非モテ人間が考えた「美人が多い会社」を作るための5つのメソッド
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こんにちは、LIGブログ編集長・ナッツです。
昨今のWeb業界は多数のメディアが誕生し、日々無数のコンテンツが生み出されています。この状況を、「ネットの有識者」や「ご意見番」と呼ばれる方はどう見ているのか? そしてLIGブログをどう思っているのか? お伺いしてみたいと思います。
題して
「LIGブログにダメ出ししてください」
初回のゲストは、月間約300万PVのブログ「Hagex-day.info」を運営し、はてなブログを中心に活躍するネットウォッチャー ・Hagexさんに来ていただきました。
※ご本人の希望により、顔に処理を施しております。
ー Hagexさん、本日はよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。私はLIGが大好きなので、今回LIGのダメなところをスライドにしてきました。徹底的にプレゼンさせてください。
| 人物紹介:Hagex ネットで起こる揉めごとを長年培った勘と目で追いかけるウォッチャー 。その選別眼を生かした2ちゃんねるまとめや日々の雑感を記した「Hagex-day.info」は、月間約300万PVと多くの注目が集まる。今回はお願いしたら、ノーギャラで来てくれた。 著書に『ネット釣り師が人々をとりこにする手口はこんなに凄い』(アスキー新書)がある。 |
ー LIGブログいつもご覧いただいているそうですね。いつぐらいから見ているんですか?
2012年9月くらい、社長が砂浜に埋められたエントリの頃ですね。それからほぼ毎日見ているのですが、ここのところ正直つまらなくなったと感じていました。何度もその想いを日記に書いては消していたので、今回のオファーは渡りに船でした。
ー ぶっちゃけてお聞きしたいのですが、LIGブログのどの辺がつまらないですか?
実用的な記事は今も面白いです。でも、それ以外は勢いがなくてつまらないなと思います。特に2014年に外部サイト運用に手を出し始めたあたりから、そんな傾向があるなと感じています。
ー 具体的に教えていただいてもよろしいですか?
立ち上げ初期の頃は「会社の名前をあげよう」「面白い人がいるのを伝えたい」そういう姿勢や熱意が明確でしたが、今はそれがあまり感じられません。
例えるなら、質の悪い幕の内弁当になっている印象です。LIGブログという箱の中に美味しいオカズと不味いオカズがあって、現在は少しずつ不味いオカズが増えてきている。弁当はバカ売れしている(PVは伸びている)が、魅力は徐々に落ちていると思うのです。
ー おっしゃる通り、特にここ最近は進むべき方向性を模索しておりました。
これは、ブログを形づくる「記事の企画コンセプトそのもの」が曖昧になっているんじゃないかと思っています。
なんとなく企画して、なんとなく面白そうなものを、なんとなくアップする流れになってるのではないですか? 最初にゴールを決めて企画会議をやると、結果として記事が締まることが多いです。良ければ試してみてください。
「面白いものを作ろう」と頑張っている熱意が伝わるのでLIGブログは好きです。ただ、記事がスベっていることもあって読んでいてツラい。それが最近増えています。
どこがダメか細かく指摘してしまうのは、もはや「死体蹴り」みたいなものなので、私も気持ちよくないのですが、愛するLIGのために一読者の見解として問題点をまとめました。
非モテ人間が考えた「美人が多い会社」を作るための5つのメソッド
昨日、妻と。- 第1話 -
せっかくの素材でも構成が下手、オチが弱い、作りが雑という傾向が見られます。
婚活パーティーに53回挑戦した人がいるというので、大分県まで会いに行ってきた話。
炎上マーケティングばかりしているから、イケダハヤトの家を燃やしに行った話
※Hagexさんのスライドより引用。
炎上しそうな記事は中途半端にやると燃えますが、やりきってしまえばネタだと分かります。その、力加減が大事なんです。
バックパッカーの聖地、タイの「カオサン通り」でみつけた47の魅力
・画像のExif情報が消されていない箇所がある
【渋谷】仕事が嫌になったので、ハロウィンで仮装している人の「職業」を聞いてみた
・社長の「パワハラ系記事」の見え方が気になる
部下の部屋を200万円かけて超オシャレに改造したら、とても喜んでくれました。
・女性ライター / エディターのキャッキャ記事
谷中で猫を探してみました。(ゴールデンウィーク特別企画)
ー LIGブログは今後どう改善すべきでしょうか。
LIGブログを読んでいて感じるのは、視線が「読者」より「社内」に向いているように見えること。
こんな、イメージでしょうか。そんな負のスパイラルを断ち切るには、
こういった地道な作業を、着実に積み重ねれば数字は自ずと着いてくると思います。超偉そうにすみません!
ー 良質なコンテンツってどんなものだと思いますか?
私のブログにも書いているのですが
この片方、もしくは両方あるコンテンツが良質なコンテンツです。 “ノウハウになるモノ” はもちろんですが、笑える・頭にくる・感動するというような何かしら “読者の心を揺さぶるモノ” が良いコンテンツです。
ー LIGのようなメディアは今後どういった情報を発信していくべきでしょうか。
LIGブログだけではなく、一ユーザとしてメディアにはおのおのコンセプトをしっかり持って欲しいですね。
PVばかりを追うのではなく「自分たちが言いたいことを伝えていく」という強い気持ちを持つこと、そしてプライドを持つことがベスト。それさえあれば、たとえ炎上してもブレないはずなんです。
ー 今のコンテンツマーケティングブームについてどう思いますか?
「コンテンツマーケティング」という単語はよく聞きますが、実際どれぐらいの人が読んでいるのか……実感としてわかりません。
Gunosyとかで配信された情報を受け取るだけ、という人も多いと思うんです。ライトユーザーに情報提供ができて、受け取る方も満足していれば良いのではないでしょうか。
一方で、作り手としてはどうなのか?と思うところはあります。「◯◯の▲▲な3つの方法」みたいなありふれたTipsは、コツを掴めば誰でも簡単に書けてしまう。編集者や執筆スキルが高い人がそれをやるならいいですけど、最初からクオリティの低い記事しか書かないライターは本人のスキルも低いままですし、そのような書き手が増えれば連動して、日本のネットコンテンツレベルが低下してしまうのではないか? その懸念はありますね。
ー そう思うと現状の記事ってネタが均質化していて一斉に飽きられるんじゃないか、という不安はありますね。
私はそこまで悲観していません。テレビとかを見ていても分かるように、人って大概同じようなもので満足する傾向があります。
季節の話題や猫の動画とか、長年ウォッチしていても人気となるコンテンツは似ているんです。人間って同じことの繰り返しで安心する側面がある生き物なんでしょう。だから、ネタが均質化しても、多くの人は飽きもせず、文句も言わないと思います。個人的には納得できませんが。
ー 話は全く話が変わるのですが、「Hagex-day.info」ってPR記事とかやるんですか?
100万PVを超えたあたりで、PRの依頼がチラホラ来るようになりました。ただ、300万PVを超えたあたりから来なくなりました。「あいつに頼むと面倒だ」っていうのが発注者にバレたのかもしれません(笑)
だから、PR記事については知人絡みでちょっとやったくらいですね。本質的に私のブログは「依頼があるから宣伝する」という行為と相性が悪いのだと思います。
ー これは上手い!と思ったPRはありますか?
やはり「オモコロ」のPRは上手いですね。文句なく上手い。
もちろん「オモコロ」だって全体でみれば、オチてない記事とかもたくさんあります。ただ、彼らには強烈に突き抜けたコンテンツがあるから、メリハリがついてるんですね。良い意味で手を抜くところのバランスが分かっている。これって、めちゃくちゃ大事なマネジメントなんですよ。
ー 最後に、Hagexさんが思う「これから面白いコンテンツ」って何かありますか?
そうですね。私はずっとイケダハヤト氏をウォッチしているのですが、彼の周辺はこれから絶対面白くなると確信しています。なぜなら、 最近「弟子」を取り始めたから。だって、もともと組織に馴染めずフリーランスになった人なのに、人を集め出したら揉めごとが絶対起こるはずです。
その一方で、コンテンツを仕入れるために高知に移住したイケダ氏の「熱量」は確かだと思っています。
そんな熱いイケダ氏と違って、いわゆるWebのメディア・編集界隈は「仲良くしよう」という気持ちが最優先になってぬるま湯に浸かっているように感じます。切磋琢磨するという雰囲気が全然なくて、外野から見ていると全然魅力的じゃない。理由としては結局、みんな寂しいからコンテンツよりも人間関係を優先しているのでは?と思っています。ぬるま湯系の人は生徒会長的なマジメコンテンツをメインで生み出すのも不満ですね。
人間って白い部分だけじゃなく、黒い部分が絶対あるじゃないですか。優等生的なコンテンツではなく、生々しい人間を見たい。otsuneさんが言うところの「人間の本気」がドンドン世に出てほしいですね。
今回のインタビューを通して、何よりも強く感じたのは「HagexさんはLIGを愛してくれている」ということ。でなければ、ここまで記事を読み込んだり、わざわざスライドをつくってプレゼンしようとか思えないはずです。
正直言って厳しい言葉もありましたし、公開すべきか迷う内容もたくさんありました。ただ僕らが、今後プライドを持って何かを作っていくという「本気度」を示すため、あえて今回は包み隠さず公開した次第です。
これからは一層本気でクリエイティブを追求し、Hagexさんをはじめ諸先輩方を驚かすようなものを作っていきたいと思います。
最後に。本インタビュー ではHagexさんの “愛に溢れる” プレゼン資料に基づき、たくさんのご意見をいただきました。許可をいただきましたので、以下でシェアさせていただきます。
Hagexさん、本当にありがとうございました!
(第2回に続く)
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