大学の生協で本が15%引きだったので1万円以上を本に費やした。
しかし、英語の課題や、グループワークで処理をしないといけない課題、自分が通う底辺学部ならではの制作実習に忙しかったりとなかなか本を読む時間が取れないのが残念だ。
いや、実は本なんか読むのはすきじゃないのかもしれない。
お顔が良くて、セックスに困らなきゃ今頃はセックスしていたに違いない。
昨晩は、平和学の授業中に行われるテストの準備で追い詰められていた。
辺野古の基地問題について30分で2000字程度で論じるものだけれども、自分は徹夜で準備していた。
そのために1限の別の授業は寝過ごして、出席点を減らした。
そして、いざテストの時間だと思って平和学の授業に赴いたら、テストは次週であることと、少し自分が当てた軸と論題がぶれていることが発覚したのはなんともいえなかった。
テストが行われるという情報から、普段よりもずっと多くの人間が平和学の授業に押しかけていたが、平和学のテストが行われないということを講師が言った途端「帰ろうか」とかいう声があちらこちらから聞こえてくる。
自分の前に座った、講師の容姿を笑ったりした、顔のいいセックスに困らなそうな女たちは、講師の板書がある程度済んだ時点で教室から出て行った。
セックスに困らないお顔がいい女の子たちは、映像の世紀の東西冷戦のビデオなんか見たくないのだ。
すこし、腹が立ったが、よくよく考えてみたら自分もお顔が良くてセックスに困らなくてみんなからチヤホヤしてくれたら、東西冷戦も辺野古の新基地建設計画も集団的自衛権もなにもどうでもいいのだ。
映像の世紀を見たあと、グループワークの資料作成のためにiPadで写真を撮ったが、間違ってインカメラを起動した。
顔の皮膚は赤みを帯びて、酷く凹凸があり、脂汁が全体から湧いているし、膿の塊がある。そして、酷くくせ毛で、顔の形からパーツまで全く全てが見ていられなかったし、こんなやつと金を払わないでセックスをやる人間がいるとは思えない。
持病の薬の副作用やら、どうにもならないことが永遠と続いているが、こちらも精神優位性を持たなければいけないのだ。
だから、仕方なくあいつら馬鹿だなとか思いたいから仕方なく本を読んだり、一般教養の課題に比較的真面目に取り組んだりしているのだ。
こっちは別に勉強は嫌いだし、やっても出来ない。できていたら都内に実家があるのに、こんな北区のごみな大学にいるわけ無い。
本当にやっているということでなんとか気持ちを保とうとしているのだ。