン
その正体は…
あなたの舌つるつるして少してかりがあるように見えませんか?
実はこれこそ…
すぐ病院へ行くべき病のサイン
その正体は…
私たちの舌の表面は乳頭と呼ばれる小さな突起で覆われています
しかし貧血などによって血流が低下すると乳頭に栄養や酸素が届かずしぼんでしまいます
すると表面が平らになりつるつるしててかりが出てきてしまうのです
危険なのはこの貧血の原因が身体のどこかから出血している場合もあるということ
今すぐ内科などを受診されることをお勧めします
そして残った2つのサインがこちら
どちらも白い出来物
一見同じもののように見えますがこのどちらかが放っておくと最悪の場合死に至る事もあるという危険な病のサインなのです
果たしてどちらの出来物が危険なのか?
このサインを見過ごしてしまった患者さんの症例をご覧ください
・ただいま・よく来たねいらっしゃいほらおばあちゃんにごあいさつはこんにちは孝太くんまた大っきくなったわね
おばあちゃん歴8年の
最近の彼女の楽しみといえば近くに引っ越してきた目の中に入れても痛くない孫の孝太くんと過ごすひととき
まさに新しい生きがい
どこか家の中が明るくなったように感じていました
そんな裕子さんに小さな異変が訪れたのはある冬の日のことでした
家族そろっての晩ごはん
孫が大好きなすき焼きをつついている時
痛っ…
頬の内側にしみるようなちょっとした痛みを感じたのです
おばあちゃん大丈夫?うん大丈夫よ
とは言ったもののちょっと気になるので口の中を確認してみることに
すると…
口の中に2つの出来物を見つけたのです
1つは裕子さんのほっぺたの内側に出来ていた白い出来物
触ってみると痛みを感じます
出来物自体は柔らかく特に中央部分が凹んでいるようでした
そしてもう1つは…
舌の左側に出来たこちらも小さな白い出来物
しかし触ってみると特に痛みはありません
先ほどのとは違って少しふくらみがあり硬く感じました
裕子さんはそう思いとりあえず頬の内側と舌の出来物に炎症をおさえる市販薬を塗り様子を見ることにしたのです
再び口の中を見てみると…
頬の内側のやわらかな出来物はすっかりよくなっていました
しかし…
舌の横にあった白く膨らんだ出来物は変わらずそこに
薬はきちんと塗ったはずなのにと気になって触れてみるのですがやはり痛みは全くありません
そのため裕子さんは…
きっと治りかけに違いないとそのまま放っておくことに
その後食事をしていても歯を磨いても何をしても痛みを感じることはありませんでした
そのため裕子さんはいつの間にか出来物があったことさえ忘れてしまったのです
これが恐ろしい病魔の始まりのサインだとも知らずに
それから
病は突然裕子さんに牙をむき始めます
孫たちと一緒にお茶をしに出かけた時のこと
あっこれ!
急に呂律が回らなくなったのです
あら?おばあちゃんミルフィーユだよそうよねどうしたのかしらハッハッハハッ
しゃべれないというわけではありません
ルの音がなぜか発音しづらいのです
それぐらいにしか思わなかった裕子さん
すると新たな異変が容赦なく襲いかかるのです
なぁえぇ〜?
と味を見てみるのですが…
もううるさいなぁあなたが年を取って味覚音痴になったんじゃないの?
裕子さんはこの時内心そう思っていました
しかし…
それは大きな間違いだったのです
すでに病は静かにそして深く裕子さんの身体を蝕み始めていました
口の中の異変が起きてから半年が過ぎようとしていた頃
ついに裕子さんに決定的な事態が訪れます
それはいつものように息子夫婦とかわいい孫が遊びに来てくれた時のこと
孝太くんはいプレゼントどうしたのうれしくないの?前から欲しいって言ってたのに
するとえっ?
そんなこと今まで一度も言われたことがなかったのに
やだわこの子ったら何言うのすいませんほんとに
昨日においの強いものでも食べたかしら?
裕子さんはすぐさま歯を磨きました
しかしすごいにおいだぞえぇっ…
一体自分の口の中で何が起きているというのか?
口の中を見ようとふとえっ!?何?
果たして彼女を襲った病の正体は?
一体自分の口の中で何が起きているというのか?
口の中を見ようとふとえっ!?何?
なんと舌の裏側全体に白い出来物のようなものがびっしりと広がっていたのです
この時になってようやく舌の異様な状態に気付いた裕子さん
すぐさま口腔外科で検査を受けた結果驚くべき病の正体が明らかになったのです
そう裕子さんの舌にできていたあの小さな白い出来物こそ…
すぐ病院へ行くべき危険な病のサイン
その正体は?
舌がんだったのです
舌がんとは舌に出来るがんのこと
50代以降に多く発症し主に喫煙やアルコールのとりすぎ等が危険因子といわれます
舌がんを含む口腔がんは年間の罹患数はおよそ15000人ですが死亡者数は7000人と死亡率が高いのが特徴
その大きな要因こそ…
そうがん細胞を口内炎と思い込み放置し発見が遅れてしまうということ
彼女が最初に発見したほっぺたにできた白い凹んだ出来物
実はこれアフタ性口内炎といういわゆる一般的な口内炎
口の中を噛んだりかたいものがこすれたりして起きる炎症です
それに対して舌にできていた白い小さな出来物これこそががん細胞そのものだったのです
一見2つとも良く似ていることが大きな落とし穴
彼女の場合もその
さまざまな症状を引き起こしてしまい結果僅か半年間という短い期間でがんが大きく成長してしまったのです
こうならないために重要なのはがんと口内炎の特徴を知りしっかりセルフチェックすること
そのポイントは2つあります
まずは見た目の特徴
普通の口内炎は中央が凹んでいますががんの場合触ってみると少し盛り上がっているのが特徴です
2つ目は硬さ
口内炎や良性の腫瘍などは水分が多いため柔らかくぷよぷよしていますががん細胞の場合は硬いことが多く触っても痛くないのです
ただの口内炎は放っておいても1〜2週間で治るもの
もし口の中になかなか治らないこんな口内炎のようなものを見つけたらすぐに口腔外科や皮膚科を受診することをお勧めします
続いての目で見てわかるセルフチェックは…
乳房です
女性にとって最も恐ろしい病の1つ…
2005年には乳がんと大腸がんの罹患数はほぼ同数だったのですが…
僅か6年間で乳がんの罹患数はなんと1.5倍以上に増加
年間で8万件の新たな発病が確認されています
好発年齢はホルモンに変化が起きる40代後半から
一気にその発症率は増え80代になっても大きく減ることはありません
実は乳がん患者のおよそ0.5%は男性というデータがあります
男性も決して他人事ではないのです
そんな乳がんのセルフチェックの大切さを教えてくれるのは…
本日はよろしくお願いしますよろしくお願い致します
患者さんの立場に立った親身な治療法が先生のモットー
チーム医療で総合的な対策に取り組み続ける乳がんのスペシャリストです
そうよくいわれる乳がんのセルフチェックは乳房のしこりを見つけるための触診ですが…
実は乳がんの中にはしこりを感じづらいやっかいながんがいくつか存在します
さらに早期の乳がんなどもしこりを感じづらい場合が多くこれらを見逃さないためにも見た目のチェックが大切だと先生は言います
そこで今回は見た目でわかる可能性のある乳がんセルフチェック法を大公開
実際に見た目のサインで乳がんを発見し一命を取りとめることができた3名の方の体験談をお伝えします
果たして彼女たちに現れた3つのサインとはどのようなものだったのでしょうか?
見た目のサインから乳がんを発見した1人目の方は東京都にお住まいの
彼女は今から6年前左の乳房の異変に気づき乳がんを発見
一命を取りとめることができました
「山さん今度あれだったんですけど…」
果たして彼女に現れた見た目でわかるサインとは?
6年前の10月23日
その日美江さんが訪れたのは…
・山さん・はい第2診察室へお入りくださいはい
年に1度の乳がん検診でした
50歳の頃ご主人が大病を患って以来食事や運動など健康には人一倍気を遣っていた美江さん
乳がん検診も毎年欠かさず受けていました
マンモグラフィーによる検査は2年に1度でこの年は触診と問診のみだったといいます
結果は…
よかった元気だけがとりえのようなもんですから
今回も全くの異常なし
これも日頃から健康に気を使っているおかげ
このまま元気に
それが美江さんのひそかな願いでした
ところがその日の夜
ある異変に気づくのです
それは入浴中身体を洗っていた時のこと
手についた泡にほんの僅かですが血がにじんでいたのです
とはいえ身体のどこかが痛むわけでもなく少量の出血
この時は出血した場所を調べることもなくすぐに忘れてしまいました
しかし…
翌日またしても異変を見つけるのです
ふと目をやったブラジャーの左の裏地にシミを発見したのです
そのシミは実際にどんな色でどんな大きさだったのかご本人に再現して頂きました
数ミリの小豆色のシミがちょうど乳頭の当たる部分にチョンチョンチョンと3つ
そうこれこそが美江さんに現れた見た目でわかる乳がんのサインだったのです
しかしお風呂上りに改めて乳頭を確認してみても…
出血している様子はありません
フフフッ…
一抹の不安を覚えながらも少量の出血だったため少し様子を見ようと考えた美江さん
しかしその翌日も…
えっ?
やはりそこには出血の跡が
不安を抑えきれず翌日取るものもとりあえず病院を訪れ…
マンモグラフィー検査を受けることに
そこで思いもよらない事態が起きることになるのです
とその時!
ハッ!やだ何?これ
なんと左の乳頭から血が噴き出したのです
検査の結果ブラジャーにシミを作った原因は乳がんのうちおよそ11%を占めるしこりを作らないタイプのものだったのです
その病名は…
通常乳がんは母乳の通り道である乳管の内部に発生します
がん細胞の成長とともに乳管の壁を破り周りの組織を巻き込みながらかたまりを作っていきます
ところが非浸潤性乳管がんは…
がん細胞が乳管の壁を破らずに成長
その壁に這うようにして細く乳管に広がっていく乳がんなのです
だからこそこの乳がんの特徴は触ってもしこりを感じにくいこと
医師でさえ触診で見つけることは極めて難しいといわれています
そんな乳がんが発した美江さんへのサイン
それこそがあの乳頭からの出血でした
このサインを見逃さないためにもふだんからブラジャーを外した時はまめに裏地をチェックすることをお勧めします
見た目のサインから乳がんを発見した2人目の患者さんは…
専業主婦
果たして彼女が目にしたサインとは?
それは
当時中学生と小学生の2人のお子さんの子育てに追われ大忙しだった妙子さん
忙しいのは主婦業だけではありません
PTAや自治会の活動でスケジュールがいっぱい
自分のことなど二の次の生活でした
そのため健康診断はもとより地域の乳がん検診も受けられずじまい
とはいえ体調に悪いところはなく自分は病とはまだまだ無縁と自信を持っていたのです
しかし…
そんな彼女にある変化が訪れることになります
それは入浴中のことでした
うん?
左胸に見慣れない赤みを発見したのです
小指の爪ほどの大きさの小さな赤い湿疹
触ると熱があり少し痛がゆいように感じたといいます
そうこれこそが妙子さんに現れた乳がんの見た目でわかるサイン
しかし彼女は…
当時のことを記した妙子さんからの手紙です
「元々皮膚が弱い事もあり何かに被れたのかもと様子を見ておりました」
この乳房の赤みはただのかぶれ
そう自分を納得させかゆみ止めの薬を塗り対処したのです
しかし…
いつもなら薬を塗れば翌日にはひくはずのかぶれが1週間経っても消えることはありませんでした
すると…
「湿疹の様なものはあっという間に広範囲に広がりやがてチクチクと針で刺すようないたみも出てきました」
「これはただ事ではない」
そう思ったものの妙子さんがすぐに病院へ行くことはありませんでした
「身体の何処かに違和感を感じ病院に行かなくてはと思いながら行く勇気がなく迷っていました」
妙子さんがようやく重い腰を上げたのは左胸に赤みを見つけてから1ヶ月後のこと
勇気を振り絞り乳腺外科を受診したのです
これがその時の実際の写真
最初はこの辺りだけだった赤みが乳房全体に広がっているのがわかります
検査の結果乳房にできた赤みの原因はしこりを作らないタイプの乳がんだったのです
その病名は…
がん細胞が乳管を突き破ったあとリンパ管に入り込み乳房全体に広がっていくがんです
そのためこの乳がんは大きな塊を作らないのが特徴
しこりを感じることはまれでその代わりに出てくるサインこそがあの赤みだったのです
妙子さんの乳房にできた赤みは…
がん細胞によってリンパ管が詰まりリンパ液がせき止められたためにできると考えられています
この炎症性乳がんは乳がんの中では非常に稀なタイプですが僅か1ヶ月でリンパ節や肺などほかの臓器に転移してしまう危険ながん
だからこそ初めに現れた赤みというサインを見逃さないことが大切です
最後は
今年3月乳がんとの診断を受け現在治療中の身です
果たして孝子さんに現れた見た目でわかる乳がんのサインとは?
どうもお待たせしました
地元の商店街で小さなブティックを経営している孝子さん
これまで大病を患ったこともなく医者いらずの暮らしを続けてきました
その訳は…
どうしたの?なんだか最近腰が痛くて…テレビで言ってたもの…
常連のお客さんから健康情報を聞き出し身体にいいことはできるだけ取り入れていたのです
小さな異変にも敏感な健康おたくで健康診断も毎年受診
しかしこと乳がんに関しては…
そんな彼女に異変が現れたのは今年1月
朝の着替えをしている時のことでした
セーターを着て胸を張ったその瞬間
右胸のブラジャーがなぜかきつく感じたのです
鏡を見てみると気のせいではなく右胸だけが一回りほど大きくなっていたのです
そうこれこそが孝子さんに現れた乳がんの見た目でわかるサイン
同様の症状が現れた患者さんの貴重な写真をお借りできました
孝子さんもこのように右胸だけが大きくなっていたのです
しかし…
そのサインを彼女が勘違いしたのは乳腺症という病
乳腺症は乳腺が張る・硬くなるなどの乳腺のさまざまな変化の総称です
加齢による女性ホルモンの減少で起きる乳腺症は一過性の変化が多く痛みも強くないためほとんどの場合治療の対象にはなりません
そのため孝子さんもよくある乳腺症に違いないと病のサインを見過ごしてしまったのです
しかし乳房の左右差が現れてから2ヶ月後の今年3月
病に気付かずにいる彼女を病院へと後押ししてくれたのは…
あぁ〜いらっしゃい
いつもの常連さんでした
実はね乳腺症のせいだと思うんだけど最近右の胸が大っきくなっちゃってえっ?
こうして孝子さんは病院を訪れ乳がんであることが判明したのです
実際の孝子さんのCT画像です
こちらが右側の乳房
この部分にご注目ください
白い部分ががんです
通常の乳がんと比較すると孝子さんの乳がんは奥に向かって広がっているのがわかります
そのため乳房の中でがん細胞が大きくなり周囲の脂肪を押すことで…
乳房の大きさに左右差が生じたのです
見た目でわかる乳がんのサイン
だからこそブラジャーが片側だけきつくなっていないか等ふだんから左右差を注意深く観察することが乳がんの早期発見につながる可能性があるのです
乳がんのサインはまだほかにもあります
このあとスタジオで名医がそのセルフチェック法を詳しくお教えします
ほんと気付きにくいですよだけどある時期になったら完全にチェックしなきゃダメなんだね40を過ぎたらやっぱりマンモグラフィーでチェックをするっていうのが一番大切なんですねきっちり検診を受けて頂くと20%ぐらいは死亡率が減りますですから1年置きには市町村検診もあるので是非受けて頂きたいしでもそれだけじゃなくて間で自己触診を絶対して頂きたいそれでは土井先生に見るだけでわかる乳がんのさらなるチェック法を教えて頂きましょうポイントは2つこちらです乳頭の異変?異変ってどんなの?それではまずは乳房のくぼみの実際の患者さんの画像をご覧ください
(土井)ちょうどですね下側のとこにくぼんでるのがおわかりになります?こういうようなくぼみがある時にはあれ?おかしいなと思って頂いてただこのくぼみをよく触りますとね実は奥にしこりがあるんですねだから実はしこりがあって皮膚が引っ張られているために今のようにくぼんでいるということですねあと押しても痛くなくてよく触ると奥がゴリゴリとかたいっていうことがあってそういうくぼみはやっぱりがんでできたくぼみということもありますうわぁ〜
(斎藤)続いて乳頭の異変の実際の患者さんの画像をご覧ください
(土井)この方は乳頭が奥に引っ込んでしまったんですねもともとくぼんでた乳頭はいいんですが普通は出っ張っていたのに気が付いたらあれ?って中にめくれ込んでいたようなそういうふうに変わってしまった場合は実は奥にしこりがあって乳頭が引っ張られてるというふうな場合もあるんですね奥にがんがあってそのために引き込まれていくのでめり込んじゃうような形のがんが見つかるんですね
乳がんによる乳頭の異変は陥没だけではありません
乳頭ががんに引っ張られ横を向いたり下を向いたりすることもあります
数ヶ月の間にこのような異変が起きた場合は乳がんの可能性が考えられます
そこで…
こうした異変を見つけやすくするセルフチェック法そして正しい触診のやり方を先生に教えて頂きましょう
お風呂毎日入りますでしょその時に洋服を脱いで鏡の前で手を下ろして正面から見ます自分の乳頭の位置も見てそれからちょっと右向きちょっと左向きっていうふうに側面を見ますそれから手をね頭の後ろにしますそうするとさっきまで垂れてたここの乳房の皮膚が伸びますよねそうするとこういうとこにえくぼがないかっていうのを両側見ますし乳頭の位置がずれている時は下げてると気が付かないんですが上げますとこっちのほう向いちゃったりするんでおかしいっていうことがわかりますそこまでして異常がないことがわかったら今度は手に石鹸をつけてクルクル回すように洗いますなんとなくあれ?っていうのを見つけたら是非病院に行って頂ければ早期発見ができます
続いてチェックするのは…手です
ご自分の両方の手をじっくり見ながらご覧下さい
今回チェックする手のサインは5つ
そのうち3つはすぐ病院へ行ったほうがいい危険な病のサインです
では早速
まず1つ目はこんなサイン
ところどころ
その荒れている部分をよーく見てみると水疱やひび割れのようなものがありませんか?
もしそうならこんな病の可能性があります
あなたの手このように皮がめくれたり水疱のようなものができていませんか?
もしそうならこんな病の可能性があります
主婦湿疹とはいわゆる手荒れのこと
炊事や洗い物等をよくする女性に多く乾燥するこれからの季節に増える病です
大切なのは保湿
しっかりクリームなどを塗って対処しましょう
続いてはこんなサイン
こちらも一見手荒れのように見えますが指の関節に赤みがあるのが特徴です
さらに赤みがある部分はやや腫れています
あなたの手荒れこんな状態ではありませんか?
これこそ…
すぐ病院へ行くべき危険な病のサイン
その病の名は…
皮膚筋炎とは免疫機能が誤作動を起こし正常な細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患の1つ
患者数はおよそ2万人といわれ決して少なくない病です
進行すると全身の筋肉組織が攻撃を受けて損傷
歩行が困難になることも…
その免疫機能の誤作動が特に最初に起こりやすいのが指関節の周り
あの赤みは攻撃された正常な細胞が炎症を起こしているサインなのです
一見ただの手荒れと思い込みがちですが見分け方のポイントは…
主婦湿疹は皮膚の表面にひび割れなどが現れますが皮膚筋炎は皮膚の下しかも関節の周りに炎症が起きるということ
指の赤みはまだ皮膚筋炎の初期症状
すぐに皮膚科やリウマチ科など専門医の受診をお勧めします
続いて3つ目はこちら
手のひら全体ではなく特に親指や小指の下が赤くなるのが特徴
あなたの手のひらいかがですか?
実はこれも…
すぐ病院へ行くべき危険な病のサイン
その病の正体こそ…
そう肝臓に炎症が起きている状態です
肝臓は血管の拡張にかかわる女性ホルモンの量をコントロールしている重要な臓器
しかし慢性肝炎になるとそのバランスが崩れ全身の血管が必要以上に拡張してしまいます
すると手の中でも特に毛細血管が多く集まっている親指と小指の下の部分が血流量の増加によって赤くなってしまうのです
放っておくと肝硬変になる恐れもあるためこのような手の赤みを発見したら早いうちに消化器内科などの受診をお勧めします
ここからは爪にご注目ください
爪に縦に細い筋が走っている
あなたの爪には全体に細かくたくさんの筋が走っていませんか?
そこまでは…
ほとんどの場合その原因は…
そうこれは病気ではありません
爪を作る細胞の機能が低下爪の水分が減少してできてしまうのです
病院へ行く必要はありませんのでご安心を
最後5つ目のサインです
爪の先端に注目してください
爪の先の白い部分が大きくなっている
皆さんいかがですか?
実はこれこそ…
すぐ病院へ行くべき危険な病のサイン
日本人のおよそ2000万人が患っているといわれ知らずに放っておくと生死に関わることもある恐ろしい病のサインなのです
その正体とは?
(ガダルカナル・タカ)糖尿でこんななるの?
(斎藤)それでは先生解説をお願いしますこれはカビの一種が爪の先から順次中に入ってきて爪と下の間に増えてるので爪が浮いてきてるわけです普通はこんなにはめったにならないんですけれども糖尿病の方は免疫力が弱くなっていますので普通の方の数倍以上の確率でこうなってきます
(ガダルカナル・タカ)これ何ですか?先生
(北島)これもカビですけどここは爪の間から入ったしこれは表面から入って爪がでこぼこになりますじゃあ糖尿病治せばそういうざらつきとかも治るんですか?はい薬がすごくよく効くようになるのであっそうなんだやっぱり血糖が高い方なら「高いんですけど」と皮膚科の先生に言ってもらったり「血液検査して糖尿病ないかチェックお願いします」と言われれば皮膚科でちゃんとやってくれます
続いてのセルフチェックは…尿
私たちが毎日欠かさず排出する尿はまさに
そう訴えるのは板橋中央総合病院副院長・塚本雄介先生
おなか楽にしててくださいね
尿を作る臓器・腎臓のスペシャリストにして腎臓病の治療ガイドラインを作る国際機関KDIGOの理事を日本人として初めて務めている世界的な名医です
そう尿の状態には様々な身体の変化が現れるのです
中でも注目すべきは…

皆さんは自分の尿の色をご存じですか?
では早速
今回は全部で5つの色をご覧頂きます
そのうち3つがすぐ病院へ行くべき危険な病のサイン
まずご覧頂くのはこちらの4色
1つ目はほとんど色のついていない無色透明な尿
2つ目は薄く黄色みのかかった
3つ目は少し白く濁った
そして最後は濃い黄色の蛍光色です
この4色の中に健康な尿とすぐ病院へ行くべき危険な病のサインとなっている尿があります
ではここで問題
この4つの中で健康な尿の色はどれでしょうか?
1つだけとは限りませんよ
健康でしょ私2と4にした
この4つの中で健康な尿の色はどれだかわかりますか?
正解は…
こちらの2色
麦わら色は血液中の古くなったヘモグロビンが代謝され出てきた色
これが最も健康な尿の色です
でも時々こういう黄色の濃い蛍光色の尿が出ることもありますよね
実はこれビタミン剤や栄養ドリンクなどの飲みすぎが原因
余分なビタミンBやC等が尿に排出されただけなのでご安心を
そして残った2つの色は共に危険な病のサイン
まずはこの白濁色の尿
こんな色の尿が出るあなたは…
膀胱炎の疑いあり
膀胱炎は膀胱内で雑菌による炎症が起きる病
その菌の死骸と白血球が尿に混ざって出てくるため白く濁るのです
イッテテテテ…
痛みを感じるようなら特に膀胱炎の可能性が高くなるので一度泌尿器科で診てもらいましょう
続いてこちら
無色透明の尿
一見何の問題もないように思えますがもしこんな色の尿が1週間以上続いているなら…
糖尿病の疑いありです
糖尿病になると血液中のブドウ糖が異常に増えるためそれを薄めようとのどが渇き知らず知らずのうちに水分を大量にとるようになります
その結果膀胱内の尿の量が増えて色が薄まり無色透明の尿が毎日大量に出るようになるのです
こんな尿が1週間以上続くようなら糖尿病を疑い検査を受けることをお勧めします
そして残ったもう1つの色
これこそ最も注意が必要な命に関わる病のサイン
その色とは一体…
今回まさにその色の尿が出たことで病を発見
命拾いした患者さんにお会いすることができました
どうぞどうぞよろしくお願いしますどうぞお入りください
一昨年発覚した病の治療が無事成功
現在は奥様と2人都内で暮らしています
そんな三瀬さんがある日突然目にしたのは異様な尿の色でした
お話を聞いて作った色を確認して頂くと…
これが三瀬さんが目にした尿の色
少し赤みがかった濃いだいだい色です
こんな色の尿が出る病とは一体何だったのでしょうか?
実際の症例をご覧ください
それは今から2年前の5月のこと
すいませんこれもお願いしますあぁありがとうございます
当時趣味と実益を兼ね小さな古書店を営んでいた三瀬孝雄さん
これまで大病の経験もなく80を前に取り立てて身体の悩みがないのが自慢でした
そんな彼の密かな健康のバロメーターは…
そうおしっこ
若い頃と変わらぬ勢いの放物線を目で見ることで健康を確信していたのです
そんなある朝のこと
あぁ…
いつものように勢いよく出るその日最初の尿を見てみると…
尿の色が少し赤みがかった濃いだいだい色をしていたのです
ふだんと違う色に一瞬ギョッとしたもののこの時三瀬さんは…
そう違うのは色だけ
特に痛くもかゆくもありません
折しも店の棚卸しなどが重なり忙しい日々が続いていました
そのためちょっと疲れただけだろうそう思ったのです
事実数時間後再び用を足した時には…
尿はいつもの麦わら色に戻っていました
ところが翌朝になると…
またしてもあのだいだい色の尿が…
うん?
以来時々朝起きた時だけだいだい色の尿が出る日々が続きました
そしてふた月ほど過ぎた夏
尿の色に新たな異変が起こります
暑いね〜あぁお客さんいらっしゃいどうだい?麦茶でも飲むかい?あぁありがとう
暑い夏の午後
お茶を飲みすぎたせいか尿意を催しトイレに向かった三瀬さん
はぁ…
ふと自分の尿を見ると…
これまで朝以外は特に何ともなかった尿の色が…
突然薄いピンクっぽい色に変わっていたのです
さすがにこれはただ事ではない病院に行かなければ
そうは思ったものの…
これまでほとんど病院のお世話になったことのなかった三瀬さん
そんな恐怖心が湧き上がってきたのです
そこで…
(流水音)
そして数時間後…
再び尿意を催しトイレに入った三瀬さん
(排尿音)
恐る恐るおしっこの色を見てみると…
先ほどのピンク色がウソのようにいつもの麦わら色に戻っていたのですすると…
こうしてなかなか病院へ行く決心がつかぬまま先延ばしにしてしまった三瀬さん
そんな彼に病からの最後通告が突きつけられることに
それは最初にだいだい色の尿が出てから4ヶ月ほど過ぎたある日のこと
いつものように用を足していると…
≪うん?≫
残りのおしっこを出し切ろうと思いっきり息んだその瞬間…
なんと尿に混じって小さな赤い塊が出てきたのです
ここに至ってようやく重い腰を上げ泌尿器科を受診した三瀬さん
そして検査の結果ついに病の正体が明らかになったのです
あの濃いだいだい色の尿の原因となっていた病それは…
膀胱がんだったのです
膀胱がんとは膀胱の粘膜に出来るがん
60代以降の高齢者に多く年間およそ2万人が発症しています
その早期発見の最大のポイントこそが…
膀胱内にあるがんは何らかの刺激によって傷つき出血を繰り返します
この出血が尿に混じるため尿の色が赤みがかった色に変化することがあるのです
そう三瀬さんが見た最初のサイン
濃いだいだい色の尿はがんからの出血が尿に混じった色つまり血尿だったのです
しかしその色は出血の量やたまっていた尿の量などによって微妙に変わります
起床時なら尿が濃縮されているため濃い黄色に赤が混じることになりこのような濃いだいだい色に
日中尿の量が多くなっている場合などはそれが薄まりピンク色にもなるのです
しかしそこにはある落とし穴が…
がんにかさぶたができて血が止まると尿の色はすぐ元どおりに
そしてまた出血したら色が変わる
これを繰り返すのです
しかもほかに痛みなどの症状もないためつい見逃してしまいがち
それでも…
なんだこりゃ!?
三瀬さんの場合この赤い塊が出たことで病に気付くことができました
これはがんから出た血液が凝固した塊
三瀬さんのように運よく早期に出ることもありますがずっと出ない場合も少なくありません
だからこそ尿の色の変化を見逃さない事が重要なのです
毎日用を足す時は自分の尿の色をしっかりチェック
もし赤みがかった尿が一度でも出たらすぐに泌尿器科で相談されることをお勧めします
携帯サイトでは尿の色に加え爪の状態や舌の色からわかる病のチェック法が詳しくご覧頂けます
auスマートパスからもご利用ください
2015/12/01(火) 19:00〜20:54
ABCテレビ1
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学【全身セルフチェックSP】[字]

【今年のうちに病を早期発見!目で見るだけでわかる全身セルフチェックSP】足裏のホクロ…手の白いシワ…無色透明な尿…もしかすると今すぐ病院に行くべき危険な病サイン?

詳細情報
◇足のチェック
【全身の健康状態を映し出す鏡「足」に出る病のサインとは?】
靴下を脱いで足をチェックしてみてください。足の裏がカサカサ?赤い斑点が…?いつの間にかホクロが…?これらの中に、今すぐ病院に行くべき病が隠されていた!たけし院長にも最近気になるホクロが…その正体とは?
◇舌のチェック
【無数の毛細血管が広がっているため、全身の病を反映しやすい舌をチェック】
手鏡を見ながら、舌をべーっと出して下さい!舌の表面を見てみると…淡い赤色でポツポツした突起があるなら正常。皮がむけている?つるつるしている?表面が白い?そんな舌なら、もしかすると危険な病に侵されているかも…?
◇乳房チェック
【しこりを作らないやっかいな乳がんを「見た目チェック」で早期発見】
女性にとって最も恐ろしい病の一つ「乳がん」。患者数は年々増加中で、早期発見のためにはセルフチェックが大切だと名医は説く。触診ではわかりづらい厄介ながんも存在するという。見た目でわかる可能性のある乳がんチェック法を大公開!
◇手のチェック
【血流や血液の成分などの変化が表れやすい「手」…わずかな病のサインを発見】
両方の手のひらを目の前においてしっかりチェックしてください。どんな色?出来物はできてない?爪は…?爪にたてじわがある?爪先の白い部分が大きい?危険な病のサインはどれなのか?名医が詳しく解説!
◇尿のチェック
【健康のバロメーター「尿」特に色の変化に注意!】
尿の状態には身体の様々な変化が現れる。中でも注目すべきは「色」だと言う。今回は5つの尿の色を紹介。無色透明、薄い黄色、白濁色、黄色の蛍光色、濃いだいだい色…これらは何のサインなのか?危険な病の可能性が!?
◇出演者
【司 会】ビートたけし
【アシスタント】斎藤真美(ABCアナウンサー)
【ゲスト】具志堅用高、榊原郁恵、研ナオコ、中山秀征、ガダルカナル・タカ
◇おしらせ
家庭で簡単にできる楽しい健康法を伝授!
さぁ、みんなで楽しく健康になりましょう!!
番組HP☆
 http://kenko.asahi.co.jp/

ジャンル :
情報/ワイドショー – 健康・医療
ドキュメンタリー/教養 – 宇宙・科学・医学
福祉 – 文字(字幕)

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
映像
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz

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