トップページ国際ニュース一覧米中 サイバーセキュリティー問題で初会合
ニュース詳細

米中 サイバーセキュリティー問題で初会合
12月2日 11時24分

アメリカと中国がサイバーセキュリティーの問題について話し合うハイレベル対話が初めて開かれ、中国の国営メディアは、サイバー犯罪を取り締まるうえでのガイドラインや、当局間のホットラインの設置などで合意したと伝えました。
アメリカと中国の間のサイバーセキュリティー問題を巡っては、ことし9月にオバマ大統領が習近平国家主席と行った首脳会談で最大の焦点の1つとなり、この問題を話し合うハイレベルの対話を行うことで合意しました。
これを受けて、初めての会合が1日、ワシントンのアメリカ司法省で開かれ、アメリカ側はジョンソン国土安全保障長官やリンチ司法長官が、中国側はサイバー犯罪の取締りに当たる公安相を兼ねている郭国務委員が、それぞれ出席しました。
中国国営の新華社通信によりますと、今回の対話で双方は、サイバー犯罪を取り締まるうえでのガイドラインを取りまとめたほか、当局間のホットラインの設置を決めるなどの成果があったということです。
この問題については、アメリカの司法当局が去年、中国人民解放軍の将校をハッキングの罪で起訴して以降、同様の犯罪行為は減っているという見方をアメリカの一部メディアが伝えていますが、アメリカ政府は、先の米中首脳会談で一致したとおり、ハッキングで企業秘密などの知的財産を盗む行為を行わないよう、今後もハイレベル対話を通じて中国側に促していく方針です。

関連ニュース

k10010326681000.html

関連ニュース[自動検索]

このページの先頭へ