どうも、海外就活生のはっしーです。今日のクライストチャーチは最高気温が30度を超える真夏日。久々にニュージーランドの強烈な日差しの洗礼を浴び、肌が熱を持ってる感じがします。ってか日本の夏はこれより10度近く暑いんですよね。そりゃ死人も出ますわ。
さて今日は、先日一次面接を突破した企業の二次面接を受けてきました。
今回の面接官は、一次面接でもお会いした人事の方と、チーフデベロッパーの2名。場所は前回の貸し会議室から場所を変えて、会社のオフィスで行いました。クライストチャーチ中心部、バスエクスチェンジから徒歩圏内の絶好のロケーション。近くにはショッピングモールもあって、利便性は申し分なし。この時点で何としても受かりたい欲が高まってきます。
事前に「プログラムコードとアルゴリズムに関して質問します。でも試験じゃなくて討論だと捉えてください」との指定があったので、基本的なソーティングアルゴリズムや検索アルゴリズムについて復習した上でのぞみました。はてさてそれが役に立ちましたかどうか。
何聞かれたの?
技術的な用語
知っているかどうか、また説明を求められたものは以下のとおり。
- テストドリブン開発
- DRY (Don't Repeat Yourself)
- You Ain't needed
- デザインパターン/アンチパターン
- リファクタリング
- REST と SOAP の違い
- HTML、JSON、XML
いずれも、「用語を知らないことは問題じゃない。わからなければ意味を考えてください」ということを強調されました。この辺は、ジュニアデベロッパーという募集職種ならではかもしれません。Web開発やモダンなプログラミング技術の基礎知識があれば答えられる内容だったのでそこまで難しくはありませんでした。
一般的な質問
- 最近は勉強している言語やテクノロジーはありますか?
- 主に何を使って勉強していますか?
- 大学に留学した主な目的は何ですか?
といったことを聞かれました。この辺の質問は一次面接で大方聞かれていたので、前回聞けなかった部分を改めて尋ねてみたといったところでしょうか。
PHPコードレビュー
簡単なサンプルプログラムを見せられて、クラスのプロパティやメソッドが何をしているか考える内容。
PHP の開発経験があれば容易に理解できるコードでした。事前に「試験ではなくて討論ですから」と言われていたとおり、新人が既存のコードを読みながら勉強するような形式で、「この引数にはどんな値が渡ってくると予想されるか?」「引数にこれがわたってきたらどんな動きをするか?」と、1行ずつ確認していく感じで進みました。
コードの内容が理解できるか、PHPの関数を知っているかというよりも、与えられた手がかりから推測する能力を問われているように思えました。
アルゴリズム
最後に与えられたのが、「1以上1000未満の自然数のうち、3の倍数と5の倍数の合計を計算するアルゴリズム」を考えるという課題。FizzBuzzの派生版ですね。かなりカンタンで拍子抜けしました。最後には、単純に1から1000の間でループさせて計算するコードと、計算効率を改善したコードの両方を考え、どちらを採用するのがいいか? という議論に。読みやすさを優先するか、効率を優先するかのトレードオフ。難しくはなかったです。
まとめ
ジュニアデベロッパーというポジションだけあってか、候補者のスキルよりもポテンシャルを見ている面接だったように思います。「用語を知らないことは問題ではありません」「知らないのであれば、どういう意味だと思いますか?」という質問が繰り返し出てきました。
スキルを測るインタビューなのであれば、ほかの候補者に差をつけやすいのですが、ポテンシャルとなると、差をつけるのは正直難しいなと感じました。やる気を見せるだけなら誰でもできますからね。筆者はプライベートでいくつかのプロジェクトを経験しており、個人で勉強していることもありますので、その辺りの積極的な姿勢をどれくらい先方が買ってくれるか次第ですか。
結果は遅くとも来週月曜日までにはっきりするとのことですが、現時点でおそらく候補のテーブルには残ることができたと思っています。面接の終わりに、「GItHubのここにアクセスすれば、君のコード読めるんだよね? チェックしておくよ」と言ってもらえましたし、最後見送ってもらうときにも、人事の人から「引っ越したばかりで会議室がなくてね〜 もうすぐ増床する予定なんだけどね」など、雑談をしてくれました。面接官は「この人は無いな」と思ったらさっさと選考を切り上げようとするのが人情らしいので、少なくともその段階は突破できたかな。
これで面接も三回目、だんだんとコツがつかめてきたし、もっとよくできる部分も見えてきました。今回の結果を待ちつつ、会社がクリスマス休暇に突入する前に、もうひと踏ん張りして地元の企業にどんどん売り込みをかけていきたいところです。この先もがんばります!!