映像’15「はたらくしあわせ〜障がい者と高齢者・協働の現場から」 2015.11.30


イエイ。
ピース。
イエイ。
(ナレーション)
兵庫県西宮市にある会社「アドバンス西宮」
河川敷の草刈りや団地の清掃の仕事を西宮市から請け負っています
この会社がほかと違っているのは115人の従業員さんたちのうち74人が知的障がいや身体障がいなどなんらかの障がいを持っていることです
3号の変身のしかたはこうです。
というように。
藤浪…藤浪晋太郎いくで。
藤浪晋太郎のまね。
障がいのある人が持つ強いこだわり
1つのことに熱中するその特徴を会社はうまく仕事に振り向けています
阪急電車のもみじのヘッドマークです。
ケガせんようにな。
で仲よう…障がい者同士仲ようせなだめやでだから仲ようしたってよ。
一般に障がい者ははたらくことが難しいと思われがちです
ほな気ぃつけて行ってらっしゃい。
(一同)行ってきます。
しかしこの会社では障がい者が定年退職した高齢者と共にはたらく仕組みを作り大きな成果を上げています
仕事の効率や生産性は求められていない人たちが作り出した新しいしあわせの形
「はたらくってなんだろう?」
私たちは半年間この会社の人たちを見つめてきました

河川敷で刈った草を集めて運ぶ
体を使って繰り返す仕事です
龍竹秀二さんはこの会社ではたらいて9年目
知的障がいがあり周囲の空気を読むのが苦手です
あいまいな言い回しをされると頭が混乱してしまうこともよくあります
(葭谷さん)違う。
・これこれこれこれ。
現場では龍竹さんの障がいについて理解している主任さんが細かい指示を出します
これで安心して仕事をすることができここ最近は仕事を休んだこともありません
(スタッフ)龍竹さんなんかにはどういう指示を?
(葭谷さん)まあとりあえず刈ったものをねあまり残さないでどんどんどんどん積み込んでいくと。
何回か来てるからだいたい分かりますね何をやらなきゃなんないかいうのね。
主任の葭谷さんはこの会社ではたらく高齢者の一人です
建設会社を定年退職して再就職しました
この会社で一緒にはたらくほかの高齢者の人たちも龍竹さんたち障がいのある人を好意的に見守っています
耐久力からスピードから皆向こうの方が上ですから。
ぼくらよりかは。
(スタッフ)ああ〜。
じゃあお互い補い合って…。
そうですね。
ぼくらの場合は予知ができるから。
これやったらこうなるいうのがみんな年寄り関係はできるから。
あの子らはまあ予知いうのはなかなか持ってない。
やっぱり刺激ありますよ若い人のいろいろ…。
(スタッフ)どういう刺激を?やっぱりふふふっ。
龍竹さんには特技があります
カレンダーが先々まで頭の中に入っています
(スタッフ)龍竹さんちょっと教えて。
(スタッフ)12月24日。
(スタッフ)25が金曜日?
(スタッフ)そしたら…。
岡山さんはイラストが大好き
自分をさまざまな仮面ライダーに見立て日記を付けています
(久野さん)これは「ひらくドアにご注意」の左右のシールです。
裏表に書かれているため外から貼られて中に見えるようになってます。
久野さんは鉄道が好きで知識も豊富です
久寿川です。
出口は左側です。
久寿川です。
カチャカン!扉閉まります。
ご注意ください。
カン!カチャおはようございます。
(スタッフ)おはようございます。
倉吉行ってきた倉吉。
鳥取の倉吉。
おばあちゃんとこ行ってきました。
(スタッフ)へえ〜。
混んでる…すいてました。
(スタッフ)ん?混んでるときもあるしすいてました。
ソフトクリーム食べました抹茶の。
サービスエリアで。
うまそうですよね?
(スタッフ)うんうん。
おいしかった?おいしかったです。
(スタッフ)へえ〜。
倉敷ね。
倉吉。
(スタッフ)あっ倉吉。
三浦泰輝さんは興味のあることについては自分からよくしゃべります
でも会話のキャッチボールをするのが不得意です
建っていったら前…どんなんか忘れるでしょ?どんなんかもうなかったらできませんよね。
忘れますよね。
忘れません?
(スタッフ)忘れるかな。
(スタッフ)きょうどこ行くんですか?まだ分からん。
見てから。
いってきます。
(スタッフ)はいはいはい。
じゃあ。
コンビニでいちばん多いとこってやっぱりさあれ…え〜っとな「セブン−イレブン」やねんて。
2番目は「ローソン」。
1番は「ローソン」と思ってて昨日話しとってん家族と。
そうか。
全国で多いとこね。
いちばんどこが多いって?「サークルK」。
そう。
あっそう。
いや「サークルK」…「セブン−イレブン」や。
「セブン−イレブン」1番や。
で2番目は「ローソン」。
3番が「セブン−イレブン」ぐらいちゃう。
3番目が「サークルK」ちゃうか?あっ「サークルK」か。
1番が「セブン−イレブン」。
主任の坂本さんは元自衛隊員です
三浦さんへの接し方についてこう話します
自分と相手に…相手が反発…弱いと思ったらがぁ〜っと言うんですよ。
だからまあケンカの要因にもなりかねない。
そういうとこがありますよね。
そのへんもやっぱりちょっと気ぃつけんとね。
だから合う人と合わん人もうわしらはだいたい分かるからなるべく一緒にさせないように。
ちょっとしたことでねもめ事なるからね。
(久野さん)二人の信頼を失ったわけや。
(久野さん)無理ですよ今回ばかりは。
わしもほんとやったら三浦君と縁切って別れてるはず。
(三浦さん)メールは返したでちゃんとメールの件は。
この日の朝ふだんは仲のいい三浦さんと久野さんたちの間で口論が始まりました
(久野さん)ええかげんにしぃや。
気付いたんやったらはよ入れろ。
(三浦さん)気付いたんが遅かったんや。
(久野さん)三人で行ってもうこの子抜く。
(三浦さん)なんで俺…ひどいぞ。
なんで?
見かねた専務さんが仲裁にやってきました
(寺下さん)カラオケ何?
(寺下さん)カラオケは関係ないやん。
帰るとき誰とでも一緒に帰ったらええやん。
(久野さん)三浦君も参加してほしかったっていう気持ちをね言うてくれてんの。
(寺下さん)自由やからかまへんがな。
そやろ?
(三浦さん)みんなで話しとって…。
(久野さん)かわもっちゃんの話によると参加してほしかったっていう自分の気持ちを伝えてるわけ。
(寺下さん)「また今度行こな」って言うたらええやん。
(三浦さん)今度は行くよバーベキューとか。
カラオケやったら行くよ。
(寺下さん)分かった?仲ようせなあかんで。
(次田さん)はい皆さんおはようございます。
(一同)おはようございます。
きょうはえ〜っと8日になってますんで10日が…本来やったら10日が給料日ですけれども10日は日曜日ですからきょうが給料日になります。
はい横山君。
はいお疲れさん。
「アドバンス西宮」で現場作業に当たる人たちの時給は障がい者も高齢者も全員同じ額の800円です
(次田さん)はい河原さん。
お疲れさん。
龍竹君。
お疲れさん。
1日6時間勤務で月に20日働けば給料は月額9万6000円
作業所と呼ばれる福祉施設ではたらく障がい者の平均工賃が月額1万円余りなのと比べると大きな違いです
これに国から支給される障がい者年金を合わせると経済的に自立していく可能性が生まれます
(スタッフ)お給料出たらどうするんですか?
(龍竹さん)どうする…。
(スタッフ)えっ?すぐ…何?銀行行くんですか?銀行は行かない。
銀行は行くけど。
(スタッフ)誰に渡すんですか?お母さんに。
(スタッフ)あっお母さんに渡すの。
(次田さん)ガバッと持ってガバッと。
引っこ抜け!はははっ!よっしゃよっしゃよっしゃ。
たまねぎの収穫時期仕事を終えた従業員さんたちは畑にやってきました
(次田さん)この農園は従業員が働いた余暇の過ごし方いうことで借りてる農園なんです。
一生懸命働いたあとの…しんどいことばっかりじゃなくてやっぱり楽しみっていうのがないとがんばれないというところもあり逆にそういう楽しみがあるからまたがんばれるというようなところがあると思いますんで。
・はいチーズ。
・オッケー!いらんこと言わんでええねん。
・はい手ぇ洗うぞ。
お父さんが1986年に創設した会社の運営を14年前から任されているのが理事長の寺下篤史さんです
もともとが高齢者の方で第一線を退職されたあとに第二の人生でまあなんとか仕事もしたいしもっと体も動かしたいしという方々がまずはメインだったんですけれど体力的な課題があったんですね。
で知的障がいをお持ちの方はやっぱり理論とか理屈であるとかどのようなものをこういうふうにしたらというふうな部分がやっぱり難しいっていうとこはあるんですけれども体力的にはまだまだ十分にというふうな方がたくさんいらっしゃったと。
障がいを持った方に対するそういう法律の整備なども進んできてますのでこれからどんどん障がいを持った方が社会にもっともっと出てくると。
障がいを持った方でもこういうふうな環境こういうふうなことをすればこうはたらくことができるその可能性があるということが知られていないっていうことが大きな一つの課題ではないかなと。
草刈りの現場では周囲に小石などが飛ばないようこうしてネットを立てて防ぐのも大事な仕事です
小さな体でネットを支えているのは茂木亮磨さん
ダウン症で重度の障がいがあります
今年の4月に入社
正式雇用を目指しただいま訓練中です
皆もう向こう行こう。
向こう行こう。
行こう。
主任の竹本さんは以前は市役所の運転手をしていました
茂木さんに指示を出し仕事の基礎を教えています
少しずつできるようにできるようにやっていってるね。
やっぱりでけへんかったらよそへ変わるときってあるじゃん。
そんなときに困るからできるようにできるようにちょっとずつ教えてるねわしも。
(竹本さん)パンか?きょう。
パン見せたれや。
パン見せたれや。
竹本さんは障がいのある人たちに対して自分の子供のように接し積極的にコミュニケーションを取っています
(スタッフ)茂木君どうもお疲れさまです。
はい。
(スタッフ)きょうはどうですか?楽しいです。
(スタッフ)えっなんです?
(スタッフ)楽しいですか。
何が…どんなとこが楽しいですか?
(スタッフ)ネット。
うまく持ててますか?はい。
(スタッフ)風がきょうちょっと強かったですね。
大丈夫でした?はい。
(スタッフ)大丈夫でした?はい。
(スタッフ)ネット飛んじゃわなかったですか?いや
(スタッフ)しっかり持ててました?はい。
(スタッフ)はい分かりました。
ありがとうね。
(スタッフ)チームでやることでちょっとずつ慣れて…。
慣れていってるね今。
今…茂木いう子おるでしょ?
(スタッフ)はいはいはい。
あの子なんか今わしに懐いてるもんね。
後ろからベルベしたりねぇ。
ほんまに…。
頭こんなんしてボ〜ンぶつけるし。
やってるけどねそれはそれでええかな思うてるしね。
それでこうなっていったら仕事もするようになってるしね。
それをわあ〜ってやったらやっぱせぇへんなるん違う。
・カチューシャしてる君に・カチューシャしてる君に・僕は長い恋愛中・長い恋愛中・同じクラス出会った日から・きれいになった今日までずっと…・季節何度ピピピッピピピッ…
(アラーム音)ピピピッピピピピピッ…
(茂木さん)いってきます。
・いってらっしゃい。
茂木さんは去年特別支援学校にいたときに「アドバンス西宮」に体験入所しました
そしてここの仕事が自分に向いていると思い入社を決めました
「1人で通勤できること」が入社の条件でしたが何回か練習して問題なく通勤できるようになりました
(竹本さん)言わなあかんで。
ふふふっ。
はよおいで。
がんばれやがんばれや。
ほら行け。
おっおはよう。
それから数か月がたち職場の高齢者の人たちからもこうしてかわいがられています
うわっ!
(スタッフ)ふふっごめんごめん。
いってきます。
お母さんは?・お母さんあとで行く。
週5日働いたあとの土・日
龍竹さんは家でテレビを見たりしてゆっくりしてから必ず買い物に出かけます
自分で必要だと思うものを必要だと思う分量だけ買い物します
(スタッフ)龍竹君きょう晩ご飯何するんですか?
(スタッフ)ああそうなんですか。
なんかさがしてます?
龍竹さんが買ってきた食材に合わせてお母さんが献立を考え料理します
龍竹さんは2歳で自閉症と診断されました
小・中学校は一般の学校の障がい児学級に入り高校から特別支援学校に通いました
もうとにかくよく動いてよく…多動児で偏食家でもう自閉症の傾向的に…聞いた部分がほぼ当てはまる子でしたね。
もう自分が気に入ったのがいいからいきなりばぁ〜っと飛び出したりするからね。
「あら?今ここにおる」と思ったら急に何かを見てそこに走りだすし信号も赤であろうとおかまいなし。
追っかけ回してるだけで何してたか分からないぐらい。
今考えてもただ走ってただけやなっていう感じ。
特別支援学校を出たあと龍竹さんは大手運送会社に就職しました
しかし他人のペースに合わせることができず退職せざるをえませんでした
そしてハローワークを通じて「アドバンス西宮」にたどりつきました
(スタッフ)「アドバンス」で働かれてねお母さんから見て何がどういうふうに秀二さん変わられました?きょうでも…急に言われても前だったら絶対だめだったんですよ。
でもきょうでも行こうって言ってこうして来れるようになったからやっぱりそこが違うし前だったらちょっとすぐ…怒りっぽかった。
何が怒りっぽいん?ほんで「なんでそんなこと急に」とかいう感じで絶対自分のあれ通しよったけど最近はちょっとぐらいの融通だったら利くようになりましたね。
だいぶ利くようになったんじゃないかしら。
(スタッフ)支援センター知ってる?なんの?
(スタッフ)なんのやろう?西宮障がい者?障がい者が多いってこと?ここは。
(スタッフ)障がい者多いですね。
普通の会社障がい者こんな多くないでしょ「イオン」とか行ったら。
何人?2人とか?
(スタッフ)だいたいそうやね。
なんでそんなもん分かるんです?何人か雇わなあかんって決まってるから?
(スタッフ)そうそうそう。
障がい者を?
(スタッフ)そうそう。
法定雇用率?
(スタッフ)そうそう。
詳しいですね。
「ダイエー」でも何%って決まってる?
(スタッフ)決まってる。
いつから決まったの?昔から?
(スタッフ)そう法律で決まってる。
随分昔から?
(スタッフ)随分昔から。
障がい者の方そんな多くないってこと?もともとが。
(スタッフ)どうかな?まああの〜健常者の方が障がい者より数は多いよね。
障がい者ってみんな生まれつき?
(スタッフ)どうでしょう?交通事故なんかで身体障がいになる場合もあるしまあ生まれつきの人もいるし。
身体で?
(スタッフ)身体もいるよね生まれつきの人。
(河本さん)行ったよ〜。
ボール落とすからやめてな。
・ははははっ。
(スタッフ)いつもこの四人で?
(久野さん)そうです。
このようにお話ししたり遊んだりして気分をリラックスしているのです。
(三浦さん)そうですよ。
(スタッフ)みんなじゃあこの四人はそれぞれ気が合うわけ?
(久野さん)そうですね。
(小梯さん)仲ええですよ。
(久野さん)例えば土曜日のお休みの日「どこで集おうかな?カラオケ行く?それともぼくの家に来る?」とかいうふうに計画を立ててこの間は小林のだんじりを…四人別々に来るという形になりました。
(久野さん)やっぱりこの三浦君は明るくて楽しいんだけどお話を最後まで聞いてほしいねっていう大きなプロセスを抱えてます。
(スタッフ)はあ〜。
(久野さん)小梯君も同じような関係で最後までお話を聞いてくれるとぼくも気持ちが和みますね。
(スタッフ)たまに最後まで聞いてくれない?
(久野さん)ときもあります。
でも大抵の場合はよく聞いてくれます。
(三浦さん)えっ小梯君?
(久野さん)二人も一緒。
だから最後までお話を聞いてくれるとこれからの楽しさが大きくなってくるから。
(三浦さん)そらそうやな。
かみ合っているようないないような
でも四人は確かな友情で結ばれています
カードみたいな…。
(三浦さん)カード。
ぼく…花博士がおんねん博士。
なんか博士おる?なんか…。
おらへん?小梯君のとこ。
「アドバンス」とは特定非営利活動法人株式会社一般社団法人3つを合わせた「アドバンス」グループの総称です。
総従業員数としましたら115名。
うち74名の方がなんらかの障がいを…。
この日障がい者の自立支援をテーマに「アドバンス西宮」主催のシンポジウムが行われました
厚生労働省で障がい者の就労支援を担当している職員がパネリストとして招かれ意見を述べました
厚生労働省で何を重点的にやってるかというと福祉施設からですね一般就労へ行く人を増やしていこうっていうことが一つあります。
それからもう一つはたらく場を増やそうっていうことで「アドバンス西宮」さんのようにこういった福祉的な作業の場を増やしていくということこの2つが大きなテーマとしてあります。
日本では今後ますます高齢化が進み労働人口が減っていく見込みです
そんななか国は障がい者の就労支援のサービスを提供する事業所に報酬を支払ってこれを奨励しています
働ける障がい者働ける高齢者が一緒に仕事をする
「アドバンス西宮」のような取り組みは国からも注目されているのです
(スタッフ)この職場での働きがいやりがい…。
もう働きがい十分あります。
私らの同年代でももう仕事を辞めてね家でずっとおられる方もいはるしわしらもこうやって働けるということはほんまうれしいことだと思いますよね。
ここに…会社に入った理由はやっぱり障がい者の子と一緒に働きたいなという気持ちがあったんでね。
なんらか手助けができたらええかなという気持ちで入ったんで。
今でもその気持ちは変わりませんね。
おっ滑るぞ。
ほれおいで。
上へ上がってこい。
そこよう滑るから危ない。
こっち来いこっち来いこっち来いこっち来い危ない。
そこよう滑るから。
この辺におっとけこの辺に。
こけたら危ないからな。
どんなんかいうのが今までやったらやっぱり分からんやんかこんな接したことないからね。
それやから面白いかなぁ思うて行ったけどやっぱ面白いよね。
違う世界よね。
(スタッフ)ああ〜。
何がいちばんこう驚きというか違う…。
欲がないいうんかな。
普通欲あるやん人間ってね。
それが欲がないいうことでやっぱ違うかなぁ。
(スタッフ)自分の方にも何か返ってくるもんがありましたか?
(スタッフ)怒らなく?うんあんまりね。
まあもともと怒らない人間やったけどねでもやっぱり昔はイライライライラしとった。
でもそのイライラがしなくなったよね接してたらね。
(竹本さん)よしじゃあ皆行くぞ〜。
皆行くぞ〜!皆来いよ。
触るなこそばい。
「アドバンス西宮」の新入社員の茂木さん
休日にお父さんと一緒にキャンプに出かけるのが楽しみの一つです
中留めてほんならいつものように。
・かんぱ〜い。
(圭史さん)かんぱ〜い!
この日もお父さんの職場の同僚一家とキャンプ場にやってきました
(圭史さん)かんぱ〜いかんぱ〜いかんぱ〜い。
キャンプでの体験を通して少しでも自分のことは自分でできるようになってほしいとお父さんは考えています
どうも。
あっこれおいしいやん。
(圭史さん)熱っ!
(茂木さん)ほれほれほれほれ!オッケーオッケー。
(スタッフ)やっぱり何事にもぐっと集中するというのが…。
やっぱりこう…。
余裕がないんですけども…。
(スタッフ)いい意味で言うと一生懸命。
そうですね。
いいとこにね生かせればいいんですけどね。
俺の必殺技ファイナルフラ〜ッシュ!
(圭史さん)おお〜すごいすごい。
火つくもんだねぇ。
私たちも老いてくると先に絶対死んでいくのかなというのがあるんでそのへん一人でなんらかの暮らしができるようなそういうことを身に付けてもらいたいなと思うんですけども。
ですからまあちょっと我々もそういうふうにしむけていかないといけないんでしょうけどもそういった一人で…まあそれはその〜環境っていうんですかねそういう制度があるのかどうかも含めてなんですけども一人で暮らしてまあ最後まで楽しく暮らしていけるんならいいなとは思ってます。
パンパンパンパン…
(手拍子)
(「河内おとこ節」)・いくよ〜はい。
右右。
「アドバンス西宮」では毎年秋に古くから地元に伝わるシャコ踊りという踊りを披露する行事が開かれます
雨で仕事がなくなった日に練習します
・右右。
・左左。
もともとは西宮周辺の漁師たちの踊りで海のシャコをまねた動きが特徴です
・左左チョン。
・下がって下がって下がって…。
パンパン
(竹本さん)龍ちゃん踊ろう踊ろう。
でドン。
でバックバックバックでドンドン。
はい前2回。
左2回。
ほんでチョン。
三浦さんは仕事帰りによくここに立ち寄ります
椅子に座って電界を浴び血行をよくする治療器なんだそうです
(スタッフ)気分どうやった?治りました。
治りました。
(スタッフ)何が治ったん?リラックスできました。
(スタッフ)分かりました。
よかったね。
はい。
「アドバンス西宮」で働いて6年半
三浦さんは最初の頃グループで行う作業になじめず気持ちが不安定になることがありました
ようキレたことはあったんで。
一回ケンカ…何回か。
それも…今はそれもなくしていって落ち着いてがんばっていきたいなと思いますキレずに。
自分のことできて自立していかなあかんなと思います。
洗い物とかやるんですけど机拭いたり掃除機も掛けたり。
なんでもできて洗濯もできなんでも…洗い物もできそこから自立した…上達に至ってるなと思うんです。
(スタッフ)そういうことをがんばっていこうと思ってるわけね。
はい。
(スタッフ)うん分かりました。
(スタッフ)あの群れの中でどれが三浦君ですかね?あの真っ白いやつあるでしょ?それ。
(スタッフ)なんで?真っ白の方がやっぱり特徴あるじゃないっすか。
真っ黒やったら普通におるじゃないっすか。
ハトでもなんでも真っ黒よりかは真っ白の方がやっぱり特徴あるじゃないっすか。
普通真っ白選びますよね?テレビ局の人どっち選びます?この黒いやつと真っ白のやつ。
(スタッフ)白かなぁ。
やっぱし真っ白か。
(スタッフ)どの白って?あそこにおるでしょ真っ白の。
あんな感じ。
障がい者の従業員の一人小野田さんがこの会社を卒業して大手の製薬会社に就職することが決まりました
契約社員として社内清掃の仕事に就きます
(次田さん)皆さんね一般就職目指してはる方たくさんいますけれども後に続いてですねゆっくり自分のペースで進めてもらいたいと思います。
皆さんにですね最後にお別れの言葉を。
(拍手)
(小野田さん)4年半ほんとにありがとうございました。
「シオノギ」行ってもがんばるんで皆さんもがんばってください。
ありがとうございました。
(拍手)
「アドバンス西宮」で必要な支援を受けながら仕事のスキルを身に付け小野田さんのように一般企業に就職するケースはここ5年間で5人
従業員さんたちの一つの目標にもなっています
いいと思った。
がんばらなあかんな思って見習って。
4年半の間だいぶ伸びやったってこと。
だいぶ差が出てしもてるってこと。
だってあそこまでなったってことは差がだいぶでかいで。
おんなじ障がい者でもだいぶ差が開く子と開かん子がおるやん。
だいぶ差が開いてしもてたやん。
やっぱその差だいぶおっきいから必死でがんばっていきたいと思う。
(スタッフ)うん。
三浦君も一般就職目指す?
(三浦さん)うん。
でも同じ障がい者でもみんな障がい…手帳あるけど差が出てしまう人も結構何人かおるもん。
大きな差が開いてしもてる子と。
(スタッフ)うんうん。
じゃああんまり差が開かないように三浦君もがんばる?
(三浦さん)はい。
また。
前に働いていた会社を辞めて「アドバンス西宮」にやってきた龍竹さん
今やっと落ち着いた生活をしていますが将来への不安は常にあります
(スタッフ)一般企業にチャレンジするという…。
一般企業はちょっと難しいんじゃないかなと。
そこのトライがねなかなか難しい。
勇気が出ないね。
自立してほしいとは思いますけどう〜んここまで伸びると思うてないのが結構伸びたんでこれから先そこまで要求できるかしら思うて。
そしてこっちの方が今度そこまでファイトがいかなくなってきて年の加減…年とともに。
やっぱり20代30代のときは必死だったからいろんなこと教えることにも…。
教えるっていうのは結構忍耐いりますよ。
(スタッフ)お母さんにはどんなことを感謝してますか?ありがとうございますって。
(スタッフ)それはどんなことをありがとうございますと思ってるんですか?ふふふっ。
それが言われへんねんね。
はい。
ありがとうとか…。
ありがとうって思ってるだけやんね。
思ってるだけです。
はははっ思ってるねんね。
(次田さん)どうぞ入ってきて。

(小椋さん)はい。
(次田さん)はいお疲れさ〜ん。
この日の仕事終わり茂木さんは同僚の小椋さんと共に会社から呼び出しを受けました
入社から半年働きぶりが認められ正式な雇用契約を結ぶことになったのです
「アドバンス」に来だしてきょうで半年たちました。
で二人とも…まず小椋君。
(小椋さん)はい。
小椋君は毎日夏の暑い日もこつこつこつこつマイペースにきちんと仕事をすることができました。
一日も休むことなかったやんね。
はい。
(次田さん)ほんとよくがんばりました。
ほんで茂木君。
茂木君は最初の頃は仕事中…特にお昼やな。
お昼お弁当食べてからよく居眠ったりとかしてしまったときあったけども今は全然寝てないやんな?はい。
(次田さん)ほんで主任さんもすごくよくがんばってるよっていうの最近よく褒めてはる。
これからみんなは労働者としていうたら雇用契約っていうのを結ぶことになります。
最低賃金が保障される雇用契約を結べばこれまでの訓練期間に比べ給料の額も随分と変わってきます
(スタッフ)どうですか?
(スタッフ)お給料も増えるって言ってましたね。
はい。
(スタッフ)どうしましょう?使い道は。
(スタッフ)じゃあまた明日からがんばれそうですか?はい。
これまでね暑いなかでも一日も彼ら休んでないんですね。
毎日決まった時間に忘れ物もなく来続けるっていうのはなかなかできることじゃないんです。
それをなんなくねこなしてしかもまた楽しげにねクリアしていきはりましたんできちんとはたらくっていうことは理解されてると思ってるんです。
ただいまよりチャリティーKARAOKEを開始いたします。
皆さん本日はゆっくり楽しんでいってください。
よろしくお願いいたします。
(拍手)・忘れないわ
会社主催のカラオケ大会
高齢者障がい者それぞれの従業員さんたちが更に親交を深める機会です

(「世界に一つだけの花」)・花屋の店先に並んだ・いろんな花を見ていた
そして練習してきたシャコ踊りの本番です
じゃあいきましょう!
(「河内おとこ節」)・河内生まれの・風来坊は
決して洗練された動きではありませんが全員で結束の強さを示します
・あゝ…・売りもんや・サテモ皆様・おそまつながら・こゝが男の舞台なら
夏が過ぎ河川敷の草はようやく成長を止めました
それでも雑草が茂る場所はまだまだあります
刈って集めて運ぶ
障がい者と高齢者のいつもと変わらない作業風景が続きます
(スタッフ)どうして茂木君は働きたいんですか?
(スタッフ)おお〜。
どうしてがんばりたいのかな?
障がいがあってもなくてもそしていくつになっても自分の力で生きていく
「アドバンス西宮」の人たちははたらくことのしあわせを感じながら新しい可能性を切り開いています
2015/11/30(月) 00:50〜01:50
MBS毎日放送
映像’15「はたらくしあわせ〜障がい者と高齢者・協働の現場から」[字]

障がい者と高齢者が一緒に働き、成果をあげている西宮市の会社の取り組みに密着する。「はたらくこと」の「しあわせ」を考えるーーひとりひとりが本当に輝ける働き方を模索

詳細情報
番組内容
一般に「仕事が出来ないのではないか」と思われがちな障がい者。だが、それぞれがそれぞれのペースで仕事をすることは可能だし、適切な指示があれば十分仕事をこなすことが出来る。しかし、作業所に勤める多くの障がい者は最低賃金である時給798円(厚生労働省平成27年10月全国加重平均)の10分の1以下の工賃で働いている。これでは自立もままならないのが現状だ。
番組内容2
兵庫県西宮市にある「アドバンス西宮」は、「障がい者と高齢者が一緒に働く」というビジネスモデルで成果をあげている日本でも例をみない会社だ。昨年7月に「ちちんぷいぷい」の石田ジャーナルで紹介され、大きな反響を呼んだ。彼らの日常の様子から、今後労働人口が減っていく日本社会の中で、障がい者がともに“働く”ことを考える。
 
出演者
【ナレーター】
佐藤慎亮
 
おことわり
番組の内容と放送時間は、変更になる場合があります。

ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 – ドキュメンタリー全般
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
福祉 – 文字(字幕)

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