モスクワ国際関係大学、国際調査研究所の上級研究員、アンドレイ・イヴァノフ氏は、この件に関して次のような考察を表している。
「まず、露土関係に起こった危機の調整に日本がまさに何を持って助力できるのかという問いに答える前に指摘して起かねばならないのは、エルドアン氏はパリのサミットの場を対露関係正常化における第一歩を踏み出すために利用しなかったという点だ。エルドアン氏はロシア機破壊に対する謝罪を行なわなかった。それどころかパリでエルドアン氏はまたしても、トルコは全て正しく行動した、なぜならロシアの爆撃機はあたかもトルコの領空を侵犯したからだと繰り返した。思い起こしてほしい。ロシア宇宙軍の客観的なコントロールデーターでは、スホイ24はトルコの領空境界線を侵犯していないのに、トルコのF16によってシリアの上空で撃墜されている。
だが百歩譲って、仮にエルドアン氏が正しくて、スホイ24が偶然トルコの領空に侵入してしまったとしても、それがトルコによって殲滅されたというのはあまりに野蛮な行為に思える。それどころか、ロシア軍機はトルコにとっていかなる脅威も与えてはおらず、シリア領内にある「IS(イスラム国)」の拠点を破壊するという課題を遂行していた。繰り返すが、ロシア機はテロリストと戦っていたのだ。ところがトルコはNATOのメンバーとして、つまり同じようにISと戦う組織のメンバーとして少なくともロシア軍機の行動を邪魔してはならないはずだった。ところがそうする代わりにトルコはこれを撃墜したのだ。トルコのF16は卑劣にもスホイ24が課題を遂行し、シリアの基地に向けて戻るためリターンしようとしている最中に後尾から攻撃を行った。今、これがロシアを罰した行為であったことは明らかだ。ロシアがシリアでの反テロ作戦のなかで、トルコの国益でもなんでもない、この国の、テロリストを支援する一定の者らの利益を空爆したからだった。昨日、11月30日パリの記者会見でプーチン大統領が声明に表したように、トルコが国際テロリストの保養および訓練施設として使われてきた事実について、ロシアは長年にわたりトルコ側に幾度も注意を喚起してきた。その中には北カフカスでロシアに対抗して戦っているテロリストらも含まれている。ところがこのロシアの訴えには何の注意も払われなかった。しかもトルコはここ数年、シリアでアサド体制と戦うために全世界からやってくるテロリストの主たるスポンサーのひとつとなった。今、トルコがシリアで戦うテロリストに武器を供給していることを裏付ける証拠が多く溜まってしまっている。この中には化学兵器も弾薬も含まれているようだ。それだけではない。トルコはISの採掘した石油を運ぶキャラバン隊に自分の領域を通ることを許し、その輸出に参加していた。
ロシアは空爆によって、このトルコに多大な利益をもたらしてきたビジネスに事実上終止符を打った。ロシアはまた、中東領域にカリフ制をしき、オスマン帝国を復活させるというエルドアン氏の夢の実現を脅威にさらした。これこそが、なぜトルコ大統領がロシアに軍機撃墜を詫びたくない最たる理由なのだ。とはいえ謝罪だけではロシアには足りない。ロシアが必要としているのはエルドアンが中東だけでない、ユーラシア全体にも及ぶ平和と安定を脅威に陥れる悪い構想を退けることだ。まさにトルコが欧州に難民の波を差し向けたのであり、そうした難民の中には今、欧州の特務機関が発見して戦慄を覚えているように、テロリストとして養成され、戦闘経験を持つ人間が何千人も紛れ込んでいた。だからこそ独仏では、シリアで戦うテロリストに対抗するためにロシアと緊密な協力が必要だという声がますます声高に語られるようになってきている。あの米国までもが今やトルコに対し、テロリスト、兵器、麻薬、石油、生きた奴隷や臓器のトランジットを封じるため、シリアとの国境を閉鎖するよう要請した。
これが、日本が露土関係の正常化を助けるために何が出来るかという回答だ。日本は独仏米に続いてエルドアン氏にテロリストと手を組み、カリフ制やらオスマン帝国といった自分の空想を実現する試みが死や破壊を約束するものであるから、文明世界には絶対に受け入れられないものであることと分からせることができる。
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| 0 | 編集する | カットする アメリカの犬の安倍に何かを求めるのは無理な話です。 答える 
| 0 | 編集する | カットする それ以前に、安倍に限らず日本の政治家はこうした場合、いつもいつも意味のない表面的な和解を提案して取り繕うことしかしましぇん。 みんなムカッとすることは意に介してないかのよでしゅ。 答える 
| 0 | 編集する | カットする 世界情勢は大きく変化したが、それでもアメリカの好戦派は軍事力による世界制覇を目指し、日本の「エリート」は彼らに付き従っている。そして強行成立させた法律が「南シナ海の中国が相手」だという「安全保障関連法」だ。
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| 0 | 編集する | カットする ロシアの証拠、正常なジャーナリストの示す証拠など 答える 
| 0 | 編集する | カットする 第1次世界大戦が始まる10年前にハルフォード・マッキンダーが発表した世界制覇プラン、「ハートランド理論」は今でも生きている。彼によると世界は3つ、第1にヨーロッパ、アジア、アフリカの「世界島」、第2にイギリスや日本のような「沖合諸島」、そして第3に南北アメリカやオーストラリアのような「遠方諸島」に分けられる。「世界島」の中心が「ハートランド」で、具体的にはロシアだ。この流れの中にズビグネフ・ブレジンスキーたちも含まれている。
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| 0 | 編集する | カットする トルコは大変な親日だというのは知っている。
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| 0 | 編集する | カットする アメポチ安倍政権下の日本は、残念ながらトルコや傭兵部隊ISIS団の仲間になってしまっています。 答える 
| 0 | 編集する | カットする ネオコンシオニストの策謀により、日本が対中国戦争に駆り立てられるそうです。
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| 0 | 編集する | カットする sy070208しゃん
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| 0 | 編集する | カットする 日本の保守系新聞でさえ反ロシアの姿勢を鮮明にさせているのにな
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| 0 | 編集する | カットする rumi suzukiしゃん
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| 0 | 編集する | カットする sy070208, しゃん、
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| 0 | 編集する | カットする エルドアンは安倍に本当似てるな。
新しいコメントを読む (0)天網恢々
一刻も早く、背乗り朝鮮人の安倍を政権から引き摺り下ろし
真の日本国に貢献する政治家が現れるのを、我われ国民は待っています。
rumi suzuki
catss4
○ 日本のメディアは、一部の御用メディアではないジャーナリストを除き、
これだけ証拠が出ても 全く無視して トルコが悪とは言わない。
ということは それが この国の支配層の思惑。
マレーシア機と全く同じ構図である。
この国の支配層は、理屈抜きに、血に飢えた、戦争をしたい
種である。 ロシアの
catss4
全く通じない。
そのことにより、徹底的な断絶があることを、危惧している。
サイドにより、世界は分かれている。
日本のサイドは、正論を無視するサイド。
catss4
選民秘密協会の人脈は20世紀の初めに「ユダヤ人国家」の建国も考えている。イスラエルが受精したのは1919年。イギリスのアーサー・バルフォア外相がウォルター・ロスチャイルドに出した書簡、いわゆる「バルフォア宣言」がはじまりだった。この宣言を実際に書いたと言われるアルフレッド・ミルナーも選民秘密協会の主要メンバー。現在、アメリカにおける「イスラエル第一派」はネオコンと呼ばれ、安倍晋三のグループが服従している。
(桜井ジャーナル)
blue-dragon
明治時代にエルトゥールル号の遭難事故があり、日本は全力でトルコ人たちを救出し、また、
救出された負傷者も日本側の手厚い介護を受けたという話がある。
これが親日のきっかけらしい。
でも安倍はCIAの犬だから・・・。
ロシアがおいしい餌を与えたら、飼い主を変えるかもしれないが、なんといってもCIAのスパイであった岸信介の孫だからねー。
それはそうと、でもこのままじゃ奴らの思う壷、NATO、トルコ、アメリカ対ロシア になってしまう。
さらに日本もアメリカの植民地だから巻き込まれる可能性必至・・・。
日本の外務省にまともな人材がいて、何とか日本がトルコの中の良識派とロシアをとりもつことができればよいのだが・・・。
プーチン大統領が、日本からハザールマフィアとその犬どもを追い出してくれたら日本は全力でロシアを応援することができると思う。
第三次世界大戦、それだけは何としても避けてもらいたい。
junobejp
ISIS団幹部たちと仲良く写真を撮ってISIS団の盗掘石油密輸ビジネスをしているエルドアン大統領のハゲ息子ビラルは来日して今年2月4日に首相官邸で安倍首相と会談。
安倍首相は11月13日にもエルドアンと会談しています。安倍首相とエルドアンは「海難1890」という日本・トルコ合作プロパガンダ映画も作らせていますし。
そしてISIS団の盗掘石油はイスラエルや日本にも販売されているという情報が以前もありましたが、ここにきて、日本へ向かうタンカーで運んでいるという情報が多く出てきました。
sy070208
すでに社会システムが崩壊、経済も破綻しているアメリカは基軸通貨を発行する特権と軍事力を使った脅しで生きながらえてきたが、その「生命維持装置」が効力をなくしてきた。中国とロシアを中心とするBRICSやSCO(上海協力機構)の台頭でドルは基軸通貨の地位から陥落しそうなうえ、軍事力の優位も揺らいでいる。残る手段は核戦争の脅しだろうが、これに失敗したなら、アメリカは破綻国家になる。当然、そのアメリカの従属している日本はアメリカより酷い状況になるだろう。追い詰められた日本が戦争を始める可能性がないとは言えない。
plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201512010001
rumi suzuki返事としてsy070208(コメントを表示するコメントを表示しない)
一番ありそなのが、米国の船が中国の人工島付近で中国に攻撃されたとして(でっちあげられて)、日本が集団的自衛権の行使という名目で中国に攻めかかることでしゅよ。 も、準備はできてしまってるんでしゅからね。
米国のいつものねつ造がいつ実行されるかでしょね。 安倍は真相はともかく、待ってましたとばかり中国に攻めかかる可能性大でしゅ。 止める人いればいんでしゅけどね。 国民が声を上げて、やめさせなければなりましぇん。
taka2net
日本には期待できんよ
sy070208返事としてrumi suzuki(コメントを表示するコメントを表示しない)
日本国内では、グラディオ作戦でしゅね。
マイノリティ、極左、カルト狂信者が中国シンパに仕立て上げられ
世論操作の後、弾圧されるでしゅ。
対中国武力発動はノースウッズ作戦の焼き直しでしゅかね?
日本国籍無人機に自爆装置を取り付け、中国軍艦船上空で爆破し、反撃と称して
工作員が操縦する自衛隊機F-15で中国軍艦船を攻撃するんでしゅ。
中国の江沢民派閥とネオコンシオニスト、ロックロスチャは大喜びでしゅね。
何れにしても、一石三鳥以上を狙うでしゅ。
以前からアメちゃんは、領土紛争には介入しないと宣言してますから
安保は適用外になるでしゅね。
武器は売れるは、天文学的借金はチャラになるはウハウハでしゅね。
欺瞞作戦、偽旗作戦はお手のものでしゅから、やりかねないでしゅね。
rumi suzuki返事としてsy070208(コメントを表示するコメントを表示しない)
安倍は、いまかいまかと、手ぐすね引いて待ってましゅよ。
でも、安倍の台本作ってるのが、アーミテージから、良心派に変わったとゆー話もあるよでしゅし、基本的には明るい未来でしゅけどね。 でも、日本は世界で最後の国になりそでしゅね。
hidea7889
世界の平和を脅かす二人は早く消えろ!
返事として(コメントを表示するコメントを表示しない)