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ネパールで物資不足 子どもに命の危険12月2日 22時44分
新しい憲法を巡って混乱が続くネパールでは食料や燃料の不足が深刻化し、300万人以上の幼い子どもが病気や命の危険にさらされているとして、ユニセフ=国連児童基金が関係者に対策を呼びかけています。
ユニセフによりますと、ネパールでは、食料やガソリンなどの燃料、それに薬が不足しているため、5歳未満の子ども300万人以上が病気や命の危険にさらされているということです。
ネパールではことし9月に公布された新憲法に対して、南部の民族グループが国境付近などで抗議活動を続け、食料や燃料などを運ぶインドからの車両が入国できず物流が滞っています。
このためユニセフでは、燃料不足によって、この冬、幼い子どもが十分に暖を取れず低体温症になったり、抗生物質などが足りず治療が受けられなくなったりして命の危険が高まると指摘しています。
また、ネパールにはことし4月と5月の地震で被害を受け、標高1500メートル以上の寒さが厳しい地域でテントなどの仮住まいを強いられている家族が20万世帯以上いるとして、そうした状況にある子どもたちこそ最も深刻な影響を受けることになると懸念を示しています。
ユニセフは「子どもたちは病気と寒さ、それに飢えから守られるべきで、物資が入るようすべての人が取り組むよう求める」と呼びかけています。
ネパールではことし9月に公布された新憲法に対して、南部の民族グループが国境付近などで抗議活動を続け、食料や燃料などを運ぶインドからの車両が入国できず物流が滞っています。
このためユニセフでは、燃料不足によって、この冬、幼い子どもが十分に暖を取れず低体温症になったり、抗生物質などが足りず治療が受けられなくなったりして命の危険が高まると指摘しています。
また、ネパールにはことし4月と5月の地震で被害を受け、標高1500メートル以上の寒さが厳しい地域でテントなどの仮住まいを強いられている家族が20万世帯以上いるとして、そうした状況にある子どもたちこそ最も深刻な影響を受けることになると懸念を示しています。
ユニセフは「子どもたちは病気と寒さ、それに飢えから守られるべきで、物資が入るようすべての人が取り組むよう求める」と呼びかけています。