【G大阪】明神今季限りで退団濃厚「やっぱり現役でプレーしたい」

2015年12月2日6時0分  スポーツ報知
  • ガンバ大阪の明神智和

 G大阪の元日本代表MF明神智和(37)が、今季限りで退団濃厚となったことが1日、分かった。クラブはすでに、来季は選手契約を結ばないことを通達。一方で10年間の貢献と、高いプロ意識でチームを引っ張ってきた人柄を評価し、スタッフとして残留を要請した。

 明神は現役にこだわる意思が強く、この日クラブに対して現役続行の道を探ると返答。「クラブには感謝の気持ちしかない。それでもやっぱり現役としてプレーしたい気持ちが強い」と明かした。

 2006年にG大阪に加入後、中盤でみせる抜群のボール奪取能力を武器に、08年ACL優勝など数多くのタイトル獲得に貢献。今季は若手の台頭もあり、リーグ戦10試合出場にとどまった。2日の広島戦もベンチ外が濃厚だが、出場機会の中で役割を果たしてきた姿に、長谷川監督も「どんな状況でも、出たときにしっかりプレーしてくれる。クラブの財産」と信頼を寄せていた。かつて日本代表のトルシエ監督から「8人の明神と3人の天才がいればチームは強くなる」と評され、献身的なプレーでチームを支えた鉄人ボランチ。残りの選手生活で魂を燃やしつくす場所を探す。

 ◆明神 智和(みょうじん・ともかず)1978年1月24日、兵庫・神戸市出身。37歳。96年に柏でプロ生活をスタート。日本代表と五輪監督を兼務していたフィリップ・トルシエ監督の重用を受け、2000年シドニー五輪、02年日韓W杯に出場。06年にG大阪に移籍し、ここまで08年ACL、14年3冠など数多くのタイトル獲得に貢献。J1通算482試合出場は歴代7位。日本代表では26試合3得点。173センチ、70キロ。

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