「どの星に引っ越そうか」
「この"地球"という星が良さそうね」
「地球?どんな星だ?支配者はいるのか?」
「かなり大きい星よ。支配者は"人間”と"虫”ね」
「人間...?」
「人間は、実質的な支配者よ。その気になれば星ごと無くすこともできるみたい」
「ほう......で、虫は......?」
「虫は、裏の支配者ね。虫がいなくなったら人間の食べ物である植物が育たなくなって、結局人間も死んでしまうわ」
「なるほど、もう少し人間と虫について教えてくれないか」
「実際に見たほうが早いわ。ちょっと地球をのぞいて見ましょう。ほら、見て」
「なんだここは、やけに派手だな」
「これはイルミネーションね。クリスマスっていうイベントを彩るための電気よ。見て、あれが人間よ」
「おお、人間は巨大なんだな」
「そうね」
「そしてなんだこいつらは、こんなに大量にいるくせにどいつもこいつもアホみたいな顔でただ光を眺めているだけではないか」
「幸せそうな顔でしょ?でも、この行動にはなんの意味もないの。ただオスとメスが会うための口実よ。大事なのはそのあとなの」
「そのあと.......?なにが起こるんだ......?」
「それにはもうちょっと時間がかかりそうね」
「そうか、じゃあその間に虫とやらを見にいこう」
「虫は暖かいところによくいるわ。見て!」
「ここは......?やけにまぶしいぞ」
「これは街灯ね。人間がつくった電気よ」
「なんだ、虫もイルミネーションが好きなのか。こんなに大量に集まって」
「違うわ。簡単に言うと本能ね。どうしようもないのよ」
「本能なら仕方ないな」
「あ!さっきの人間のオスとメスが動いたわ!はじまるわよ!」
「なんだ?はじまる......?」
「寝床に移動したようね」
「寝床?ん?なにか言ってるようだが?」
「『消して///電気を消して///』と言ってるわ」
「なんだ、さっきはイルミネーションとやらでキャッキャ騒いでたのに今度は電気を消すのか。なにか起きるんだ」
「簡単に言うと本能ね。どうしようもないのよ」
「本能なら仕方ないな」
「これが人間よ。人間のオスとメスはこの時期、だいたいこれをやるのよ」
「電気を見て喜んだかと思えば次は電気を消して喜ぶのか。おかしな生き物だ」
「どう?地球?結構楽しそうなところじゃない?」
「そうだな。地球に引っ越そう」
「地球は大きいから、私たちのこの星ごと移動しても大丈夫そうね」
「そうだな。場所はどこにしよう。人間がよく見えるところがいいな」
「それなら簡単よ。じゃあ移動しましょう。せーので行くわよ」
「「せーの!」」
「・・・・・・」
「ここは......?」
「いいところでしょ」
「ああ、人間たちのアホ面がよく見えるな」
「幸せそうな顔でしょ?」
こうしてクリスマスツリーのてっぺんには星ができたという。
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この記事は、アドベントカレンダー企画【#アドカレ】13人の「プレゼント」の2日目です。
この企画は、クリスマスまでの25日間、13人がリレー方式で記事を書くというもの。 ルールは、件名に「プレゼント」を入れること。 それ以外は自由です。
1日目は、会社の先輩である
「うじ (@ujjjj)」さんのこの記事
→【#アドカレ2015】ビジネスマン必見!!プレゼンをプレゼントに変える「マジックプレゼン術」
そして、3日目、次の担当は、漫画が面白い「山科ティナ (@tinarubii)」さんです!
僕の2回目は、12月25日となっています。このスケジュールにしたひと許さない。
次はもっとちゃんと書きます。
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