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鎌田 實の
健康力アップ研究所

自分にとって必要な医療、
不要な医療をどう見分けるか?

がんは痛い、苦しい、治らない、でも我慢して手術を受ける、抗がん剤を打つ…そんな状況に30年以上も前から警告を発し続ける医師・近藤誠先生。周囲から受ける「誤解の海」を泳ぎながら、真実を見る目を患者さんに養ってほしい…その姿は鎌田實先生と共通点がいっぱい。私たちにとって必要な医療、不要な医療について、おふたりに語っていただきました。

鎌田 實の健康力アップ研究所

医師や薬に頼らなくても自分の心がけで長生きできますよね。

近藤誠がん研究所
セカンドオピニオン外来
近藤 誠(こんどう・まこと)さん

1948年生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大医学部放射線科に入局。米国留学を経て、’83 年より同大学医学部放射線科講師(2014年3月退官)。2012年第60回菊池寛賞受賞。がんの放射線治療や緩和ケアにいち早く取り組み、乳がん治療では乳房温存療法の先駆者。抗がん剤の毒性、過剰な外科治療の危険性などを一般向けにわかりやすく解説した著書多数。『患者よ、がんと闘うな』(文春文庫)、『医者に殺されない47の心得』(アスコム)ほか。

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諏訪中央病院名誉院長・作家
鎌田實(かまた・みのる)さん

1948年東京生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業。1988年諏訪中央病院院長に就任。2005年より名誉院長に。現在も外来診療を続けながら、チェルノブイリ、イラクなどへの国際医療支援活動に取り組む。近著に『大・大往生』(小学館)、『○に近い△を生きる』(ポプラ新書)、『こわせない壁はない 人生が新しくなる33の心得』(講談社)などがある。

構成/宇山恵子 撮影/高木昭仁


ショッキングなタイトルの本を出版。
患者さんのため、医学界に一石を投じる

鎌田 近藤先生は『大学病院が患者を死なせるとき』(200
3年)という本をお書きになりながら、大学病院を辞めずにいらっしゃいましたが、正直、怖くなかったですか?(笑)

近藤 あの本を書いた時点では、もうすでに挨拶してくれる人が増えましたよ(笑)。でも1990年に『乳ガン治療 あなたの選択 乳房温存療法のすべて』という本を初めて出版したときは、村八分を覚悟しました。

鎌田 そうですよね。実際にどうでしたか?

近藤 そっぽ向かれたりもしましたね(笑)。特にがん治療をしている医者には反感を持たれていたと思います。一番怖かったのは「孤独」でしたが、僕のところには訪ねてくる患者さんが大勢いたので「僕は患者さんたちと、強い信頼関係でつながっている」と実感でき、寂しくなかったです。

鎌田 『がん放置療法のすすめ』『医者に殺されない47の心得』など、次々とショッキングなタイトルの著書を出版されていますね。誤解をされることが多いのでは?

近藤 「人は誤解の海を泳いで生きる宿命」だと割り切っています。僕に対して誤解を抱く人は、本をよく読まずに、タイトルだけで判断していることが多いので、ぜひ本を読んでほしいです。

鎌田 なるほど! そうやって強い信念を持ち続けるにはエネルギーが必要ですよね。

近藤 すべては患者さんのためにしていることで、自分のことはどうでもいい…と考えると、僕がやるべきことがはっきり見えてきます。そうすると、それに向かって進まなければと思うのです。

鎌田 實の健康力アップ研究所 記事一覧


  • 鎌田 實の健康力アップ研究所 - 舘野 泉さん

    今年1月、スキー中に左肩を骨折し、全治3カ月と診断されました。「情けない、これではいけない!」と痛感。一生元気に動ける体を維持する方法を身に付けるために、ぼくの母校である東京医科歯科大学整形外科を訪ねました。


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  • 鎌田 實の健康力アップ研究所 - 済陽高穂さん

    2人に1人ががんになる時代。でもできればがんになりたくない。食事療法を中心にがんを治療する外科医・済陽高穂先生がいると聞き、会いに行くと、誰にでもすぐに簡単に始められるがんにならない食べ方を教えてくれました。