未来広告ジャパン!「日本の食料自給率は低いままでよいか」 2015.12.02


(キラト)うわ〜おべん当だ!今日は日ごろの働きに感しゃしてわたしからの差し入れだ!やった〜!ありがとうございます局長。
(カノ)うわ〜。
あっ牛肉のハンバーグにとうふ。
(カノ)う〜んおいしいうれしいぼくセクシー!そんなにおいしいんですか?じゃあぼくも…。
ちょっと待った〜!えっ?その前に局長クイズ!食べ物には国内で作られた国産のものと外国から輸入されたものがあります。
そのおべん当に使われている材料のうち…ハンバーグに使われている…とうふに使われている…さあどれだ?う〜ん…近所では牛を見かけないから牛肉。
お米は日本で作ってると思うから…。
う〜ん…やっぱりぼくも牛肉。
正かいは大豆でした!国産の割合は…えったった7パーセント?牛肉も半分以上輸入なんだ。
(ミツキ)2人とも「食料自給率」という言葉を知っている?なんですか?それ。
食料自給率とは日本で消費された食料のうち国内で作られたものがどれくらいかを表したものなの。
日本の食料自給率はこれだけ。
半分もないの。
(カノキラト)え〜っ!そこで今日は「これからの日本の食料生産」をテーマにしようと思う。
「日本の食料自給率は低いままでいいのか?」。
考えてCMにまとめてほしい。
まずはこれを見てくれ。
日本の食料自給率は1965年には73パーセントでしたが2013年には39パーセントに下がりました。
それはなぜか?日本人の食生活が大きく変化したのです。
ハンバーガーや牛どんなど肉やこむぎを使った食品を多く食べるようになりました。
国産ではまかないきれない食料を輸入にたよるようになったのです。
こちらはアメリカの畑。
広い土地で大型の機械を使っています。
人手も少なくてすみ日本より安く生産できます。
また食料を新せんなじょうたいで輸送するぎじゅつも進歩し世界中から食べ物が輸入されるようになりました。
日本の食料自給率低いですね。
うん。
でもぼくは食べる時国産とか輸入品とか気にしたことないぞ。
安くておいしいものがいっぱい食べられたらそれでいいんじゃないの?でも国産のものを食べる人が少ないと日本の農家や漁師の人が困ります。
うんたしかに。
それに農家を続ける人がいなくなったら食べ物が全部外国産になっちゃいますよ。
お?せんぱいこんなニュースありましたよ。
どれ?かつてBSEという牛の病気が世界的な問題になりました。
このため日本は1996年から牛肉の輸入をせいげんする対さくをとり始めました。
また海外でさい害やいじょう気象などの問題が発生した場合食料を日本に輸入するのがむずかしくなります。
その時日本の食料をどうまかなうのか考えなければなりません。
ほら!やっぱりみんなで日本のものを食べて自給率上げたほうがいいですよ。
たしかに。
でもだからといってどうすればいいんだ…。
2人ともなやんでるようだね。
この言葉を知ってるかな?地元で生み出されたものを地元で消費。
つまり食べることだ。
この地産地消が一つのヒントだ。
まずはこの店を調べてみたらどうかな。
東京のとなり千葉県柏市にある…大ぜいの人が入ってきました。
実はみなさんは地元の農家。
朝畑で採れたばかりの野菜をならべています。
農家の人が自分で店に運んできていたのです。
開店とともにお客さんがたくさんやって来ました。
新せんな野菜を安く買えると地元の人にも大人気です。
農産物直売所が食料自給率を上げることとどう関係するのかさっそく行ってみました
「採りたて」。
今日採れてもうすぐここにある。
カブ。
柏市産。
これも朝採りたてなんだ。
高城孝太郎さん。
かべには生産した75けんの農家の写真がはってありました。
生産者の顔や名前がわかると安心という人が多いそうです
あっカブの…高城孝太郎さん。
高城さんのカブ畑がすぐそばにあると聞いてやって来ました
教えてもらってもいいですか?
(高城)いいよ。
若山キラトといいます。
よろしくお願いします。
どうも。
高城孝太郎です。
どうぞよろしくお願いします。
高城さんはここで20年以上カブを作っています。
育てたカブは直売所など全て地元ではん売しています
このネットはなんのためにかけてあるんですか?
(高城)虫がよってきちゃうから葉っぱ…。
農薬を極力へらしたいからかけてんの。
お客様にもそしたら安心して食べられるようになるから。
自分ら作ってる側は名前で売ってるから。
そうするとお客さんは「高城さんカブないの?」と聞かれて。
そのあと「おいしかったよ」って言われるのがうれしいよね。
カブはいたみやすく新せんさがたいせつな野菜です。
高城さんは毎朝その日に地元で売る分400かぶだけをしゅうかくします。
お店で売るじゅんびも全部自たくで行います
地産地消作る人と食べる人がしっかり結び付いてるんだなと思いました
せんぱい地産地消で自給率アップですよ。
たしかに。
地元の新せんなものを食べられたらいいよな。
でも高城さんのじまんのカブだってそんなにたくさんは作れないだろう?たしかに。
すごく手間がかかってるから。
う〜ん…。
(ミツキ)2人とも。
また困っているようね。
ミツキさん。
安心で安全な野菜をたくさん作るためにこんな方法があるの。
大学とき業が共同で研究している植物工場よ。
ここは外の空気が直せつ入らないので害虫や病気になる心配がなく農薬もいらないの。
温度を管理して人工の光でレタスを育てているわ。
電気代などがかかるけれど天候に左右されず計画的に野菜をしゅっかできるからこういう工場がふえているのよ。
野菜を工場で作るのか。
これなら費用もかかるけどたくさん安定して作れますね。
うん。
今日わかったことをまとめてみよう。
はい。
輸入食料がたくさん入ってきたことで食卓が豊かになった。
でも食料自給率は下がったまま。
輸入できなくなってしまったら困る。
農家や漁師の仕事がピンチ。
…で地産地消。
でもたくさんは作れない。
植物工場の数がふえてきている。
なんかむずかしいなあ。
せんぱい早くCMにまとめないと。
え〜!
メニューはふえたけど自給率は下がってしまった
自分たちの食べているものについて…
「日本の食料自給率」。
ちょっとむずかしいテーマだったかなあ。
これはもう日本中で考えてもらうしかないですね。
ミツキ君…あとはまかせた〜。
はい。
えっ!?ちょっと局長!2015/12/02(水) 15:30〜15:40
NHKEテレ1大阪
未来広告ジャパン!「日本の食料自給率は低いままでよいか」[解][字]

「日本の国土と産業」を学ぶ小学5年社会科番組。日本の未来を考える「ジャパン広告社」の取材現場やCM制作を通して、日本の産業や自然環境、社会のなりたちを探る。

詳細情報
番組内容
舞台は、日本の未来を考える広告を手がける「ジャパン広告社」。その取材の過程での発見や、取材結果をCMの形にまとめていく様子から、日本社会が特徴的な自然環境やさまざまな人々の活動によって形づくられていることを知っていく。今回のテーマは「日本の食料自給率」。安価な輸入食材が増えてメニューの選択肢が豊富になった一方、国内の生産者には厳しい状況が続いている。自分たちが食べる食料のこれからについて考える。
出演者
【出演】狩野英孝,若山耀人,遠藤三貴,芋洗坂係長,【語り】濱中博久

ジャンル :
趣味/教育 – 幼児・小学生

映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
音声 : 2/0モード(ステレオ)
日本語
サンプリングレート : 48kHz
2/0モード(ステレオ)
日本語(解説)
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