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逮捕の妻 1か月前にも別の植物の毒混入か
12月2日 2時02分

宇都宮市で別居中の夫の家にあった焼酎に毒物を入れて殺害しようとしたとして33歳の妻が殺人未遂の疑いで逮捕された事件で、1か月前にも夫の家の焼酎から植物のキョウチクトウに含まれる毒の成分が検出されていたことが警察への取材で分かりました。
ことし10月、別居していた34歳の夫の宇都宮市の自宅で、台所にあった焼酎に植物の「トウゴマ」から抽出された猛毒の「リシン」を入れて夫を殺害しようとしたとして、元自衛官の鹿毛陽子容疑者(33)が殺人未遂の疑いで逮捕されました。調べに対して「殺すつもりはなく、嫌がらせのつもりだった」と殺意について否認しているということです。
夫はことし8月、焼酎を飲んだあとに体調を崩していて、9月中旬に警察が通報を受けて夫の家の焼酎を調べたところ、植物のキョウチクトウに含まれる毒の成分が検出されたことが警察への取材で分かりました。キョウチクトウの葉や茎などには強い毒性があるということです。
警察はこの1か月後に鹿毛容疑者が夫の自宅に入って行くのを確認し、焼酎からリシンが検出されたことから逮捕したということです。鹿毛容疑者と夫の間には以前からトラブルがあったということで、警察は動機などを調べています。

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