トヨタは10月6日、開発中の自動運転実験車(Highway Teammate)のデモ走行を首都高で実施した結果を明らかにした。合流や車線維持、レーンチェンジ、分流を自動運転で実現したという。2020年ごろの実用化を目標に、研究開発を加速する。
車載システムが地図情報との照合により自車の位置を高い精度で把握するという。また、車両に搭載した複数のセンサーにより、周辺障害物や周辺車両の状況を認識し、目的地に応じたルート選択やレーン選択を実行。「認知・判断・操作」という自動運転の重要プロセスを高い次元で行い、人間が運転しているかのように自動で操作することを可能にしたという。
今後、自動運転の実現に向け、高度な認識・予測判断を行う「運転知能」(Driving Intelligence)、車車間・路車間通信を活用し、安全運転を支援する「つながる」(Connected Intelligence)、ドライバーの状態認識、ドライバーとクルマの運転の受け渡しなどを行う「人とクルマの協調」(Interactive Intelligence)──の3領域に注目していく。
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