趣味どきっ! 北欧スタイル 花のある暮らし(最終回) 第8回「クリスマスパーティー」 2015.12.02


しょうゆとしょうがの風味の飽きのこない味です。
北欧デンマークの自然に育まれたみずみずしい感性。
日本で磨かれたこまやかな美意識。
それらが溶け合い新たな花の世界へいざなう。
豊かな色彩とアイデアあふれる彼のアレンジは花そして暮らしを輝かせる。
ニコライ流「花のある暮らし」。
さああなたもご一緒に。
今日はこれまでの集大成。
「クリスマス」をテーマに3人で作品を作ります。
ニコライさん今日がいよいよ最後のレッスンとなってしまいました。
最後になりましたね。
何を今日は教えて下さいますか?今日はこちらの…みんなで?そう。
へえ〜。
へえ〜!ニコライさんが最後のレッスンに選んだのはクリスマスディナーのテーブルアレンジメント。
これまでのレッスンで学んできた事を存分に発揮できる課題を考えました。
木佐さんがこちらの…武田さんはこちらの…へえ〜そんな所に。
うわっすてき。
私は真ん中のこちらのもう一つのセンターピースを。
最後の最後に出来上がったものを一緒にセッティングしていきたいなというふうに思ってます。
う〜ん。
どうですか?そのチャレンジは。
最後のレッスンにふさわしいですね。
ねえ〜!卒業作品…共同作品ですね。
よっしゃ。
よろしくお願いします!
(武田木佐)お願いします!まずは木佐さんと武田さんのアレンジメント作りから。
センターピースを作る木佐さんには…シャンパンクーラーを飾る武田さんには…作って頂きたいなと思ってます。
ニコライさんがこれまで教えてくれた3つのポイントが今日の課題です。
1つ目は「コントラスト」。
大きさや形色の違う花を組み合わせてメリハリをつけます。
2つ目は「四方から見て楽しめる」作品を作る事。
常に回して確認しながら作ります。
3つ目は「サプライズ」。
「これ何ですか?」っていうのを私いつも…サプライズ感が結構好きなので。
いつも「サプライズ」で味付けしましたね。
では私は…えっ休憩行っちゃうんですか?ここで見守ってくれない…卒業作品なのに。
よろしくお願いします。
えっほんとに行っちゃうの?今回はニコライさんの手助けは一切ありません。
自分の力で作品を仕上げます。
え〜?こういう事?違うよね。
こんな波平さんみたいな挿し方絶対してない。
だけどさ切るとささんないの葉っぱだから。
それぐらいだと思いますよ。
え〜?それでいいの?木佐さんベースづくりから苦戦。
武田さんのアドバイスも受けて何とか前に進みたいところです。
多分形状が違うだけで…。
…って言ってましたよ。
木佐さん前回のレッスンを思い出して。
ここで欠かせないのが…葉先をUピンで押さえてきれいなシルエットを作っていましたよね。
いい出来で卒業しましょうよ。
そうだね。
武田さんは教わったとおり斜めに挿しています。
Uピンで葉先を留めるのも忘れません。
俺妖精の住みかみたいなの作っちゃおう。
木佐さんもコツがちょっとずつつかめてきたみたい。
あっ下何かありましたよね。
ねえ。
何だと思う?この辺にガーって。
それやってみたらいいんじゃないですかね。
スポンジを隠す技。
これまでにもいろいろ教えてもらいました。
例えば4回目のレッスンでは実を敷き詰めスポンジを隠しながら雰囲気も変えました。
木佐さんはこれを思い出して飾るみたい。
ちょっとこうやって置いて…どう?このグリーン生き物ですからねやっぱり水分含んだスポンジに根はささってないとすぐ…。
茶色くなるか。
はい。
スポンジを隠すのに苦戦した木佐さん。
何とか全体をグリーンで覆う事ができました。
武田さんは順調そうです。
均等に丸い…。
よし。
ベース出来ました。
出来ました!武田さんが作ったリースのベースです。
以前作ったものと比べてみると円の形がきれいに出せています。
木佐さんは葉っぱが少し広がってしまっています。
でも飾りつけでの挽回頑張って。
飾りつけに用意したのは赤やゴールド白や緑などクリスマスカラーを中心としたオーナメント。
それぞれのセンスで飾りつけていきます。
武田さん悩んでいますね。
さて何から飾りましょうか。
あれあれ?武田さん飾りつけの順番それでよかったかな?2回目のレッスンで挑戦したリース作りでは…。
バランスがとりやすくきれいに仕上がるコツです。
やっぱ駄目だ。
やっぱ大きいものからにしよう。
さすが優等生覚えていました。
ヒメリンゴは仮置きをしてバランスを見ます。
木佐さんも同じくヒメリンゴを使い始めました。
器の回りにどんどん並べています。
すごい!実は木佐さんはサプライズが得意。
センターピース作りでバラにカラスウリを合わせニコライさんにそのセンスを褒められたんです。
今日はどんなサプライズ見せてくれるのかな?フフッ欲しい?いやいや。
いやいや…いいです。
隠れるかなと思って。
うわ〜迷う!あれ?木佐さんやめちゃうの?随分悩んでいます。
なんかいい感じになってきちゃったな〜。
なってるなってる。
武田さんはコントラストを意識してさまざまな色や形のオーナメントを飾りました。
リースの外側や内側にも満遍なく飾りつけています。
この作業やっぱ楽しいですね。
楽しい!クリスマス感がもうみるみる出てきますよね。
ねえ。
2人とも四方から見て最終調整です。
はいできました!どうでしたか?心細かったです先生いなくて。
大変でしたか?大変でした。
実はね…ハハハ…。
どうですか?全体的に見ていつもの優しい私よかったなっていうふうに…。
(笑い声)まずは武田さんの作品。
シャンパンクーラーを飾るリースです。
よく今までの流れを覚えて頂きまして。
全体的にもの入って外も入れてくれて上も中も全部挿してくれてすごく流れ的にはきれいです。
ありがとうございます。
サプライズ感がもう少しぐらい…。
何かをポイント的に…。
この実を…一部をこの辺に集めて「何でこの1か所したのかな?」。
そういうちょっと驚き感があるようなポイントが1個あってもいいんではないかなというふうに思いますけれども。
武田さんクリスマスらしいすてきな作品に仕上がりました。
「サプライズ」はあと一歩でしたがレッスンの成果を存分に発揮しました。
続いてはベースづくりに苦戦した木佐さんの作品。
テーブルを飾るセンターピースです。
四方見は問題はないですね。
一生懸命回してくれたのね。
でも自分が動くよりものをこういうふうに回せば…。
自分が回ってました?そうそうそう。
自分より手で回してもの見たらすごくいいなと思いますよ。
余裕がなかったです。
まあコントラスト的にはリンゴが全部さっきもしそろったらすごいコントラストが出来たんじゃないですか。
リンゴがパンって印象的で最後のサプライズ感もそうなんですがもしリンゴやってくれてたら一番最高のサプライズ感だった…。
戻りたいあのところに。
考えすぎました。
ハハハ…。
ほんとに考えすぎっていうのも問題なんですよね。
悩みすぎも駄目なんですよね。
木佐さん惜しかったです。
でもこちらもなかなかの力作です。
さまざまなオーナメントで華やかな出来栄えに。
クリスマスにピッタリです。
今回は伝統が今も生きる北欧の「クリスマス」です。
デンマークが一年で最も盛り上がると言われるクリスマス。
街はイルミネーションで華やぎます。
家庭では家族や親戚が集まりパーティーが開かれます。
1年はお父さん側の家族と一緒にやってその次の年はお母さん側の家族と一緒にやるっていう感じで…交代みたいな感じでやってて。
まあほんとにもう…一緒に教会へ行って何かクリスマスの歌をしたり家族をみんな集めてご飯食べたり…。
最も盛り上がるのは24日の家族そろってのディナー。
テーブルには伝統的なメニューが並びます。
子どもたちの楽しみはデザートに出る…米をミルクで煮て細かく砕いたアーモンドと生クリームを入れチェリーソースをかけて食べる昔ながらのデザート。
中に1粒だけそのままのアーモンドが入っています。
それが当たるとプレゼントがもらえます。
ニコライさんも子どもの頃から大好きだったイベント。
今もクリスマスにはライスプディングを欠かしません。
なのでその辺を一生懸命続けるように子どもに伝えたいなというふうには思います。
家族で祝う北欧のクリスマス。
伝統は親から子子から孫へと受け継がれていきます。
いよいよ最後のレッスン。
ニコライさんが大型のセンターピースを作ります。
土台の長さは60センチ。
これまでのレッスンで最も大きな作品です。
ベースに使う2種類の花材と飾りつけ用の実ものやオーナメントは20種類ほど用意しました。
一番最初は横から見る時にケースが見えないようにこう葉っぱで…もともと緑色してる…同化するような器の時は隠す。
グラスとか見えていいものは隠さないっていう。
いいアシスタントが…2人がいるからサクサクいきますよ。
先生への感謝の気持ちを込めて。
もう見えなくなってきましたね。
続いてキャンドルを挿します。
細長いキャンドルはスポンジに直接挿します。
倒れないようにしっかりと固定します。
こういう細長い…高いものを挿す時には目を…下を見ないで上の方を見て右手が挿して左手が押さえるだけ。
こういうふうに。
そうするとまっすぐに挿します。
目がこういうふうに集中すると斜めになっちゃうんですよ。
だから目は上の方を見ます。
まっすぐ。
キャンドルの間にもグリーンを挿してベースは完成。
飾りつけをしていきます。
花材の色や形に触れて直感で飾り方を決めていくのがニコライさんのスタイル。
花と会話するように魅力を引き出していきます。
考え方としては明るいキャンドルとガラッとコントラストを変えてこの濃い…。
またグリーン爽やかなっていうか結構ドラマチックですよね。
う〜ん!花材にはそれぞれ役割を持たせます。
実ものは色とりどりのものを全体に散らしにぎやかさとボリュームを出すために使いました。
ここで使うのがマツボックリ。
どんなふうに飾るのか楽しみ。
へえ〜!そうなんだ。
ばらすのかと思いました。
これはサプライズ感がありますね。
そうですね。
バリエーションが出てきますよね。
間にこれがくるとね。
こういうアイデアは木佐さんの方からとか出そうな感じだな。
リンゴそんな感じだったよね。
あのリンゴね。
やっとけばね。
更にゴールドのオーナメントを控えめに挿しアクセントにします。
テーブルの中心を飾るセンターピースの完成です。
それぞれの花材が魅力を引き立て合う華やかなアレンジメントです。
3時間4時間ずっと座ってますもんね。
だから普通はこれは生花っていうか1週間か10日の感覚はあると思うんですけれどもいつも皆さんが…逆に…作品をテーブルに並べクリスマスディナーを彩るアレンジメントの完成です。
木佐さんと武田さんが作ったアレンジ。
ニコライさんのセンターピースがしっかりとそれを受け止めました。
3人のアレンジが幸せを運んでくれます。
どうでしたか?8回もレッスンをやったんですけれども。
私はお花っていうのは今までいっつも買ってたのでそういうものだと思ってたの自分の人生は。
だけど今回ニコライさんにいろいろ基礎も教えて頂いて…。
まあ例えばそんなに……という事を教えて頂いてだからこれからたまには。
やってみたいかな?ほんと?はい!たまにね。
ハハハ…。
武田さんは?僕は最初お花ってお花屋さんに何となく電話して贈るものだと思ってて自分で何を贈ったかも分かってないような感じだった…楽屋とかにお贈りする時とか。
でもそういう事じゃなくて手作りで…是非女性にも贈ってみたいと思います。
私もほんとに楽しかった。
ほんとにそうですよ。
一番個人的に「いいな」っていつも楽しいのは一とおりやっていろいろテクニック覚えたり忘れたりまた覚えたりっていう…。
ほんとに少しずつ成長して全てできなかったとしても一部を覚えて「あっこうこう…」というのが2人とも何回もあったんでそこは非常に見て「いいな」とは毎回思いますけれども。
なので本当に楽しかったです。
もうちょっと近づきたいですねニコライ先生に。
これはまだまずレベル1だけなんでまだまだ…。
レベルどれくらいまでいったらニコライさんに近づけるんですか?あと20年ぐらい頑張れば大丈夫と思いますけれども。
僕今ね驚いた。
そのコメントに。
どんなコメントに驚いたの?「もうちょい近づきたいよね〜」という感じな…。
そんな!気持ちとしてはね。
気持ちはそうですね。
だってこんなすてきなんだもん。
ほんといろいろ教えて頂いてね。
よかった。
ありがとうございます。
(木佐武田)ありがとうございました。

(テーマ音楽)2015/12/02(水) 11:30〜11:55
NHKEテレ1大阪
趣味どきっ! 北欧スタイル 花のある暮らし[終] 第8回「クリスマスパーティー」[解][字]

注目のフラワーアーティスト、ニコライ・バーグマン氏のフラワーアレンジメント講座。手軽でセンスあふれるアレンジを教わる。生徒は武田真治さんと木佐彩子さん

詳細情報
番組内容
ニコライ・バーグマンさんはデンマーク出身で、日本で暮らして16年(放送当時)。北欧の伝統に、和の美意識を融合させたアレンジで、日本でも注目のフラワーアーティストです。本シリーズでは、初心者でも取り組めるアレンジを教えてもらいます。また、ニコライ流の北欧のライフスタイルも毎回紹介。生徒は武田真治さんと木佐彩子さん。第8回は、最終レッスン。3人で、クリスマスのテーブルを飾るアレンジを作ります。
出演者
【講師】フラワーアーティスト…ニコライ・バーグマン,【生徒】武田真治,木佐彩子,【語り】はな,福田亨

ジャンル :
趣味/教育 – 園芸・ペット・手芸
趣味/教育 – 音楽・美術・工芸

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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