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 韓国国会は11月30日、大手芸能事務所などが特定の芸能人のテレビ出演を妨害するのを防ぐ放送法改正案を可決した。韓国では男性3人組の人気グループ「JYJ」が、かつての所属事務所との対立で番組出演できなくなったとして問題になっていた。

 改正法は、放送局が第三者の要請で正当な理由もないのに特定の人の出演を中止するといった行為を禁じる。JYJは人気グループ「東方神起」から脱退して結成された。しかし、東方神起時代の所属事務所との対立で、芸能活動を妨害されたとして法廷闘争も起こっていた。

 改正案は野党議員が提案し、「JYJ法」とも呼ばれた。可決後、この野党議員は「正当な活動が侵害されたJYJをはじめとする芸能人の権利はもちろん、視聴者の権利も保障される」と意義を説明した。(ソウル=東岡徹)